先週は風邪を引き、しばらく寝込んでいたので陸貝の世話ができませんでした。
キセルガイ類などは数日間世話をせずに放置していても何も問題がないのですが、genus Euhadra やsubgenus Luchuphadra の幼貝は3日間世話をしなかっただけで死亡する個体が多数出ました。
現在飼育しているキセルガイ類以外の幼貝はツルガマイマイ Euhadra latispira tsurugensis とトクノシマヤマタカマイマイ Satsuma(Luchuhadra) tokunosimana 、オキノエラブヤマタカマイマイ S(L). eucosmia erabuensis です。

幼貝は生まれた時期ごとにプラスチックシャーレで飼育しています。
死亡した個体が出たのはLuchuhadra の生後2週間程度の幼貝で、シャーレ内の約半数の個体が死亡、3割程度の個体が動かなくなってしまいました。経験的に、動かなくなった個体は今後復活せず死亡する可能性が高いです。

一方で同じ種類かつ別の親から生まれ、約1ヶ月飼育していた幼貝やツルガマイマイ幼貝から死亡個体は出ませんでした。
飼育している貝が死ぬのは悲しいので今後死亡個体を出さないように原因をはっきりさせなければなと思ったのですが、シャーレ内は同じ環境になるように揃え、エサも同じものをほぼ同量与えていたので、これといった原因が思い当たりません。
世話をしたときにシャーレ内の湿度状態が2シャーレで異なっており(生存シャーレは乾燥気味、死亡シャーレは湿り気味)、餌は腐敗していませんでした。
考えられる原因として
・シャーレ内が蒸れた
・シャーレ内の空気が動かなかった
・死亡した個体が腐敗して他の個体も死亡した
があります。
シャーレ内の蒸れは、幼貝を密閉容器内で飼育されている方もいらっしゃるので、関係がないかとも思いましたが、世話をする際に容器を開けることで、蒸れが解消されることも考えられ、1日程度であれば耐えられる蒸れも数日間となると厳しいのかもしれません。
陸貝飼育の経験が足りていないので原因に関しては憶測が多く、経験豊富な方々にご助言をいただきたいところです。
今後何か新しいことが分かればどんどん改善していこうと思います。

エラブマイマイがまた交接をしていました。
もうすぐエラブマイマイ卵の第1弾が孵化する予定なので楽しみです。
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