この記事では、Boot Camp 1.1.2 Beta(以下、Boot Camp)の下記のセットアップ手順を解説します。
・輝度調節ソフトウェア(Brightness)
・時刻修正ソフトウェア(AppleTime)
あらかじめ、「Boot Camp 1.1.2でWindows Vista製品版をセットアップするには(1)」で、ドライバソフトウェアを展開しておいてください。ここでは、インターネットに接続しておく必要はありません。
それでは毎度のお約束ですが、いちおうお読みください。
【注 意!】これらの手順は、一部製品ではないベータ版で行われています。インストールされたWindows Vistaは私の環境での動作実績はありますが、必ずしも皆様の環境で同様に行えることを保証するものではありません。 Apple、Microsoft、各種ソフトウェア作者、ならびにパソコンよろずQ&A管理人のいずれも、この情報を元に実施した作業のいかなる 責任の一切を負わないことを、あらかじめご承知おきください。
■輝度調節ソフトウェア(Brightness)と時刻修正ソフトウェア(AppleTime)のインストール
輝度調節ソフトウェアは、通知領域に常駐して、スライダーを操作することで直接輝度を調整できるほか、fn+F1/F2のキーボードによる輝度調整も司ります。一方の時刻修正ソフトウェアは、Mac OS XとWindowsをBoot Campでデュアルブートしていると生じる、日付と時刻のズレをインターネットのタイムサーバー(NTPサーバー)に問い合わせて調整します。
必要なファイルがSystem32フォルダにコピーされましたが、ソフトウェアを管理者権限で動作させるため、続けて設定を行います。
これで時刻修正ソフトウェア(AppleTime)はデスクトップのショートカットから起動できるようになりました。続けて、輝度調整ソフトウェア(Brightness)も同様に設定します。
下で述べる通り、輝度調整ソフトウェア(Brightness)は単体で起動する必要がないため、ショートカットは作成しません。これで設定は完了です。
【07/02/01 22:24再訂正】 07/02/01夕刻頃、「drivers」フォルダのコピー手順を不要と判断し削除いたしましたが、再度検証の結果、Brightness.exeが利用していることが判明したため、再掲載いたしました。重ね重ねご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
【補足1:輝度調整ソフトウェア(Brightness.exe)の起動について】
この一連のセットアップマニュアルに従って「Boot Camp 1.1.2でWindows Vista製品版をセットアップするには(5)」でAwake Trackpadをインストールしていれば、次回Windows Vista起動時にAwake Trackpadを起動することで、同時にBrightnessも起動されます。
もしも、トラックパッドは使わずにマウスをお使いである場合や、MacBook (Pro)以外のIntelプロセッサ搭載Macをお使いの場合は、手順14の作業の後、AppleTimeの操作と同様にBrightnessのショートカットをデスクトップに作成して、起動しやすくしておくとよいでしょう。
【補足2:時刻修正ソフトウェア(AppleTime.exe)の起動について】
Mac OS XとWindowsでは時刻の管理方法が異なるため、OSを交互に起動(し、かつ時刻をそれぞれのOSで正しくセットしようと)すると、必ず9時間のズレが生じます。これをWindows側で修正する役割を持つのがAppleTimeです。しかし裏を返せば、Windows環境を使い続けている間(スリープ、休止状態、再起動も含む)は、ズレが生じません。通知領域の時刻を見て、ズレていることに気づいた時に実行する、という程度の運用で構わないでしょう。
それでは、次の記事「Boot Camp 1.1.2でWindows Vista製品版をセットアップするには(7)」にお進みください。
・輝度調節ソフトウェア(Brightness)
・時刻修正ソフトウェア(AppleTime)
あらかじめ、「Boot Camp 1.1.2でWindows Vista製品版をセットアップするには(1)」で、ドライバソフトウェアを展開しておいてください。ここでは、インターネットに接続しておく必要はありません。
それでは毎度のお約束ですが、いちおうお読みください。
【注 意!】これらの手順は、一部製品ではないベータ版で行われています。インストールされたWindows Vistaは私の環境での動作実績はありますが、必ずしも皆様の環境で同様に行えることを保証するものではありません。 Apple、Microsoft、各種ソフトウェア作者、ならびにパソコンよろずQ&A管理人のいずれも、この情報を元に実施した作業のいかなる 責任の一切を負わないことを、あらかじめご承知おきください。
■輝度調節ソフトウェア(Brightness)と時刻修正ソフトウェア(AppleTime)のインストール
輝度調節ソフトウェアは、通知領域に常駐して、スライダーを操作することで直接輝度を調整できるほか、fn+F1/F2のキーボードによる輝度調整も司ります。一方の時刻修正ソフトウェアは、Mac OS XとWindowsをBoot Campでデュアルブートしていると生じる、日付と時刻のズレをインターネットのタイムサーバー(NTPサーバー)に問い合わせて調整します。
1 左下のスタートボタンをクリックし、「ドキュメント」をクリックして、「System32」を開き、「drivers」フォルダと「AppleTime」「Brightness」の2ファイルをCtrlキーを押しながらクリックしてまとめて選択し、Ctrl+Cキーを押してコピーする
2 同様に、左下のスタートボタンをクリックし、「コンピュータ」をクリックして、「ローカルディスク(C:)」-「Windows」-「System32」の順に開き、Ctrl+Vキーを押して手順1でコピーしたファイルとフォルダを貼り付ける
※手順1~2ではキーボードによるファイルコピーを行いましたが、もちろんドラッグ&ドロップによるファイルコピー操作でも構いません。ご自分のやりやすい方法でコピーしてください。
3 「フォルダの上書きの確認」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリック
※ここでdriversフォルダにコピーされる「StartupDiskDriver.sys」は、本来Windows用の起動ディスクコントロールパネルで使用するドライバですが、輝度調節ソフトウェア(Brightness.exe)でも使用します。
4 「対象のフォルダへのアクセスは拒否されました」の画面が表示されたら、「同じ処理を現在の項目すべてに適用」にチェックが付いていることを確認して「続行」ボタンをクリック
5 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「続行」ボタンをクリック
2 同様に、左下のスタートボタンをクリックし、「コンピュータ」をクリックして、「ローカルディスク(C:)」-「Windows」-「System32」の順に開き、Ctrl+Vキーを押して手順1でコピーしたファイルとフォルダを貼り付ける
※手順1~2ではキーボードによるファイルコピーを行いましたが、もちろんドラッグ&ドロップによるファイルコピー操作でも構いません。ご自分のやりやすい方法でコピーしてください。
3 「フォルダの上書きの確認」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリック
※ここでdriversフォルダにコピーされる「StartupDiskDriver.sys」は、本来Windows用の起動ディスクコントロールパネルで使用するドライバですが、輝度調節ソフトウェア(Brightness.exe)でも使用します。
4 「対象のフォルダへのアクセスは拒否されました」の画面が表示されたら、「同じ処理を現在の項目すべてに適用」にチェックが付いていることを確認して「続行」ボタンをクリック
5 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「続行」ボタンをクリック
必要なファイルがSystem32フォルダにコピーされましたが、ソフトウェアを管理者権限で動作させるため、続けて設定を行います。
6 コピーされた「AppleTime」を右クリックし、「プロパティ」をクリック
7 「AppleTimeのプロパティ」の画面が表示されたら、「すべてのユーザーの設定を表示」ボタンをクリック
8 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「続行」をクリック
9 「すべてのユーザーの互換性」の画面が表示されたら、「特権レベル」の「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを付け、「OK」ボタンをクリックし、プロパティの画面の「OK」ボタンもクリックして閉じる
10 再度「AppleTime」を右クリックし、「ショートカットの作成」をクリック
11 「ショートカット」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリックし、デスクトップにAppleTimeのショートカットを作成する
7 「AppleTimeのプロパティ」の画面が表示されたら、「すべてのユーザーの設定を表示」ボタンをクリック
8 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「続行」をクリック
9 「すべてのユーザーの互換性」の画面が表示されたら、「特権レベル」の「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを付け、「OK」ボタンをクリックし、プロパティの画面の「OK」ボタンもクリックして閉じる
10 再度「AppleTime」を右クリックし、「ショートカットの作成」をクリック
11 「ショートカット」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリックし、デスクトップにAppleTimeのショートカットを作成する
これで時刻修正ソフトウェア(AppleTime)はデスクトップのショートカットから起動できるようになりました。続けて、輝度調整ソフトウェア(Brightness)も同様に設定します。
12 コピーされた「Brightness」を右クリックし、「プロパティ」をクリック
13 「Brightnessのプロパティ」の画面が表示されたら、「すべてのユーザーの設定を表示」ボタンをクリック
14 「すべてのユーザーの互換性」の画面が表示されたら、「特権レベル」の「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを付け、「OK」ボタンをクリックし、プロパティの画面の「OK」ボタンもクリックして閉じる
13 「Brightnessのプロパティ」の画面が表示されたら、「すべてのユーザーの設定を表示」ボタンをクリック
14 「すべてのユーザーの互換性」の画面が表示されたら、「特権レベル」の「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを付け、「OK」ボタンをクリックし、プロパティの画面の「OK」ボタンもクリックして閉じる
下で述べる通り、輝度調整ソフトウェア(Brightness)は単体で起動する必要がないため、ショートカットは作成しません。これで設定は完了です。
【07/02/01 22:24再訂正】 07/02/01夕刻頃、「drivers」フォルダのコピー手順を不要と判断し削除いたしましたが、再度検証の結果、Brightness.exeが利用していることが判明したため、再掲載いたしました。重ね重ねご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
【補足1:輝度調整ソフトウェア(Brightness.exe)の起動について】
この一連のセットアップマニュアルに従って「Boot Camp 1.1.2でWindows Vista製品版をセットアップするには(5)」でAwake Trackpadをインストールしていれば、次回Windows Vista起動時にAwake Trackpadを起動することで、同時にBrightnessも起動されます。
Brightness(左端)とAwake Trackpad(左から2番目)のアイコンが表示される
もしも、トラックパッドは使わずにマウスをお使いである場合や、MacBook (Pro)以外のIntelプロセッサ搭載Macをお使いの場合は、手順14の作業の後、AppleTimeの操作と同様にBrightnessのショートカットをデスクトップに作成して、起動しやすくしておくとよいでしょう。
【補足2:時刻修正ソフトウェア(AppleTime.exe)の起動について】
Mac OS XとWindowsでは時刻の管理方法が異なるため、OSを交互に起動(し、かつ時刻をそれぞれのOSで正しくセットしようと)すると、必ず9時間のズレが生じます。これをWindows側で修正する役割を持つのがAppleTimeです。しかし裏を返せば、Windows環境を使い続けている間(スリープ、休止状態、再起動も含む)は、ズレが生じません。通知領域の時刻を見て、ズレていることに気づいた時に実行する、という程度の運用で構わないでしょう。
それでは、次の記事「Boot Camp 1.1.2でWindows Vista製品版をセットアップするには(7)」にお進みください。
丁寧な解説本当にありがとうございます。
StartupDiskDriver.sysのみが入っている「Drivers」フォルダを「Windows」-「System32」の「Drivers」フォルダに上書きしていいのでしょうか。
これで再起動時のOSの選択が出来るようになるのでしょうか?
とんちんかんなことを聞いていたらすみません。
再度検証を繰り返しました結果、やはりStartupDiskDriver.sysが無い状態ではBrightness.exeが起動しないことを確認いたしました。よって、StartupDiskDriver.sysは必要なドライバファイルということになります。
ただし残念なことに、コントロールパネルの起動ディスク機能は現在のバージョンでも正常に動作いたしません。
私の早とちりで、一時、StartupDiskDriver.sysは不要という旨のコメントと手順の修正をいたしましたが、元に戻させていただきました。この間、本記事をご覧になってStartupDiskDriver.sysを削除された方は誠に申し訳ございませんが、再度コピーいただけますようお願いいたします。
いただきましたご指摘については、今後ご覧になる方に誤解の無いよう補足を追加させていただきました。貴重な気付きをいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。