五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

続々と病院ファンド産業が

2007-04-06 09:44:49 | 医療問題
患者さんのためではなく、投資家のための医療がはじまろうとしています。

病院の収益をあげる手っ取り早い方法は?
人件費を下げるということではないでしょうか。
一部の公的病院では収益より人件費のほうが多いという話もあるぐらいですから。

関連過去ログーヘルスケアファンド参照

看護師の回転をよくして(年齢があがってきたらなんとか理由をつけてやめさせる方向に持っていく)
看護助手や事務やその他、どんどん派遣にする。
もちろん医師も最近流行の派遣

保健点数だけ考え、不採算部門はもちろん撤退。
救急は研修医をこき使えばなんとかなるが、
小児科はもちろん、リハビリだってお金にならなくなってきているからどんどん切っちゃう。
研修医にはへき地研修という名目で他施設でがっぽり稼いでもらってピンハネ。
公的病院から割の良いお客(患者さん)を奪って、公立病院はますます不採算。
公的病院はますます待遇悪化し医師逃散。
競争相手のいないへき地ではお金儲け病院一人勝ち。
スタッフの給料や休みなんて無駄に与えない。
看護の質?頭数さえいりゃお金には影響しないもん。
在院日数だってどんどん短くしちゃえ。
治りきらなくたって再入院してまた退院させればもうけもうけ。
住民の幸せ?病院の利益優先です。

なんだかえぐい妄想は次から次へと出てきますね。
もちろん僕はこんなのには断固反対ですよ。

お金儲けだけが一人歩きし始めて誰にも制御できなくなる。
キャピタリズムとグローバリズムの愛の結晶だ。
医療従事者はワーキングプア層に仲間入り。
誰が幸せになるの?
みんな幸せになるためと思ってやっていることが、大多数の不幸な人と一部の大金持ちを生み出していく。

成り行きを見守るしかないのだが・・・。

ちょっと話はずれるけど、サッポロビール関連の過去ログ、根源での問題は似ていると思う。

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(04/05 07:46)北海道新聞

病院ファンド 今月中に設立 カレスグループと独証券
 大手医療法人カレスグループ(札幌)関連の医療コンサルタント、スクウェア・ワン(同)とドイツ証券、伊藤忠商事は四日、病院不動産ファンドの運用会社「日本ヘルスケア・アセット・アドバイザーズ」を四月中に設立すると正式発表した。

 病院不動産ファンドは、投資家から募った資金で病院から土地・建物を買い取り、賃料を基に投資家に配当する仕組み。病院は、保有不動産を賃貸に切り替えることで、バランスシートを軽量化でき、資金調達の手段も広がるという利点がある。

 まずカレスグループの時計台記念病院(同)と稲積記念病院(同)を対象にファンドを組成する。新会社の資本金は三億円で、ドイツ証券と伊藤忠が一億円ずつ出資。スクウェア・ワンなど数社が残りを出資する。全国規模で優良案件を発掘し、資産規模を早期に三百億円に拡大し、数年内に千億円規模を目指す。

 当初は私募ファンドとして運営するが、将来的に病院特化型の不動産投資信託(REIT)として上場し、幅広い投資を募る考え。

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日本経済新聞

医療の質向上へファンド、三井物産やドイツ証券など
 医療や介護分野専門に投資するファンドの設立が相次いでいる。三井物産は介護付き老人ホームなどに投資するファンドを新設、ドイツ証券と伊藤忠商事なども病院ファンド設立を決めた。全国には赤字経営の病院が多く、経営改善が急務となっている。民間企業の手法で経営効率を高めれば、医療サービスの水準向上が期待でき、膨張を続ける医療・介護給付費の抑制にもつながりそうだ。

 医療には株式会社の参入は原則認められていない。このため医療ファンドは病院や介護施設の株式でなく、土地や建物を取得したうえで施設に賃貸。事務の効率化や機器の調達など経営改善策を指導し、賃料収入を安定的に確保する。医療ファンドの広がりは実質的に株式会社による参入と同様の効果をもたらす。

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