日本がネオリベラリズムの手先と落とされる憲法改悪が進められようとしている。保守派は自前の軍隊を持ちたいというナショナリズムを理念に推進を考えているのだろうが、自衛隊が米国の第2の海兵隊になる可能性をどう読めていないのだろうか?
米国兵士の比率において、人口構成比と比較し、低所得者層、黒人、インディアンなどのネイティブの割合が非常に高い。これらに日本人も加えたいということだ。
既に数千人の米兵の血がイラクで流れています。
有事7法と憲法9条改正で、日本人もネオリベラリズムの尖兵として血を流さなくてはならなくなります。
中枢では護憲派を権力から遠ざける作業が着々と進んでいるようです。
社会に対する我々ロストジェネレーション世代の不満のはけ口がナショナリズム≒戦争肯定に向かっているとも聞きます。これは心理学的にいう防衛機制のうち、転換にあたるものと考えられ、理想的な昇華にはあたらないと思われます。つまり低次元の解決方法ということ。
ナショナリズムを持つことは国益、ひいては自分のためになると思いますが、それは血を流すものではなく文化であり技術・産業対して向けられるべきだと思います。
首相は参院選で改憲を争点の目玉にと考えているようですが、ナショナリズムを煽るようなキャッチコピーに踊らされず、冷静な判断を国民が下すことを願っています。
また戦争を知っている世代は、その無意味さを我々の世代に伝えていただきたいです。
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(04/29 07:13)北海道新聞
60年安保の元闘士ら 改憲黙っておれん 国会前でハンスト 「戦争の危機とらえて」
「平和への思いは燃え尽きていない」-。平均年齢七十歳近い六○年安保の元闘士らが「九条改憲阻止の会」をつくり、憲法改正反対を訴え、国会前でハンストの座り込みを続けている。北大生から全日本学生自治会総連合(全学連)委員長となって安保闘争を率い、「彗星(すいせい)のごとく現れた輝ける闘士」と呼ばれた故唐牛健太郎さん=函館出身=の仲間の元北大生らも参加。さまざまな思いを抱えつつ、現実を理想に近づけようとする精神は健在だ。(東京社会部・太田一郎)
同会は、改憲の動きに危機感を感じた元全学連役員ら約四十人が呼び掛けて昨春結成。一九六○年六月十五日に日米安保条約改定反対の学生、市民十万人が国会を取り囲んだのにちなみ、昨年六月十五日には国会周辺でデモを行った。
今回の座り込みは三月二十日から始め、延べ六百人以上が全国から参加した。元会社員や自営業など幅広く、特定の党派とは無関係だ。午前十時から午後六時まで、都合のよいときに駆け付け、「皆勤」も数人いるという。
唐牛さんの仲間も連れだって参加した。愛知県の元大学教授栖原(すはら)弥生さん(69)は、函館・湯川小と北大で唐牛さんと同級生。「六○年安保では『打倒、岸信介内閣』を叫んだが、今は孫の安倍晋三首相が改憲を進める。因縁を感じる」と参加した理由を説明。安倍首相が掲げる「戦後レジームからの脱却」は「戦争ができる『戦前』に戻ろうとしているだけ」と批判する。
北大の自治会で唐牛さんとともに闘った埼玉県の元公団職員吉田隆さん(69)は「気付いた時には後戻りできなくなる。若い人に保守化が進んでいるが、戦争の危機を真剣にとらえてほしい」と訴える。
一方、北大で唐牛さんの二年後輩だった茨城県の団体理事長合田寅彦さん(68)の思いは複雑だ。「軍隊を持たなくてもやっていける日本の理想像を、われわれの世代が下の世代に伝え切れていないようで、もどかしい」。半面、「私が若者ならビラを配ってデモをし、上の世代を批判するだろう」と話し、若い世代が権利や平和を自ら獲得する姿勢を期待する。
同会は五月二日まで座り込みを続け、憲法記念日の三日には、改憲反対集会・デモに参加する。
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米国兵士の比率において、人口構成比と比較し、低所得者層、黒人、インディアンなどのネイティブの割合が非常に高い。これらに日本人も加えたいということだ。
既に数千人の米兵の血がイラクで流れています。
有事7法と憲法9条改正で、日本人もネオリベラリズムの尖兵として血を流さなくてはならなくなります。
中枢では護憲派を権力から遠ざける作業が着々と進んでいるようです。
社会に対する我々ロストジェネレーション世代の不満のはけ口がナショナリズム≒戦争肯定に向かっているとも聞きます。これは心理学的にいう防衛機制のうち、転換にあたるものと考えられ、理想的な昇華にはあたらないと思われます。つまり低次元の解決方法ということ。
ナショナリズムを持つことは国益、ひいては自分のためになると思いますが、それは血を流すものではなく文化であり技術・産業対して向けられるべきだと思います。
首相は参院選で改憲を争点の目玉にと考えているようですが、ナショナリズムを煽るようなキャッチコピーに踊らされず、冷静な判断を国民が下すことを願っています。
また戦争を知っている世代は、その無意味さを我々の世代に伝えていただきたいです。
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(04/29 07:13)北海道新聞
60年安保の元闘士ら 改憲黙っておれん 国会前でハンスト 「戦争の危機とらえて」
「平和への思いは燃え尽きていない」-。平均年齢七十歳近い六○年安保の元闘士らが「九条改憲阻止の会」をつくり、憲法改正反対を訴え、国会前でハンストの座り込みを続けている。北大生から全日本学生自治会総連合(全学連)委員長となって安保闘争を率い、「彗星(すいせい)のごとく現れた輝ける闘士」と呼ばれた故唐牛健太郎さん=函館出身=の仲間の元北大生らも参加。さまざまな思いを抱えつつ、現実を理想に近づけようとする精神は健在だ。(東京社会部・太田一郎)
同会は、改憲の動きに危機感を感じた元全学連役員ら約四十人が呼び掛けて昨春結成。一九六○年六月十五日に日米安保条約改定反対の学生、市民十万人が国会を取り囲んだのにちなみ、昨年六月十五日には国会周辺でデモを行った。
今回の座り込みは三月二十日から始め、延べ六百人以上が全国から参加した。元会社員や自営業など幅広く、特定の党派とは無関係だ。午前十時から午後六時まで、都合のよいときに駆け付け、「皆勤」も数人いるという。
唐牛さんの仲間も連れだって参加した。愛知県の元大学教授栖原(すはら)弥生さん(69)は、函館・湯川小と北大で唐牛さんと同級生。「六○年安保では『打倒、岸信介内閣』を叫んだが、今は孫の安倍晋三首相が改憲を進める。因縁を感じる」と参加した理由を説明。安倍首相が掲げる「戦後レジームからの脱却」は「戦争ができる『戦前』に戻ろうとしているだけ」と批判する。
北大の自治会で唐牛さんとともに闘った埼玉県の元公団職員吉田隆さん(69)は「気付いた時には後戻りできなくなる。若い人に保守化が進んでいるが、戦争の危機を真剣にとらえてほしい」と訴える。
一方、北大で唐牛さんの二年後輩だった茨城県の団体理事長合田寅彦さん(68)の思いは複雑だ。「軍隊を持たなくてもやっていける日本の理想像を、われわれの世代が下の世代に伝え切れていないようで、もどかしい」。半面、「私が若者ならビラを配ってデモをし、上の世代を批判するだろう」と話し、若い世代が権利や平和を自ら獲得する姿勢を期待する。
同会は五月二日まで座り込みを続け、憲法記念日の三日には、改憲反対集会・デモに参加する。
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