「この禁じられた愛に」池戸裕子・著 イラスト・桃山恵 ワンツーマガジン社アルルノベルズ
2007年6月10日初版 232ページ 857円+税
多分・・・初池戸作品だと思います。
ストーリーは・・・
戦後、利権争いを繰り広げ対立してきた三条と葵の二大企業。その次期頭首として、生まれ落ちた瞬間から競い合ってきた三条雅人と周防久仁彦は、8月の避暑地で偶然出会う。心臓の音が聞こえそうなほどの静けさの中、急速に距離を近づけていく二人。そしてついに越えてはならない一線を越えてしまう。見つめ合い、口づけを交わすだけで火照り歓喜に震える二人の体は、驚くほどの早さで熱く昂まり…。憎しみ合う運命の歯車が、いま動き始める というもの。
池戸先生といえば、BLやらラノベやらで125冊ほど本を出されている模様。
100冊以上・・・って、すごいですよね。
それだけ出されていても、なぜか読む機会がなかったのですが、友人からこの本をもらったので読んでみました。
タイトルからして「ロミオとジュリエット」っぽいですが、予想通りのお話でした。
対立する家に生まれた二人は、同じ名門校に通い、互いを意識しつつ、交流はありませんでした。
しかし、夏期休暇で訪れた別荘地で顔をあわせた二人は、お互いに好意を抱いていることに気づき、廃屋で密会。あまり間をおかずにセックスまで発展します。
家同士のことでは悩んでも、男同士で悩むことがないのが不思議。
主人公は三条(受け)ですが、攻めの葵から「好きだ」「会いたい」と押され、ひたすら「どうしよう」と悩んでいます。
葵の婚約騒動やら、三条に求愛する男やら現れるのですが、ひたすら三条は「どうしよう」と悩んでいるだけで、自ら動いて解決しようとはしません。
「どうしよう」と悩んでいるうちに、葵が動いて解決して終わり。
文章は読みやすいですし、話もわかりやすいのでするする読めるのですが、何も胸に迫ってくるものがないのです。
BLのベテラン作家さんの駄作によくありがちな、読めるけど面白くない・・・という典型のような作品だと思いました。
設定はドラマチックなのに、なぜ、ここまで盛り上がりらない話になってしまうのか・・・。
これが池戸先生の作品の中で駄作の部類に入るのか、それとも普通の作品なのか・・・どちらなのでしょうね。
2007年6月10日初版 232ページ 857円+税
多分・・・初池戸作品だと思います。
ストーリーは・・・
戦後、利権争いを繰り広げ対立してきた三条と葵の二大企業。その次期頭首として、生まれ落ちた瞬間から競い合ってきた三条雅人と周防久仁彦は、8月の避暑地で偶然出会う。心臓の音が聞こえそうなほどの静けさの中、急速に距離を近づけていく二人。そしてついに越えてはならない一線を越えてしまう。見つめ合い、口づけを交わすだけで火照り歓喜に震える二人の体は、驚くほどの早さで熱く昂まり…。憎しみ合う運命の歯車が、いま動き始める というもの。
池戸先生といえば、BLやらラノベやらで125冊ほど本を出されている模様。
100冊以上・・・って、すごいですよね。
それだけ出されていても、なぜか読む機会がなかったのですが、友人からこの本をもらったので読んでみました。
タイトルからして「ロミオとジュリエット」っぽいですが、予想通りのお話でした。
対立する家に生まれた二人は、同じ名門校に通い、互いを意識しつつ、交流はありませんでした。
しかし、夏期休暇で訪れた別荘地で顔をあわせた二人は、お互いに好意を抱いていることに気づき、廃屋で密会。あまり間をおかずにセックスまで発展します。
家同士のことでは悩んでも、男同士で悩むことがないのが不思議。
主人公は三条(受け)ですが、攻めの葵から「好きだ」「会いたい」と押され、ひたすら「どうしよう」と悩んでいます。
葵の婚約騒動やら、三条に求愛する男やら現れるのですが、ひたすら三条は「どうしよう」と悩んでいるだけで、自ら動いて解決しようとはしません。
「どうしよう」と悩んでいるうちに、葵が動いて解決して終わり。
文章は読みやすいですし、話もわかりやすいのでするする読めるのですが、何も胸に迫ってくるものがないのです。
BLのベテラン作家さんの駄作によくありがちな、読めるけど面白くない・・・という典型のような作品だと思いました。
設定はドラマチックなのに、なぜ、ここまで盛り上がりらない話になってしまうのか・・・。
これが池戸先生の作品の中で駄作の部類に入るのか、それとも普通の作品なのか・・・どちらなのでしょうね。