五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

信頼関係

2007-08-08 13:37:25 | 医療問題
MJLnetにおいて地域医療再生をめぐる試論
をした際に、

医師間でよく言われる言葉で、
その病院で働きたくなる要素
三つの点に関する地域での現状分析として

1 勤務条件 (給与面、労働環境、職務規程)
2 医療技術面(スキルアップ出来る職場か、専門職を生かせる職場か)
3 院長ないし病院のポリシー(院長や病院の方針に魅力があるか)

が述べられたが、

これはもちろん僻地ではなく、都会にも当てはまることである。
以下のニュースは上記3という観点が重要であることを象徴した
ニュースであろう。



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天使病院 産婦人科医4人辞職へ 危険性高い出産に対応 「経営側に不信感」

北海道新聞 2007年8月8日

道の地域周産期母子医療センターとして、道央の産婦人科医療の拠点となっている札幌市東区の天使病院(杉原平樹(つねき)院長、二百六十床)で、産婦人科医六人のうち四人が、病院を辞める意向を固めたことが七日分かった。病院側は「仮に一部の医師が退職しても、新たな医師を確保して診療機能は維持する」としている。

 同病院は、全道に二十五、札幌市内に四施設ある地域周産期母子医療センターの一つ。年に約八百件の出産のほか、道央で最大規模の新生児集中治療施設(NICU)を設置し、緊急の帝王切開手術や低体重児の出産など、危険性の高い出産に対応している。 同病院は、二○○三年に社会福祉法人聖母会(東京)から医療法人社団カレスアライアンス(室蘭)に経営が移管されたが、今年十月には、特定医療法人社団カレスサッポロ(札幌)への移管が決まっている。

 関係者によると医師四人は「経営母体が頻繁に変わる理由や、移管先の経営内容について情報開示が不十分。経営側と信頼関係が築けず、リスクが伴う周産期医療は続けられない」と退職の理由を説明しているという。残る二人も、退職を検討している。 杉原院長は「一部の医師が、新法人での勤務を希望していないのは事実だが、現在も説得を続けている。診療規模と医師数は、今後も維持する」と話している。

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6 コメント

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天使大学と (雪の夜道)
2007-08-08 15:43:31
関連はないのでしょうか?
Y村医院の元助産師が教員でいらっしゃいませんでしたかね?意外と、医師たちはそんなところから危機感をつのらせたのんとちゃいますやろか。
Unknown (脳外科見習い)
2007-08-08 21:32:37
雪の夜道様、鋭いコメントありがとうございます。

ただこの場合、天使大学と関連の薄いと思われる、
本拠地室蘭も産婦人科が撤退しているというのが気がかりです。
興味ありますね (うろうろドクター)
2007-08-09 09:55:03
病院のホームページを見ると、
この記事とは、病院長の名前が違いますね。
ホームページ上の病院長は産婦人科の先生ですが、
内紛で既に辞められたのでしょうか?
外来担当表には名前がありますが…

雪の夜道先生の仰る、「Y医院の元助産師」との関係も興味あります。
年間800件の出産と、道央で最大規模のNICUが無くなるのは、地元住人には痛手でしょうね。
Unknown (脳外科見習い)
2007-08-10 17:32:57
うろうろドクター様、コメントありがとうございます。

知り合いでこの病院で生まれた方は多数いるので、
やはり皆何か思うところがあると思います、この報道。

こちらも参考になります↓
http://blog.m3.com/hokkaido/20070808/1#comments
気になるので、一応 (雪の夜道)
2007-08-11 00:28:35
自然分娩で親子の絆 甲府で7日に講演会
07/07/05
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

講演会:自然分娩で親子の絆 甲府で7日に /山梨

 医療行為を極力行わない自然分娩(ぶんべん)で知られる愛知県岡崎市の吉村医院で助産師長だった岡野真規代さん(55)が7日午後2時から、甲府市の県立文学館で講演する。「いのちとの出会い」と題して話す岡野さんは「家族に見守られながら自然に任せて出産することで得られる親子の絆(きずな)を体験してほしい」と話している。

 岡野さんは99年から5年間、古民家を利用して自然分娩を行う同医院の「お産の家」で助産師として勤務。これまでに約3000人の赤ちゃんを自然分娩で取り上げた。現在は、札幌市にある天使大大学院の助産指導員として働く一方、自然分娩できる「お産の家」の設立を目指している。

 岡野さんによると、生まれてくる赤ちゃんの健康は母親の健康と密接に関係しているため、日常から体を動かすことを求める自然分娩は、母子の健康を保つのに有効という。長くて苦しい出産も個性ととらえ、「早い方が良い」という認識で医療行為を行う現代の出産に異論を唱える岡野さんは「病院に産ませてもらうのではなく、『自分で産む』という意識で出産に臨んでほしい」と呼び掛ける。

 前売り1500円、当日1800円。問い合わせは主催の「やまなし自然育児ネットワーク」(電話0556・22・2650)。【沢田勇】
原因は (脳外科見習い)
2007-08-11 05:50:34
雪の夜道様、情報ありがとうございます。

原因はマネタリズム+カルトに
ついて行けないよというところでしょうかね。

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