今日は「フードバンクにいがた」の評議員会でした。
フードバンクとは、企業や個人から食品の寄付を受け、支援を必要とする個人や団体に食品を届ける活動です。しかし、食べ物を保管するための倉庫や、食品管理、更にそのための人材や食品を運ぶ車輌、事務処理のオフィスの家賃などがかかります。
その費用は寄付や助成金、会員の会費などに頼っており、きめ細かい支援を目指すほど負担は大きく慢性的な資金不足に悩まされています。
世界第3位の経済大国日本で、7人に1人が貧困にあえぎ、母と子のひとり親世帯では半数以上が貧困に苦しむ現実。
2016年に300箇所ほどだった「子ども食堂」はわずか2年余りで全国2300箇所となるなど、危機感は高まっていると言えます。
フードバンクの活動を多くの方に知ってもらい、支援をお願いしなければなりません。
新潟私立上山中学校で2学年を対象とした食育講演をしました。
この学校はスポーツでは市内トップクラスで、学習のねらいとして
「自分の健康に関心を持ち、食生活を自己管理することができるようになる」という
要望がありました。
講演終了後、代表の生徒さんが
「体の細胞が常に入れ替わっているなんて、
なんだか少し気持ちが悪かったけれど、
食べることはとても大切なんだということがわかりました。」という
感想を発表してくれました。
「気持ちが悪い」という感想を聞いて、
話の内容をしっかりと受け止めてくれたことを嬉しく思う反面、
今の子供達は身体を教科書の知識として理解していて、
生き物としての実感を感じていないのかな。と思いました。