
3年前の今日、ひなは旅立っていきました。
19歳11ヶ月。
生後3ヶ月弱で、我が家に初めての猫さんとして迎えて、高校生だった娘が
大学生になり、社会人になり、結婚して母親になり、もうじき育休明け...
そんな日に逝ってしまいました。
私は、その年の夏の終り頃から始まった、ひなを連れてのほとんど毎日の通院の日々と
5日の未明に迎えたお別れの時間...そこまででエネルギーを使い果たしてしまったような状態でした。
獣医さんに教えていただいたとおりに、ひなを安置することはできましたが、斎場の手配までは
どうしたものか、きっぱりと決めることができかねていました。
娘が、「私が決めてもよければ...」と、我が家から徒歩圏にあるペット専用の斎場を探してくれました。
娘が、ここにと思う場所なら間違いないと思ったので、予約をしてもらい...
3日後の8日に、ひなを連れて孫を抱く娘と一緒にタクシーで向かいました。
保護した猫さんたちを境内で大切に育てているお寺さんが、敷地の一角にこじんまりとした
ペット専用の斎場を用意しているということでした。
樹々に囲まれた斎場で、静かに親密なお別れをすることができて、心が安らいでいく時間を
感じることができました。
斎場選びを娘に任せて本当によかったとしみじみ思いました。
今日と同じように、爽やかで穏やかな快晴の日でした。
帰りは、私がひなを抱いて、娘が孫を抱いて歩いて家まで帰ることにしました。
娘の胸元から孫が顔を上げて笑顔を見せているので、私たちも見上げてみました。
きれいな十月桜が咲いていて...あぁ...お花を見て笑っているのね...
そんな風に思って、思わず娘と私も笑顔になりました。
お花が大好きだったひな。
思いがけず、美しい十月桜が娘と私と一緒に別れを惜しんでくれたようで
少し心が和みました。
あの日、家でお留守番をしてくれて、帰宅した私たちを出向かえてくれたココも、
昨年春に、ひなのいる場所へと旅立ちました。
12月になると、あの日、ひなに導かれるようにして出会った十月桜が咲いているか気になります。
今日のように、そして3年前の8日のように、晴れているとお散歩がてら思い出の十月桜に会いに行きます。
ひなを見送った哀しみや寂しさが見せてくれた幻ではなかった...最初の年には、そんな風に思って安心しました。
ひなもココも、いつも私たちの心の中に...
ひなは気分がよいときには、孫のそばに静かに横たわり、仔猫を遊ばせる母猫のように、しっぽを
ゆっくりとパタンパタンと動かして、孫と遊んでくれました。
懐かしく楽しい思い出の1つです。

十月桜について


東京では快晴が続いています。

19歳11ヶ月。
生後3ヶ月弱で、我が家に初めての猫さんとして迎えて、高校生だった娘が
大学生になり、社会人になり、結婚して母親になり、もうじき育休明け...
そんな日に逝ってしまいました。
私は、その年の夏の終り頃から始まった、ひなを連れてのほとんど毎日の通院の日々と
5日の未明に迎えたお別れの時間...そこまででエネルギーを使い果たしてしまったような状態でした。
獣医さんに教えていただいたとおりに、ひなを安置することはできましたが、斎場の手配までは
どうしたものか、きっぱりと決めることができかねていました。
娘が、「私が決めてもよければ...」と、我が家から徒歩圏にあるペット専用の斎場を探してくれました。
娘が、ここにと思う場所なら間違いないと思ったので、予約をしてもらい...
3日後の8日に、ひなを連れて孫を抱く娘と一緒にタクシーで向かいました。
保護した猫さんたちを境内で大切に育てているお寺さんが、敷地の一角にこじんまりとした
ペット専用の斎場を用意しているということでした。
樹々に囲まれた斎場で、静かに親密なお別れをすることができて、心が安らいでいく時間を
感じることができました。
斎場選びを娘に任せて本当によかったとしみじみ思いました。
今日と同じように、爽やかで穏やかな快晴の日でした。
帰りは、私がひなを抱いて、娘が孫を抱いて歩いて家まで帰ることにしました。
娘の胸元から孫が顔を上げて笑顔を見せているので、私たちも見上げてみました。
きれいな十月桜が咲いていて...あぁ...お花を見て笑っているのね...
そんな風に思って、思わず娘と私も笑顔になりました。
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お花が大好きだったひな。
思いがけず、美しい十月桜が娘と私と一緒に別れを惜しんでくれたようで
少し心が和みました。
あの日、家でお留守番をしてくれて、帰宅した私たちを出向かえてくれたココも、
昨年春に、ひなのいる場所へと旅立ちました。
12月になると、あの日、ひなに導かれるようにして出会った十月桜が咲いているか気になります。
今日のように、そして3年前の8日のように、晴れているとお散歩がてら思い出の十月桜に会いに行きます。
ひなを見送った哀しみや寂しさが見せてくれた幻ではなかった...最初の年には、そんな風に思って安心しました。
ひなもココも、いつも私たちの心の中に...
ひなは気分がよいときには、孫のそばに静かに横たわり、仔猫を遊ばせる母猫のように、しっぽを
ゆっくりとパタンパタンと動かして、孫と遊んでくれました。
懐かしく楽しい思い出の1つです。








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