五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

漢方薬

2007-02-20 03:06:57 | 医学
昨日は、昼まで寝てしまい、こんな時間に実験をやっている。
アイスホッケーのせいか、当直のせいか、日ごろの不摂生のせいかわからないが、
こんこんと寝てしまった。仮眠をとるのみにして今日は頑張って起きていよう。

次の実験まで1時間ほど待たなければならない。
僕の弱点臓器は胃。こんな風にストレスがたまってくると胃が締め付けられるような感覚に陥る。
PPIやH2ブロッカーが効かず、芍薬甘草湯が効くので、恐らくは胃痙攣だと考えている。

生まれて初めて会った漢方薬は恐らく小青竜湯であろう。
小学~中学とアレルギー性鼻炎によく悩まされた。
当時の抗ヒスタミン剤は非常に眠気を誘い、日常生活に支障をきたすものだった。
そんな時耳鼻科の先生が出してくれたのがこの漢方薬だった。
これが非常によく効いたという体験があって、医者になってからというもの、
調子がわるければいつも漢方薬を使っている。

漢方薬に限っては、できるだけ患者さんに出す前に自分で試すことにしている。
ひどくのみにくい薬があるからだ。ただ、その患者さんに必要な漢方薬はまずく感じにくいという。
というものの、黄連解毒湯はまず出さないようにしている。
二日酔いに効くという話で試してみたが、極めてまずくて余計に具合が悪くなった。

うまく漢方薬が効くと、他の薬をど~んと減らせる患者さんもいる。
今の学生の試験勉強をみたら、結構漢方薬のことがうまくまとめられた試験対策があって羨ましいと思った。
負けずに勉強したい。



漢方セミナーなるものは何回か出席したことがあるが稲木一元先生が一番わかりやすいと思う。↓

ファーストチョイスの漢方薬

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こちらは少し難しめ↓

漢方診療のレッスン

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