椿の美しさ.。.:*・゜

素晴らしい椿の世界を拝見できたのは、先日、孫の七五三でお世話になったご近所の
老舗和菓子店でのことでした。
いろいろお世話になったお礼を．．．そう思って立ち寄り、お陰様で恙なく．．．と、ご挨拶を
してから、小さなお買い物も済ませて帰ろうとしたその時に、店員さんがお声を掛けてくださったのです。
繰り上げての日程で、お祝いをしたので、そのときにはまだ開花を迎えていなかった椿が、
ちょうど見頃を迎えていますよ、と．．．「店主がお待ちしております。」と中庭にご案内をしてくださいました。

ご厚意に甘えて、拝見．．．さすがに老舗のご主人は、花選びもお目が高いと納得しました。
数種類の美しい椿を、バランスよく配置して、中庭を華麗でありながら、品のよい椿の園のように仕立てて．．．

私が花々の撮影を愉しんでいることもご存知だそうで、ご自由にお好きなだけ撮影をと、席を外して下さって
私はご厚意に甘えて撮影をさせて頂くことができました。
中庭全景が素晴らしいのですが、私がネットに公開することはできませんから、あくまでも椿、椿、椿、です。














お濃茶にお干菓子まで、ご用意して下さって、思いもよらない贅沢な時間を
過ごさせて頂きました。
お薄を頂く機会はあっても、なかなかお濃茶でのおもてなしは．．．恐れ入りました。

娘の成人式の折りに上生菓子を用意していただいたのが、お付き合いの始まりだったように
記憶しています。
２０年を越すお付き合いになりました。
期間が長いだけで、当然なのですが、いつも本当に少額のお買い物しかしていないのです。
温かいおもてなしのお気持ち、本当に恐れ入ります．．．

老舗の暖簾を守り繋ぐ．．．ご主人の懐の深さ、広い心、誇り高い志．．．全てが凝縮された物が
お店であり、商品なのですね。

娘の二十歳のお祝いを美しく彩ってくださったお店に、その娘が自分の息子の五歳のお祝いへのお返しの品を
安心してお任せできる、そのことだけでも感慨深く、いろいろな思いが胸をよぎりました。
さりげなく贅沢なおもてなしをしてくださったこと、感謝の気持ちが次々と湧き上がるように感じています。　


新型コロナウイルス禍の収束の日を、１日も早く迎えることができますように．．．


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