東京の空の下♪ほのぼの日記

ほのぼのと・・・

☆アコーディオン練習、この頃♪~よくない兆候

2008-06-17 | アコーディオン&音楽日記
文化学院

 御茶ノ水。
この写真は、金子先生も通った、在りし日の「文化学院」です。
残念ながらこのすばらしい古い建物は、アーチの入り口以外は取り壊され、
新しい校舎に生まれ変わっています。

そしてこの「文化学院」もある“とちの木(マロニエ)通り”。
パリのカルチェラタンを思わせる、ちょっと静かな通りは、
金子先生も私も大好きな道です。

とちの木通り(1)


 やっかいな風邪が治って、
少しさぼっていたいろんなことを再開しています。
中国語、フランス語のおさらい、
母から依頼されている事務仕事、もろもろの雑事、
そして。
アコーディオン練習・・・。

 早いもので、来月7月10日は、
アコーディオンの師匠、金子先生の一周忌。
このところ気持ちが焦燥感にかられがちで、
そんなときって、世の不条理がいろいろと気になってしまうのが、
私のいけないところ・・・。
つい先日も。
私の住んでいる町からも近い秋葉原で、恐ろしい事件があって、
どんな理由があるにせよ人を傷つける若者が後を絶たないことは絶対に許せないことだけれど、
もうひとつ恐ろしいのは、
現場で被害にあった方達を囲んで携帯カメラを向けていた若者達の存在。
私はもともと変なところで正義感が強いので、
昨今の事件なんて考え始めると、
時代が変わったのか、いったい何が変わったのか、
一部の若者に限ったことでも、果たして他の若者はどうなのか、
それを取り巻く社会はどうなのか、大人はどうなのか。
どうにもこうにも・・・。
そんなことを考え始めると、妙に熱くなって。
そして、熱くなった分、
その反動でがくんと虚しくなってしまう、
よくない性格です・・・!


 このところのアコーディオン練習も、
ときどきふと虚しくなることがあって。
(これもよくない兆候です!)
それは、たぶん。
ひと言で言うと“目標意識の欠落”・・・。

この喪失感は、
実は金子先生が急逝してしまってから、ときどき襲ってくる、
慢性的な心の迷いです。

先生がいらした頃は。
毎週、先生と過ごす時間はとても充実していて、
先生と交わしたいろんな音楽&人生談義は、
演奏することと同様、もしかしたらそれ以上に楽しくて、
アコーディオンに対する愛情もいっぱいでした。

でも、先生を亡くして。
いろんな意味での大きな支えを失ってからは、
アコーディオンに関わることについて、
何をするにも不安が先にたってしまって・・・。

きっと。
いつまでたっても成長しない自分の演奏が、
ちょっと嫌になっているのかもしれません。
7月が近づいてくると、
いろんなことがまた思い出されそうですけど、
でも。
少し元気にならないと!