岩手 北上市のピアノ教室「カンタービレ」 ♪音楽で心と生活に潤いを♪ 北上駅前です。 

お子様から一般の方まで。生徒さんの個性と目的にあわせて楽しくレッスン♪ピアノ教室と講師(&主婦)の音楽身辺ブログ。

辻井伸行&ビートたけし 耳が求めるもの

2011-08-05 | ピアニスト
BSプレミアム「たけしアート☆ビート」視ました。再放送だったよう。


「聴覚」の辻井さんに対し、「視覚」優先、映像世界のたけし。

どんな展開になるかと思ったけど、意外なセッションで楽しめました。


たけし、たぶんピアノかじったことありますね。

テキトーなメロディーと言いつつ、右手旋律に左手ドソミソの伴奏つけてました。


「ハワイアン風」「和風」といったリクエストに見事答え弾いてた辻井さん。

ゴーン、ゴーンとたけしのテキトーな低音に、辻井さんがキラキラメロディー即興でつけたり。


辻井さんの美しい音色大好きです。

北上市で生で聴けましたし。

辻井さんのモーツァルト、バッハ聴いてみたい。


ファンの方には申し訳ないのですが、本人のオリジナルピアノ作品、私にはちょっと物足りない。

形式もお決まり。和音も機能和声から脱線しません。


辻井さんはいつも難しいベートーヴェン・ショパン・リスト・チャイコフスキー・ラフマニノフいっぱい弾いてるから、

自分を表現するときは穏やかな安定した響きを楽しむのでしょう。

※ベートーヴェン・ショパン・リストの古典派、ロマン派でも後期作品は形式・和声逸脱しまくり(^_^;)です。

辻井さんのお茶目な即興と、たけしが書いた「ピアノを弾く辻井伸行の絵」…プレゼントしてました…が心に残った番組でした。


耳の習慣は変わるもの。

学生時代ドビュッシー・ラヴェル・スクリャービンあたりまでしか美しいと思わなかったのに、

だんだん「良い曲」と思うとメシアン(1908~1992 フランス)や、

シェーンベルク(1874~1951 オーストリア)、ストラヴィンスキー(1882~1971 ロシア)だったり。

ピアノ曲に限りません。オケや室内楽も。


家人の影響もありか?→現代音楽大好き。武満徹だけでCD棚一段という人。

とっても親しみ易いメロディーも書く武満。独特の響きは嫌いじゃない。

本腰入れた曲は緊張感があって厳しく、私のリラックスタイムには不向き。


アシュケナージは小さい頃からピアノ曲より、オケの曲ばかり聴いてたそうです。

いろんな響きを聴くこと、表現にとても役立ちます。


ピアノを習ってる方、NHKFM流してるだけで相当いろんなクラシックの曲が聴けます。

自分が弾く曲・楽器ばかりでなく、色々な響きに親しんでいただけたらと思います。


写真、盛夏でも頑張るバラ、ロビンフッドです。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。