生きづらい私のこと 自閉症グレーゾーンの人生行路

アスペルガーっぽい私のこれまでのこと、そしてこれからのことを自己分析しながら書き記していきます。

働きづらさ(2)

2018-07-05 19:16:12 | 私の特性
 私のこれまでの職歴を振り返ってみると、仕事から生じる精神的なストレスが働きづらさの大きな要素になっていると思います。対人コミュニケーションが苦手であること、あるいは自分の考えにこだわってしまうことは、仕事がうまくいかないことや上司・同僚との摩擦の原因になります。仕事に関して感じる負担感、上司や同僚の言動を過敏に受けとめてしまうこと、自分の障害的特性が表に出ないように意識することなどが精神的ストレスを増やします。
 仕事を続けるためには、自分が感じる精神的ストレスができるだけ小さい職場を見つける必要があります。職種や労働条件だけでは、その職場で自分がどれくらい精神的ストレスを感じるかわからないので仕事探しには不安がつきまといます。仕事の内容や性質、どんな上司や同僚と働くのかなど採用されるまでわからないことはいろいろあります。
 また、自分の職業経験や年齢も考えると雇ってもらえそうな求人も限られてきます。非正規の仕事でも応募しても不採用となった経験は何度もあります。

過敏性の表れ方、いろいろ

2018-07-03 20:41:15 | 私の特性
 以前に書いた心理的な過敏さ意外に、広い意味での過敏性と思われる特性を思いつくままに書き出してみました。

 体調が良くないと不安になります。睡眠不足になると体調が悪くなるので、睡眠時間について神経質になりがちです。

 小学生の時、学校給食、特に食パンと牛乳が苦手でした。食べるのにもかなり時間がかかっていました。

 子どもの頃、遊園地に出かけた時の思い出です。恐怖や眩暈(めまい)を感じるような乗り物に皆お金を払ってまで乗ろうとするのが不思議でした。ちなみに車の運転をしている自分の姿は想像することもできません。

 自分や他人の血液(あるいは出血)を見るのが怖いです。健康診断などで採血される時も血液を見ないようにしています。

 ある程度以上高い所から下を見下ろすと恐怖を感じます。

 多人数を対象に話をしなければいけない時はかなり緊張します。

 本を読んだり考え事をする時は静かな環境がほしいです。

整理整頓が苦手

2018-06-29 18:38:29 | 私の特性
 整理整頓をするのにそれなりに意識的な努力を必要としています。そうでないと室内はかなり混乱した状態になります。パソコンの中もけっこう雑然としています。インターネット上で興味を持った記事があればあまり系統的に整理することを考えないで次々と保存しています。

収集癖

2018-06-29 18:34:58 | 私の特性
 美術館・博物館での展覧会のチラシ、映画のチラシなどを持ち帰って保存する習慣があります。新聞の切り抜き、図書館で借りた本や雑誌の一部をコピーしたものも増えていきます。経済的な余裕があれば、もっとたくさんの本や雑誌を買っているでしょう。紙に印刷されたものに惹かれて収集する性癖があるようです。

心理検査を受けてみると

2018-06-28 21:54:17 | 私の特性
 数年前に、ある精神科診療所で心理検査を受けました。面接では、対人関係で困難を感じるということや、「要領が悪い」、「気が利かない」と言われることがよくある、といったことを手短に説明しました。検査を受けてみて、面接や心理テストだけでは私の本当の姿は見えてこないだろうというのが正直な感想でした。
 結論としては、「アスペルガー症候群の特性は持っているが、障害者と言えるほどのものではない」ということでした。
 参考までに手渡された所見の一部を引用しておきます。
「・・・相手の気持ちや行動を予測する課題が苦手であったことから、対人場面でのやり取りは1つ1つ経験した場面を知識として記憶し、活用してきたのではと思われます。・・・その苦手さが困りごとにあげていた対人関係の緊張につながっていると推察されます。
 自分の枠組みと相手が考えていることに相違が生じやすいため、周囲に何をしてほしいか具体的に指示してもらうことが負担の軽減につながると思われます」
 ある程度は当たっているとは思いますが、私の生きづらさはこれだけではありません。
 記憶や思考機能によってなんとか自分の障害的特性を補ったり隠したりしながら生きてきたように思いました。もし私の知的能力がもっと低かったとしたら、今ではもっと悲惨な状況に置かれていたかもしれません。