thaumatrope

ペテルブルグ幻想

死ぬまでに読みたい娘。小説

2006-06-27 | 娘。小説
新しい映画や小説に手を出すときに結構参考にするのが、『○○監督が選ぶ名作ベスト50』とか各出版社が夏によくやる名作100冊フェアとかなんですが、そういうのを娘。小説でやってみようと思い、ちょっとまとめてみました。しばらく娘。小説に触れていなかった罪滅ぼしの意味も込めて。

 娘。十夜   一番最初に読んだ作品。今読んでも、古臭いとかキャラに違和感が…とかは全然思わなくて、当時の娘。達が脳裏に鮮やかによみがえります。

 【 シ ェイプ レス 】  何度読んだことか。読み始めると頭から最後まで一気に読むんですが、一番好きなのはニグレドです。あの不安感といったら、もう。

 エスパー真希  たとえシンプルでも適切な言葉さえ選べば、綺麗な装飾語や難しい漢字なんてなくても心に残るんだというのをひしひしと感じました。

 ちらしずし  たった三行の世界にこんなにも含蓄があるとは。表題作とか、そらんじられるくらい読んだなあ。

 こんな娘。の話  他にもあんなとかそんなとかありますが、この人の書く娘。はみんな、可愛くてウザイ。どれにあったかは忘れましたが、話し合いをする話が特に好きでした。

 ヒロスエ    こんな発想をしちゃうっていうのが素晴らしい。永遠に変わらないなっちへの愛がそこにあります、まる。

 18 ペネロウプ  あっ、後藤さんがいる! ついついユリシーズを読みなおしてしまいました。かっこよかった。

 ワニの話  読むたびに、自分も何か書きたくなる作品。うらやましい。

 アリゲーターの恋と愛  キローガの「完璧な短編のための十戒」のなかに、成功した短編は最初の三行と最後の三行が同じくらい重要ってのがあったんですが、あーこういうことかーと思いました。

 夏の背中  夏がくれば思い出す。絶対にどこにもたどり着けないロードムービーのよう。

 シアター  いわゆるCPものは苦手なんですが、この二人の行く末はほんとに気になりました。今でも気になります。

 ハート・シェイプト・ボックス  読んだ当時、かなうわけないじゃんかーと思いました。イメージが圧倒的。

 十三、十四  あの頃は飯田さんがいて、保田さんがいて、中澤さんがいて、そしてみんな、なんか優しかった。

 ボツ小説   読んだとき、なんかすごい悔しかったのを覚えています。勝手にちらしずし作者さんのだと思っているんですが、情報をお持ちの方はご一報を。

 魔物語   ここ最近で唯一読んでいた長編。カルペンティエルを思わせるという感想をどこかで見ましたが、言い得て妙。未完が悔やまれます。

ぱっと思いついたのがこのくらい。ベタな感じに仕上がりましたが、「あ、これ読んでない」というのがあれば参考にしてみてください。この他にも思い出したら追い追い挙げていこうと思います。
あと、他の方のも見てみたいので、よしやってみようという方がいらっしゃったら、ぜひ。

踏まれたり蹴られたり

2006-06-11 | 雑記
「よし! オーメンを観に行こう!」と喜び勇んで出かけたら、地元の映画館では上映自体していなかったというオチが待っていました。
で、すごすご帰っていると、見たかのようなタイミングで本屋から「ご注文の書籍は在庫がありませんでした」という連絡が。

「亀井さんの髪が黒くなった」という都会の人の言葉を糧にがんばって生きていこうと思います。

覚書

2006-06-03 | 覚書
R.U.R   カレル・チャペック
フリアとシナリオライター   マリオ・バルガス・リョサ



ポセイドンやらオーメンやらリメイクがやたら目に付くようになった今日この頃。
これを機にリメイク前の作品も観てくれる人が増えればいいなと思います。
オーメンは出来れば劇場で観ようかとも思っているんですが、
昔ワクワクして借りたシティオブエンジェルに死ぬほどがっかりした経験があるので
なんとなく楽しみなような怖いような。