
先日東京からの友人が来清したときのこと。
富士山5合目まで車でご案内しました。
富士宮口からの富士山スカイラインは、まだマイカー規制にかからず
車で5合目まで通行できたのは良いのですが
土曜ということもあって10時頃で、5合目付近は5㌔渋滞!
富士山が街の、生活の一部になっている静岡市民としては
そこまでして富士山いきたいか~?などと内心思いながら、
どのみち動かないので道路に車を駐車し、新鮮な空気を吸い
高山植物などに目をやりながら、待つこと1時間。
地元の友人と行ったならば、引き返すところですが(笑
県外の方は、私たち地元民が思う以上に、富士山に感激しており、
そんなに感激されると、ずうずうしくも我がものキブンで、うれしくなり、
これまた郷土愛を再認識をするよい機会でした。

<宝永山>
新5合目からは、6合目までは約30分くらいです。
と、サラっと書いているようですが、この30分苦しかったです^^;
富士山の五合目は2,300㍍!!
車で簡単に行けてしまうので、なかなかその高さを実感できないのですが、
通常、海抜0~100m付近で生活している私たちにはたいへんなコト。
ゆる~い坂道なのに、ちょっと急いで登ると、
えっ~?私こんなにゼーゼーしちゃってる

自分の体力の衰えにビックリしますが、これは気圧のせい。
慣れてくれば楽になります。
そこから、山頂を目指す人と、宝永山に行く人と別れるのですが、
宝永山火口付近を見学し、帰りは山林を歩き
5合目駐車場まで戻ってきました。

5合目は軽井沢並?の涼しさを想像してたのですが、
案外日差しは強く、迂闊にも日焼けをしてしまいました。
また、くつは宝永山コースなら普通の運動靴でよいでしょうけど、
岩石ばかりでけっこうすべります。
車に積んであった靴は、なんとテニスシューズだったので、
くだりはズーズーすべりました(笑
富士山頂登山を目指す人は、ものすごい人の数。
まさに大名行列状態です。
それにくらべ、ハイキングコース的な宝永山コースは
人も少なく、時には、富士山ひとりじめキブンに浸れ
岩石でできた山肌に寝ころんだりと、そこで食すランチは最高です。
日差しも時には強く照りつけ、あっという間に霧に囲まれたかと思えば
す~っと去り、5~6時間でしたが、富士山を「体感」できました。
8日には、皇太子さまが、富士山初登頂されたそうで、
その際、宝永山にもよられたそうです。
先週、静岡伊勢丹で、
NHK静岡放送局・富士山写真コンクール展がありました。
行ってみたいとおもいつつ、私は行けなかったのですが、
母が伯母とランチがてら行ってきたようで、
お土産に、入選作品写真集とポストカードをもらいました。

・入賞作品ポストカード32枚入り1500円
・平成20年度入選写真集 2700円
本当に、最高の瞬間をはぎ取っているな~という写真ばかり、
どれも観光地の売り場にあるようはポストカードとはちょっとちがう
写真家の富士山への愛情が感じれられる素晴らしい作品ばかりです。

会場でいただいたという
富士山ブックカバー、富士山ステッカー、富士山しおり、
募金(富士山基金)をしたらいただいたというフェイスシール。
富士山は日本一、
なのに、世界遺産に登録されていません。
未来まで、美しい富士山を継承してゆくため
富士山を世界遺産にする取り組み があります。
この取り組みは前から知っていましたが、
自分が少しではありますが
富士山を実際に歩き、富士山を体感してから、
身近に感じ、少しでも協力できたらと思いました。