気づけば音楽優先

ピアノ初めてずっと、大人になって授業伴奏以外練習出来ない期間もあったけど、音楽と完全に離れた生活はなかったと今気づく。

中学の時は吹奏楽優先。風邪でも午後から出校して部活に出る。（よい子は真似しないでね）

高校の時のピアノの先生は「発表会前は家ではご飯食べる・お風呂・寝る以外は練習しなさい」と言っていた。

実行したかは忘れました。

大学での先生はピアノを習得してもいない私が他教科やら、吹奏楽にうつつを抜かすことを怒ってらっしゃいました。

すみません。


私立音大は経済的に絶対ダメと念を押されて教育学部音楽科へ。

音楽に全く関係ない仕事もやったことがない。（塾アルバイトは別…）


余裕なくともコンサート代・楽譜・レッスン代を惜しいと思ったことはなかった。

初めて定額給料もらえた年の海外旅行先。ウィーン・パリ。国立歌劇場とオペラ座だけは行きました。

使い捨てカメラしか持ってなかったけど。


かなり緩い方針のピアノ教室ではありますが、ずっと音楽優先で暮らしてきました。

時々生徒さん、保護者の方にその価値観を押しつけてしまうことがあるかも知れません。


特に発表会。いつもは緩くともせめて直前１・２ヶ月くらい毎日練習に精出して下さい。m(_ _)m

そうやって誰もが成長するのを見てきたから。弾けると楽しくなります。


カンタービレでは現在コンクール・検定に積極参加してないので発表会が唯一の人前演奏の場。

全国のピアノ教室でそれぞれ発表会やってるのはそれなりに訳がある。

趣味で習う方もピアノ発表会は各国共通。TVのピアノレッスン番組も最後に必ず「発表しましょう」コーナーあります。

教師側からすれば、自前発表会しなければこんな楽なことはありません。


小学生の忙しい、テレビ見る時間削れますね？

ほとんどの子供生徒さん、１日３０分練習で間に合う短い曲。

３０分ってまっとうな先生からはあきれられる短い練習時間です


お習字・絵が張り出されたようにピアノも人に聴いてもらうと上手になる。

他の人がどのくらい弾けてるかも自分一人のレッスンじゃわからない。

美人さん、スタイルいい方、他人の目を意識してるから。

自分のチーム内でしか試合しないスポーツもあり得ない。


発表会はコンクールほどの厳しさはないけど、ちょっぴり頑張って拍手・お花もらうと成長します。

少し間違っても、真剣に演奏してる人を笑う人は絶対いません。

お客さんは演奏する人の集中度に注目してます。



頑張った人にはピアノ上達以外のご褒美も付いてくる。

物じゃなく、自分の心の中で育ちます。

人生で何回そういう経験を積めるか。

ピアノじゃなくてもそういう場はあるかもしれません。

大学の時、サッカー青年だった小学校課程の後輩がピアノの卒業演奏した時「俺、人生でこんなに頑張ったの初めて」

と感想をもらしたの覚えてます。ついた先生の要求度がすごく高かったのもあると思いますが。

地道に譜読み、曲想、暗譜の手順を踏み、本番は自分しか頼れない。

教師は手伝いは出来るけど本人の代わりに練習や発表はできません。

一人一人、ペースは違っても春より確実に成長しています。

来月、自信を持ってスポットライト浴びましょう

ひたすら練習あるのみ、お習字、絵と違うのはスケートと同じで一発本番。


ハンカチはウィーンで買ったシェニエール織り。現地で買うと日本の半額くらいだったと思います。

今の方が安いかも。


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