「Spring has come!」月村奎・著 イラスト・南野ましろ 徳間書店ディアプラス文庫
2001年2月25日初版(2004年8月15日第三版) 274ページ 560円+税
エロがなくてもちゃんと話が作れる見本のような作品ですね。
ストーリーは・・・高三にして一家の家事全般を請け負っている大輔は、家族のことを考えると東京へは行けないと地元の大学の推薦をもらったものの、もっと別の人生を選べたはずなのにという鬱屈を溜めていた。ところが駅前の商店街で小さな惣菜屋を営む耕平と出会ったことから…!?表題作のほか、耕平の店でバイトを始めた大輔のその後を描いた書き下ろし「春の嵐」を収録。曇りのち晴れ、恋の季節のTeenage Precious Story というもの。
ここんとこ自分が読みたい本より、「面白くないだろうな~」と思う本を優先して読んでいた。
とにかく本を処分することが目的だったので、「読んだら取っておきたい」と思うだろうなぁ・・・と思う本は意図的に後回しにしていたんです。
そうこうしているうち、BL本を読むのが苦痛になってきまして、口直しといってはヘンなのですが、禁を破って月村先生の本を読みました。
おもしろかったです。
エロがなくても話としてちゃんと成立しているから飽きずに一気に読みました。印象的なフレーズ、台詞もあるし、出てくる料理もおいしそう。
難を言えば、家族の世話に追われる主人公(受け)が「秋霖高校第二寮」の受けと似すぎているような気がします。
エロ書いてくっているような作家さんにも存在意義はあると思うし、それ目当ての読者もいるとは思いますけど、こういう作品こそBLのメインストリームにあってほしいと思います。
2001年2月25日初版(2004年8月15日第三版) 274ページ 560円+税
エロがなくてもちゃんと話が作れる見本のような作品ですね。
ストーリーは・・・高三にして一家の家事全般を請け負っている大輔は、家族のことを考えると東京へは行けないと地元の大学の推薦をもらったものの、もっと別の人生を選べたはずなのにという鬱屈を溜めていた。ところが駅前の商店街で小さな惣菜屋を営む耕平と出会ったことから…!?表題作のほか、耕平の店でバイトを始めた大輔のその後を描いた書き下ろし「春の嵐」を収録。曇りのち晴れ、恋の季節のTeenage Precious Story というもの。
ここんとこ自分が読みたい本より、「面白くないだろうな~」と思う本を優先して読んでいた。
とにかく本を処分することが目的だったので、「読んだら取っておきたい」と思うだろうなぁ・・・と思う本は意図的に後回しにしていたんです。
そうこうしているうち、BL本を読むのが苦痛になってきまして、口直しといってはヘンなのですが、禁を破って月村先生の本を読みました。
おもしろかったです。
エロがなくても話としてちゃんと成立しているから飽きずに一気に読みました。印象的なフレーズ、台詞もあるし、出てくる料理もおいしそう。
難を言えば、家族の世話に追われる主人公(受け)が「秋霖高校第二寮」の受けと似すぎているような気がします。
エロ書いてくっているような作家さんにも存在意義はあると思うし、それ目当ての読者もいるとは思いますけど、こういう作品こそBLのメインストリームにあってほしいと思います。