東京の空の下♪ほのぼの日記

ほのぼのと・・・

☆伝説のピアニスト、不破武善

2008-08-30 | シャンソン日記&歌姫☆ほさか夏子
 湯河原散歩で見つけた、
大きな胡桃の木~!

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 行く夏を想いながら、
相模路の旅の終わりに、
のんびりとした湯河原の町を歩いて、
秋の気配を感じていました・・・。



 昨夜の東京は、
それはものすごい音の雷がひっきりなしに落ちてきて。
本当に怖かったです~!

ちょうど私はジャズ・ヴォーカル教室の夜だったので、 
もう帰りの時間が待ち遠しくて待ち遠しくて!

一夜明けた今日は、
昨夜の雷雨がまるでうそのような穏やかな朝ですが、
今日のお天気も突然の雷雨が予想されていて、
ちょっと心配・・・。

早いものですね。
八月もあと一日で終わり。



 今から20年くらい昔、
赤坂に、小さなシャンソニエがありました。
私も縁あって、ときどき遊びに行って、
お酒を飲みながら、
ピアノと歌の生演奏を楽しんでいました。

そこでピアノを弾いていらしたのが、
シャンソン華やかなりし頃から異彩を放っていた、
才能豊かな伝説のピアニスト、
不破武善(ふわぶぜん)さんです。

そのお店では、お客さまも歌わせていただけたので、
私も数回、不破さんのピアノで、
下手なシャンソンを歌ったことがあります。

彼のピアノは、それは素敵で・・・!
歌いながら、自分の声よりも、
不破さんの奏でる音色にうっとりと酔いしれた、
淡い思い出があります。

そんな思い出のシャンソニエ。
「オルセ」という名前なのですが、
その後、お店を閉めてしまって。
私も生活環境が変わり、
夜は自分のレストランの仕事で忙しくて・・・。

♪ET MAINTENANT 曲et歌:ジルベール・ベコー
“そして今は”。

不破さんの消息もわかりません。
インターネットで調べても、
不破さんを師事したたくさんのお弟子さんの情報は目にしますが、
ご本人の活動状況はわからずじまい・・・。

私の青春時代の思い出のピアニスト、
シャンソン界でも知る人ぞ知る、伝説のピアニスト、
不破武善氏。

私のような素人が、
あのような素晴らしいプロの方のピアノで歌えたなんて(しかも他のお客様の前で!)
後にも、先にも、
そんな経験はあの時代、あの場所しかありません。
今思えば、
本当に夢のような“時間(とき)”。

出来ることならもう一度お会いして、
彼のピアノを聴きたい。
そして、
今度は私の歌ではなくて・・・。

あのとき下手な歌を歌っていた女の子が、
今でもシャンソンが大好きで、
性懲りも無く、
アコーディオンでシャンソンを“歌っている”ことを、
不破さんにお知らせしたいです。