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『いいね!静岡』 郷土愛 を 再・発・見!

クレマチスの丘

2008年08月16日 | しずおか-見る
わずかばかりのお盆休みを利用して
富士山麓・長泉町の「クレマチスの丘」に行ってきました。
今年の1月にも行ったのですが、寒さに弱い静岡県人、
その時はあまりの寒さに、芸術を鑑賞する余裕もなく食事だけで
帰ってきました。
今度は猛暑日に行くのもどうかと思ったのですが(笑
一年を通し四季ごとクレマチスの表情を楽しめる、とHPに書いてあったので、
真夏の「クレマチスの丘」に行ってみることに。

正直、行きは、上(東名)も下(国道1号)も混んでおり、
途中立ち寄った道の駅「富士川楽座」もたいへんな人出。
レストラン待ちも列をなし、おまけに4F展望台の富士山も今日は全く見えず、
見えるのはちっとも動かない東名上り線(笑
動かない中に入れてもらうのね~(笑)と、通常の倍の時間ををかけて
ようやっとたどり着いた「クレマチスの丘」でした。

そこは、現代彫刻のヴァンジ彫刻美術館と見事に調和しており、
まるで別世界です!!

エントランスを抜けると、ひろびろと伊豆半島の方まで見渡せます。

丘辺のフェンスボーダー

<竹林の中の男>
園内、お客様はまばらで、ほんと、すいているんです。
素晴らしい景色をゆっくり堪能。
聞こえてくるのは、うるさいほどのセミたちの声。


ジュリアーノ・ヴァンジ現代イタリアを代表する具象彫刻家だそうで、
彼の作品とゆっくり対話しよう、ということですが、
ん~私にはまだちょっとムズカしいかも(笑

高台から下に降りてゆくかんじ。ここから美術館に入り(くだり)ます。

美術館をぬけると、クレマチスと植物の美しいハーモニー。

↑花名:エティカ 薄青地に花芯のこげ茶がきれいなコントラスト

↓花名:ハーグレー・ハイブリッド 桜貝色の花弁がきれい


たまたま写真に撮ったのをメモしただけなんですけど
約200品種2000株もあるそうです!!


スイレンの池/水を着る女



来る途中の富士川楽座の混雑がウソのような別世界。
思っていたよりすいていて、
まわりは山なので、セミや虫の声をBGMに
ゴロ~り芝生に転がるも気持ちよさそうだし、
木陰でゆっくり本を読むのもよし、
もっと近くだったら、マメに足を運びたい素敵な場所です。
癒されます!

国宝 鑑真和上展

2008年08月12日 | しずおか-見る
10日の日曜、静岡県立美術館で開催中の「国宝 鑑真和上展」
行ってきました。


奈良の「唐招提寺金堂平成大修理記念」とし、
唐招提寺に伝えられる 国宝9点・重要文化財34点を含む
約140点の貴重な寺宝が一堂に公開されています。

唐招提寺がまるごと静岡に来ちゃったようなものです!
これはいくべし!!

以前私が奈良に行ったのは、調べてみたら2001年秋でした。
薬師寺の壁画展を見にゆき、唐招提寺も寄ろうと思えば寄れたのですが
大修理中ということで行かなかった記憶があります。

TBSの開局五十周年を記念し、唐招提寺金堂(国宝)の
平成大修理を支援するため2000年~2010年を目途に企画された
「唐招提寺2010プロジェクト」をスタートに、平成13年より
鑑真和上と共に日本各地を行脚してきたこの企画、
よくぞ、静岡に来てくださいました
仏教系に非常にお強い館長様のおかげでしょうか!

来年秋には、唐招提寺、金堂平成大修理落慶法要を予定のようで
それ以降は、これらの寺宝を外に出すことはないでしょうから
静岡で出会える貴重な機会です。
この特別展と静岡が結ばれたこと、これはまさしく
鑑真和上が望まれた「共結来縁」(来るべきご縁を結ぼう)
ということでしょうか。
中学生・小学生はこの夏休みに何度行っても無料です!

10時とわりと早めにいったのですが、夏休みと重なり、たくさんのお子様、
その親御さん世代(30代~)の方を中心にたいへん賑わってました。
以前は、シニアの方でいっぱいでしたが(70歳以上は無料だった)
それもけっこうですが、シニアを有料(半額)に、半額だった子供を
無料にと、私も県美のサポーターの一員として、ずっと思っていたこと
でしたので、美術品に見入る子供達の姿がとてもかわいらしく見えました。

入館してすぐに私たちを迎えてくださるのは、さかのぼること8世紀
奈良の時代の木で造られた梵天、帝釈天ほか、4体の立像、
わたしたち来館者を、温かに包み込んで下さり、なともいえぬ
ぬくもりを感じます。

鑑真和上は753年に、唐から来日しましたが、渡航の実現には、
なんと12年もかかったこと、その間5度の難破を体験され、
幾多の苦難にあい、ついには失明されてまで、とうことは
よく知られているところです。

8日の北京オリンピックの開会式で夜10時頃、日本選手団の入場の際、
激励にあたっていた福田首相のお姿がTVに映され、翌日の午前中には、
長崎入りし9日の平和祈念式典に出席される映像をニュースで見た時は、
福田首相もたいへんだな、とも思いましたが、鑑真和上に比べれば
ひとっ飛びですね。

そして今回の核、8世紀に制作された 日本最古の肖像彫刻
最高の肖像彫刻として知られる鑑真和上坐像(国王)
館内のそのブースに入ると、おぉっと、なんとも畏れ多い感じを受けます。
「和上」というのは、世界でひとりだそうです。
唐招提寺にいらっしゃる時は、修行を積んだ高僧しか近づけないような
位置にご安置されているのかもしれないこの坐像ですが、
今回は美術品として、はるばる静岡にお見え下さっているので
前、横、そしてふだんは見ることのできない、後ろ姿まで、
しっかり見学してきました。


図録とチラシ
図録はちょっと重たいけど、見ごたえありますよ。

12時頃、ランチをしようと館内レストラン「エスタ」に寄ったのですが
企画展をイメージした特別料理(今回は精進料理)は早くも限定数に達し
おわりでした。ちょうど私たちの手前で終了したようで残念^^;
今回より、1階の売店は2階に移り、そこが喫茶になったので、
そう混む事なく、天平の甍キブンを引きずりながら
ゆっくりランチができました。

以前当館で、ガンダーラ美術展が開催された時、美術館と音楽のコラボ
ということで、BGMにシタールが流れていました。
今回はBGMはありませんでしたが、私の頭の中のターンテーブルでは
雅楽師・東儀秀樹さんの蒼き海の道「唐招提寺2010プロジェクト」テーマ曲
繰り返しずっと流れていました。


会期は、8月31日(日)まで、休館日は月曜日。
 ・観覧料は、一般1200円、 高校生・大学生・70歳以上は600円
 中学生以下は無料です。

清水の観覧車

2008年07月23日 | しずおか-見る
清水港の新たなランドマークとして7月20日に
エスパルスドリームプラザにオープンした観覧車。
先ほど、初めて乗ってきました!


「海」「観覧車」といえば、私は、
カルフォルニア、サンタモニカの観覧車を連想します!
清水港も、サンタモニカも緯度がほぼ同じ
緯度に沿って泳いでいけば、サンタモニカの大観覧車に
たどり着くことになりますね^^
清水にも、なにかランドマークをということで
市民の声から誕生したというこの観覧車。







30万個のLED(発光ダイオード)で演出する
イルミネーション
日本初の総LED
色彩豊かな模様が次々に描かれ、見ていてあきません。
蝶、ハート、サッカーの街、清水らしくサッカーポール
なんてのもあるようです。

今日23日は日本平の花火大会の日、
ちょうどゴンドラに乗ったとき
向こうのほうでは、ちょうど花火が始まりました。



日中は天気に恵まれれば駿河湾ごしの富士山~伊豆半島
が眺められるとのこと。
できれば、昼間の景色を堪能したいです^^

*営業時間は午前10時から午後10時まで。
*観覧車は4人乗りのゴンドラ32基、12分
*料金:3歳以上―小学生は400円、
    中学生以上(大人)は600円。
*イルミネーションの点灯は午後7時―午後11時
 8月末まで!!!

おまけの写真
**19日夜、試験点灯が行われた時**
まだオープン前ということで、記念に。

携帯にて撮影

清水巴川灯ろうまつり

2008年07月16日 | しずおか-見る
毎年7月16日に行われる「清水巴川灯ろうまつり」
清水巴川灯ろうまつり

HPによると、250年の歴史をもつそうですが、
行ってみたのは今年がはじめてです^^;


八千代橋から稚児橋まで、巴川ぞいをてくてくと
稚児橋まで往復してきました。
7時をまわった頃の八千代橋↓↓

ぽつりぽつりと、灯ろうが流れはじめています。


川の上に設けれられた特設ステージでは「イジャイ」による
南米音楽の演奏                 ↓↓


今宵は満月、
湿った空気に心地よい風がそよぎ
イジャイによる民俗音楽と巴川を流れる灯ろうはなんともマッチし
幻想的できれいでした。


清水銀座商店街にも屋台が出て賑わっています。

灯ろうは、木と竹で作られ、
決められた灯ろうのみ、流すことができます。
灯ろうは、ひとつ500円で購入することができ
流す時には「○○様、流します」とアナウンスつきにて、
定められた箇所から流してもらえます。
私もひとつお願いしてきました。
写真のどこかにいるはずです。
1キロも下れば巴川河口は海(駿河湾)なので、
世界に通じる海、ということで
「世界和平」とお願いしました。

流された灯ろうの数は昨年は3800個らしく、
今年はお天気もよくおそらくそれ以上の数とのこと。
もちろん、流された灯ろうは、公害とならぬよう、
実行委員の方が回収してくださるそうです。
お疲れ様でございます。

清水七夕まつり

2008年07月07日 | しずおか-見る
清水の夏の風物詩「清水七夕まつり」開催は今日まで。
JR清水駅前の駅前銀座~清水銀座商店街までのアーケードは
商店街や地元小学校などの手作りで華やかな竹飾りがずら~り並び、
屋台も出て賑わっています。


初日の4日夜も、清水銀座界隈の七夕さんをぷら~り楽しんだのですが、
今日もランチを清水駅近くでとったので、ちょこっと
お昼休みに駅前銀座入口をのぞいてきました^^
清水の七夕まつりは、日本「3大七夕」のひとつなのよ!というと
えぇっ?って顔されるんですけど^^;
確かに1番は仙台、2番は平塚、3番目はいろいろあるようですが、
清水っていうのもありみたいなんです。
☆静岡市清水駅前ガイドにも記載あり>>>

こちら清水七夕まつりの公式HPですが
歴史、特徴、七夕って?…と記事も充実しています。

また、7月7日は、
清水には因縁深い日なのです。
*昭和20年7月7日。
清水の町は米軍の空襲にあい、多くの人の命が失われ、
清水の街の半分は焼け野原となりました。
当時、父の実家は近くに教会があったので、幸いにも
空襲を逃れられたのだとか。

また、*昭和49年7月7日。
七夕の日に降り出した雨は豪雨となり、巴川とその流域では大洪水、
歴史に名を残す大災害が起きた日です。
なにしろものすごい水が出たそうで、職場の体験された方の話では
目の前で友人がおぼれてゆく姿を目にしながら
助けてあげることができかった…というせつない話を耳にします。

もうじき盂蘭盆会(うらぼんえ・おぼん)です。
清水の七夕には、ただお願いするとか、おまつり騒ぎするだけでなく
災害で犠牲になられた方への供養がこめられているのでしょう。

また、駅前銀座、清水銀座ともに、シャッター通り?などという人もいて、
時代と共に客足が減り苦戦を強いられているのが実情のようですが
今後、計画されている清水駅西再開発事業への期待と
清水駅前、商店街の発展を七夕さまに願います。

今が見頃、島田のばら

2008年06月01日 | しずおか-見る
「島田市ばらの丘公園」に行ってきました。
昨年11月には、秋ばらを見に行きましたが、
まさに今が見ごろ、園内は甘~い香りに包まれてます。

今回は、名前や珍しい品種に関係なく、
自分がいいなと思うものだけ、写真におさめてみました。
写真にとったものは、名前をメモしてきたけど、
私のことだから、ズレているかも^^;


①ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ(仏)
高貴なヒギキ、モナコ王室のイメージ?
花色が咲き進むにつれ白から鮮やかな紅にかわり


②チャールストン(仏)
こちらも変色花、黄色から真っ赤へ


③フリージア(独)
黄色いばらの代名詞


④ザンブラ’93(仏)
オレンジがかったピンクがとってもきれい


⑤ホットココア(米)
名前がどんぴしゃ!茶色いばらもなかなか!


⑥スーブニール ドゥ アンネフランク(ベルギー)
「アンネ フランクの形見」だそうです。
黄色とオレンジの色合い、今日みた薔薇の中で
1番のお気に入り♪です。


⑦ダニエル ギラン(仏)
サーモンピンクがきれい


⑧カトリーヌ ドゥヌーブ(仏)
フランスの大女優の名前のごとく、洗練、おおらか、美しい!


⑨マッカートニーローズ(仏)
ポール・マッカートニーにちなむ命名でしょうか。


⑩高雄
てっきりフランスの薔薇かとおもってプレートをみたら
意外にも日本でした。濃い黄色、濃い朱色がとてもきれい。


⑪マチルダ(仏)
やわらかいピンクが可憐でかわいい。


⑫(つるばら)カクテル


⑬プリンセスヒサコ(シミズヒサコ)
薔薇の生産地「清水」生まれの薔薇です!!
高円宮妃殿下久子様にちなんだお名前だそうです。


⑭花嫁 やさしいピンク


⑮モーブ(独)藤色がきれい


⑯インゲホルストマン(独)


⑰花霞(はながすみ)
花開いた淡いピンクに蕾の鮮やかなピンク、とって可憐


ほぼ、防備録となってしまった^^;
入場料も300円とオススメです!が、紫外線には要注意(笑

シャガール展・色彩の詩人

2008年05月08日 | しずおか-見る
GW、静岡県立美術館で開催されている
「シャガール展色彩の詩人」に行って来ました。


図録&チラシ

「マルク・シャガール」といえば、
天性の色彩感、神秘的、幻想的、想像力…
いや、名前しか聞いたことないよ^^;
芸術的なことはよくわからないよ、って人にも
今回は、是非とも足を運んでいただきたい!

シャガール展というのは、多くの美術館でも開催され
過去に行った事あるよ、という人にも。
今回はですね、

8メートルもの大壁画を日本でみれる希少なチャンス!
どんな壁画かともうしますと、
【幻のユダヤ壁画】
~パンフレットより引用~
1920年、マルク・シャガール(1887-1985)は、モスクワの国立ユダヤ劇場(1949年閉鎖)を装飾する仕事を依頼されました。この劇場はたった90人しか収容できない小さな施設でしたが、シャガールは劇場の壁をカンヴァス画で満たすことに心血を注ぎました。本展には現存する壁画7点すべてが出品され、なかでも横8m近い《ユダヤ劇場への誘い》は、シャガール初期を代表する圧巻の大壁画です。

実のところ、私の乏しい感性では、シャガールの絵からは、
人生、愛、過去、未来に対する「感動」、特に愛こそすべて的な部分は
??なのですが、
この巨大壁画、「シャガールの箱」だけは、
美術館が閉まった夜にこっそり忍び込み、
じーっと見ていたい心境にかられるのです。
みんなが踊りだしてくるようで。

~ユダヤ劇場への誘い~
幾何学的に分割された色面を背景にユダヤ劇場の多くの関係者が描かれている。

他にもシャガール芸術が多く出展されていますが、
説明を読むと、幻想的、神秘的絵画、その根底には
ユダヤ民族の悲哀と苦悩が横たわっており、
そこに、シャガール芸術+人生を見ることができます。

【開催期間】4月12日(土)~5月25日(日)
【開館時間】午前10時~午後5時30分
【休館日】毎週月曜日

4月から企画展の観覧料が改定になり、
中学生以下は、無料!
なかなか、小中学生無料!って美術館ナイですよねv



鑑賞後は、いつも館内レストランにて
企画店をイメージした特別料理をいただくところですが
GWということもあり混んでいたので
お気に入りのケーキショップ(カフェ)に寄ってきました。

■キャトルエピス静岡店(清水区天神町)
本店は富士のようですが、清水にも昨年出店。

清水にしては(笑)かなり洗練され居心地のよい、
照明にしても、使用木材にしてもぬくもり、こだわり
が感じられる貴重なお店です。

おいしさはもちろん、綺麗なケーキたちは
食べてしまうのには勿体ない宝石のよう。
ここのプリンは父も好きなのでテイクアウト

テイクアウトの箱もジュエリー・ボックスのイメージ。
いただく人も、ワクワクするだろう。
そんなところにも、お店のコンセプトを感じる
ステキなお店です。

三養荘・観桜会

2008年04月16日 | しずおか-見る
4/14、伊豆長岡の三養荘観桜会に母と行って来ました。

昭和4年、旧三菱財閥の創始者岩崎弥太郎氏の長男久彌氏の別邸として建てられた三養荘。
敷地は4万2,000坪、約3,000坪がお庭という。
枝垂桜をながめながらお茶を一服、その後昼食という催し。
今年は桜が早かったからもう葉桜だろう、天候もあいにく小雨、
これでは野点も無理でしょうから、
お茶席後のお食事だけを楽しみに家を出たのだが…


桜もまだ半分ほど花を残していました。
全てが素晴らしく、帰るころには雨も上がり
死ぬまでに一度泊まってみたい旅館となりました(笑



泊まりの客でもないのに、到着と同時に広い玄関の戸が開けられ
女将さんの心のこもったお出迎えは、まさに別世界への扉が開いたよう。

~玄関 旅館パンフより~

これだけ広いお庭なのだから、大寄せの茶会並に混雑するかと思っていたら、来客者20人程度と、ゆる~り贅沢。
お茶席が用意されるまで、待たせてもらったラウンジでは、
半数以上の方がお着物をお召しになっている。

野点の代わりに室内に設けられたお茶席
お道具も、元財閥別邸だけあって立派なものばかり。

裏千家によるお点前の後、こころゆくまで拝見し
お食事は128畳もの大広間・雄峰にて。
お花見をイメージした「かまくら弁当」でしたが、
ひとしな一品、御献立に書かれた順にいただくお食事は
それが、ひとつの流れになってて、
母も私も、フレンチ、イタリアンもいいけれど
「やっぱり和だね」
日本人DNAに響くお料理でした!

↓母はふかひれ、湯葉の茶碗蒸しがお気に入り

↓どれか一品選ぶなら、私は、うなぎ道明寺蒸しかな。

↓お茶碗の紋章は朝香宮様よりいただいただとか


各組ごとに、おおきなテーブルを用意して下さり、広さも贅沢なら、お軸も立派、舞台もカラオケのどん帳ではなく(笑) 舞台壁面には人間国宝で截金(きりかね)作家、故江里 佐代子氏の作品が。


食事が終わるころには、雨も上がり
お庭を散策するには、ちょうどよく、


高台から見下ろす庭園。
これだけ広いのに、手入れが行き届いている。
本館のゆがみガラスの戸がなんとも温かく
これまた日本人のDNAにビビっとくる。

夜のお庭もステキなのだろう。
今度は泊まりで来たいね!と
母と私は三養荘を後にする。

三養荘HP>>>
女将さんと渡辺淳一先生との対談>>>

興津・浄水場 の桜

2008年03月30日 | しずおか-見る


清水区興津中町浄水場での「桜観賞会」
ふだんは立入り禁止施設なので、年に一度の開催です。
今年は3月30日に開催され、はじめて行ってみました。

駐車場はありませんと、あらかじめの告知があったので
JR興津駅から興津中学校よこの、小高い山(水道山)まで
歩くこと約10分。
ゲートで渡された案内によると、14種類もの桜が植えられて
いるとのことでしたが、やはり威勢が一番いいのは、
染井吉野、手がかからないというか^^;枝ぶりも、ワイルド
ですが、山ですので、これも自然でよろしいかと。





山頂まで行くと、駿河湾が見渡せます。
今日の午前中はかろうじてお天気がもち、うす曇
空の色と桜の色がかぶり、写真だとイマイチですが^^;
高台から見渡す海はキモチがいいです!





ここは、静岡市で最も古い浄水場(昭和7年)で、
興津川上流の清地水源場より送られた水の二次処理場として
導水路を流れてきた水は減菌剤を使い、ろ過され、
標高差を利用して清水の各家庭に送水されるとのこと。
山頂では、できたての水も、試飲できます。
わが家への水の配水経路を知ることで、
水道水がおいしく飲めることへの感謝と、
水を大切にしなくては!と改めて認識。


地下に配水池があるそうです。



桜→花見といえば、宴といきたいところですが
水道施設のため、ペット連れでの観賞や飲酒はだめです。

木村圭吾さくら美術館

2008年03月21日 | しずおか-見る

沼津のクレマチスの丘の一角にある木村圭吾さくら美術館
日本画家、木村圭吾氏の作品のみを展示する個人美術館で
桜を描いた代表作や屏風絵、そのスケールの大きさは圧巻!

クレマチスの丘は、今年の1月に桜好きの友人と
訪れたものの、余りの寒さに、また来ようね^^;と、
この美術館内は鑑賞せず先送りしてしまったのですが、

木村圭吾さくら美術館HPによると、な、なんと
 【閉館のお知らせ】が!
当美術館は、都合により2008年3月25日(火)をもちまして閉館とさせていただきます。5年間にわたる、みなさまのあたたかいご愛顧に心から感謝申しあげます。ですって!

25日って、そんな急な

桜好きとしては、見逃せません。
急きょ、桜好きでもない友人を誘い(笑
あわてて行って来ました。


~パンフレット~

もうじき閉館ということで、混んでるかなと思いきや
お天気も雨で強風だったからでしょうか、
祝日にもかかわらず、館内は2~3組の来客で空いていました。


~写真は撮れないのでHPより勝手に拝借^^;~

照明を落とした館内は、大きな桜たちがライトアップされ
妖艶で幽玄な世界へと誘われます。
空いていたおかげで、館内貸切状態。
四方を桜に囲まれ聞こえてくるのは、
外の荒れた天気によるゴーゴーとい風の音、
これがまた、桜たちに息吹を与えているようで。
桜の幹を龍にみたてている作品もあるのですが、
桜の木の下には精霊が宿るなんて日本人は昔から言いますが、
この桜たち、生命力全開なのです!
夜になれば、映画ナイトミュージアムじゃないですけど
精霊たちが動きだし妖艶な宴が今にもはじまりそう…

閉館か。
もっと多くの人に体感してもらいたかったな。この感覚。
静岡(清水)の人で、この美術館を知っている人は、そう
多くはないので、宣伝が足りなかったんじゃーないかなとか、
余計なお世話ですが^^;

到底、写真ではお伝えしきれないのですが、
せめてもの土産に色紙&ポストカードを購入。


このかがり火に映える夜桜、早速ウチの玄関に咲いてもらってます^^

  

館内の入り口の庭園に植えられた枝垂桜は
蕾がピンクにふくらんでいました。

桜の開花直前に、閉館というのも、
さくらの悪戯かな、などと思いつつ、
桜に見送られながら、惜しまれながらの閉館も
なんともいえぬ余韻を残し、
これまた「さくら美術館」らしい閉じ方かもしれない。

高松宮妃のおひなさま展

2008年03月03日 | しずおか-見る
今から80年ほど前
  徳川慶喜公の孫に当たられる高松宮妃喜久子さまが、
  ご成婚のお支度としてお持ちになった京雛
高松宮妃のおひなさま展
今日(3/3)が最終日だったのですが、
今年もグランシップで、開催されました。
グランシップHP>>>
平成11年から開催されているのでもう10年。
今年のスポット展示は茶道具、お化粧道具。
以前行った事あるよ~っていうひとも、
毎年テーマも変わります。
雛の魅力を堪能するもいいですよ!



写真だとわかりにくいんですけど見事なミニチュア、
精巧を極めてます。
郷土自慢じゃないですけど
静岡は、雛人形、雛調度のまちとして名高いんですよ!

それから、せっかく行くなら
★ギャラリーツアーがお勧め。
開催日が土日など限られているのですが、
民族学者の先生とのガイドツアーなんです。
こじんまり宣伝してるので、館内にいても、気づかない人もいますが、トリビアがいっぱい。

帰りには、ギャラリー内で特別販売をしてた
岡部町の名物「花もち」をお土産に。



紅は魔除け、緑は生命力を表しているそうで
今日はちょっと体調不良だったので、
無病息災を願っておいしくいただきました。

春、ほころび

2008年02月04日 | しずおか-見る
2月3日は節分。 
を冬から春へとけ、翌日は「立春」
二十四節季には、各季節、立夏、立秋、立冬とありますが
旧暦では一年のはじまりを立春としたようで
特に分け目が重んじられたのでしょうか。
今年の立春は
関東をはじめ積雪のようすが報道され
ココ温暖の静岡市・清水でも、
遠くの山々はうっすら雪化粧。
「春とは名ばかりで…」と皆さん言っておられましたが
  
いえいえ、どうでしょう。
ふと、庭先に目をやると、
梅の蕾がほころんでいるではないですか。



清水の人は、その昔、
「日本平に雪が積もると春がくる」といったそうで、
じゃがいもを植える時期としたそうです。
よくしたもんですね。
草木には春が訪れているのです。

豆まきで、ココロの鬼を追いやった後は、
ココロも春の装いで参りたいものです^^

ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展

2008年01月24日 | しずおか-見る


お正月のことですが、静岡県立美術館で開催されている
「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」
に行ってきました。


母と行く約束をしてたのですが、ちょうど正月で帰っていた弟も誘ってみると、石仏アート系はあまり興味ないので…との返答でしたが、私は県立美術館の地域広報サポーターもしているし、時々行かせてもらうお寺の所蔵品も何点か展示されてるので、是非行こうよ!と、半ば強制的につれてゆきました(笑

「ガンダーラ美術」といえば、
♪ガンダーラ~タケカワユキヒデさんを連想してしまうのですが(笑
「ガンダーラ」は、現代のパキスタンの北部の町の古い地名。
紀元1~3世紀ころ、ガンダーラは、地中海のローマとインド、中国を結ぶ東西交易の要として繁栄した都市。この時代にインドから仏教が大きく発展し、たくさんの仏像、菩薩像、彫刻などが寺院に飾られ、ガンダーラ美術が開花したそうです。

チケットを係員に渡し、展示室内に目をやると、
そこには、等身大の仏陀像をはじめ、アーリア系の彫りが深く鼻筋の通った顔立ちをした仏陀像たちが並んでいる。
足を踏み入れるのに、一瞬だけど、
これらは紀元2-3の頃、僧侶も庶民もこぞって皆が盛んに信仰をしてきたものなのだろうかと思いをはせると、なんだか、もの凄い空間に足を踏み入れるようで、畏れを感じてしまう。
などと思っているうちに、母も弟もスタスタいってしまうので、まあ、ここは、美術品として見学させてもうらうことに。

県美に行くといつも思うのだが、静岡の人は、比較的熱心に、ひとつひとつ丁寧に展示品を見ていると思う。
全部丁寧にみたら、かるく2時間はかかってしまう。
もとより私にそんな根気はないので、コレだ!と、自分の感性にピンときた作品だけを気のすむまで鑑賞し、あとはサラっと流しゆっくり図録で見ます。
ガンダーラ仏は、ギリシャ・ローマ美術の影響も濃く、顔立ちも人体表現も肉感的なカンジがします。個人的にはサラっとのっぺり、穏やかでやさしい仏像顔が好みだったりしますが(笑
ガンダーラの菩薩像、浮彫彫刻に仏三尊像(仏説法図)、仏伝図(釈尊の生涯にまつわるエピソードを絵画や浮彫彫刻で表現したもの)、パキスタン・アフガニスタンのストゥッコ像(石灰に粘土をまぜ、つなぎにワラをいれた漆喰)など。
今回の展示は、その数の多さにもびっくり!
なんでも、本国パキスタンに続き、日本は世界最大のガンダーラ美術コレクションを有しているとか。まさにガンダーラ遺跡とバーミヤン遺跡の「全貌」で、写真やパネル資料も充実しており、図録をみればわかるが、館長さんの力の入れようはすごく、この分野にかけてはかなり専門的と思われる。
じっくり図録を読んだあと、もう一度足を運んでみようと思う。

バーミヤンは標高2500㍍もある山中にある仏教遺跡。
どうやってこのような山中の1.3㌔㍍にわたって続く摩崖に、巨大仏や寺院が造られたのだろう。
2001年3月、バーミヤンの2体の大仏も壁画も、イスラム原理主義集団タリバンよって破壊され、失われたことは、世界に大きな衝撃を与えた。確かに1千年以上も前に作られた大仏が破壊されたことは、悲しいことであるけれども、そういう結果に至らしめたことを、当時アフガンを支配していたタリバンだけに責められようか。
浄土世界を願い建設された大仏なのに、み仏さまも泣いているかもしれない。

ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展
開催は2008年3月30日(日)まで。

島田市ばらの丘公園

2007年11月05日 | しずおか-見る
11/4(日)秋晴れ

静岡駅~駿府公園あたりは、大道芸ワールドカップin静岡
人出はなんと、181万人!
静岡の街が賑わってくれることはうれしいのですが、
あまりの混雑に酔いそうなので^^;
の~んびり、静岡より国1バイパスを車で30分弱
「島田市ばらの丘公園」に行ってきました。
秋の散策には、もってこい!のオススメスポットです。

360種、8700株のバラ園への入り口です。
入場料は300円でした。

デジ一眼をもってないので^^;
コンパクトなマイカメラIXYでのバラ撮影

    

 それぞれのバラの名前までメモってはこなかったんですが、
 人名がついているバラ、けっこう多いんです。
 ジョン・Fケネディ(男性の名前がついているのは少ないですね)
 イングリット・バークマン、ダイアナ妃、マリア・カラス…など
 島田市でうまれた「ミス島田」もありました。

   
   

   

 

紫のバラって、隣の蕾は濃い色なのに、開くと淡くなるのね。
   

お花やさんで売っているお花や、いけばなに使うお花は
ほとんど蕾ですが、
ここのバラたちは開ききっています。
ボリューム感た~っぷり!






バラといえば、初夏の花ですが、
秋バラもステキでしたよ!
また、写真でお伝えすることはできませんが、
バラの香りを楽しむのもいいですね!

ランチは、公園向かいにある
「レストラン・ベルローズ」

私は若鶏のソテー、きのこソース set


コーヒーでなく、アロマティーに
デザートはバラのソースがけ

もうひと散策したあと、こちら1Fのローズ・ショップで
バラのソフトクリーム「島田のバラ」も美味!



国道1号線バイパス「野田IC」すぐ
島田市ばらの丘公園 HP >>>

日本平の花火

2007年07月26日 | しずおか-見る
前回のブログUPが梅雨入りで、そろそろ梅雨明け
梅雨やすみをしてしまい、久しぶりの更新です^^;

昨日7/25(水)は
第26回日本平まつり 大花火大会でした。

眼下には、キラキラと宝石をちりばめたような
清水港を囲む清水の夜景。
日本平ホテルの野外の芝生に寝転びながら、
ほぼ真上に上がる花火。
ものすごい臨場感!!






日本平山頂までゆき、真下で花火を見たのは初めてです。
日本平への通行は、自家用車は全て乗り入れ禁止となるので、
静岡駅より臨時シャトルバス(約30分、往復1300円)を利用。

ドラマ「華麗なる一族」では万俵家のロケ地となった
日本平ホテルの約2万坪の芝生の庭園は人で埋め尽くされ、
約4万人が来場するようですが、スムースな整理誘導でした。

花火の打ち上げ時間は1時間ほどですが、
打ち上げ間隔も短く、
テーマが設けられ(花火おしながきはコチラ>>>)
それぞれ凝った演出にBGMが流れるので、
ちょっとしたショー感覚!

私のお気に入りは、
パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラス?かは
わかりませんが(笑)花火のBGMに、オペラの歌声!
なにか映画を見ているようでした。
少し、オリンピックの開会式っぽくもありました。

コンパクトカメラでの写真はイマイチだけど、
芝生に寝転びながら見る花火ってなかなか
いいですよ!

帰りのシャトルバスも人数の割りには、スムースで
10分待ち程で乗車できました。
日本平を下る途中、交通規制がしかれているので、
対向車はタクシーばかりが、ぞろぞろと。
通常はこんな場面に出くわすことはないので、
ちょっとしたコメディ映画を見ているようでした。

花火大会はたいてい、7月の最後の週の水曜日に行われます。
日本平は、小高い山になっているので、静岡市街からも
見ることはできますが、ぜひ
日本平山頂でのスペクタクルショー観覧がオススメです!!