ひっくり返ったおもちゃ箱

アジアのドラマや映画、少女マンガ、アニメ、小説などの感想と妄想箱。
ネタばれ全開です。未見の方はご注意ください。

台湾映画『花様 たゆたう想い』

2014-06-26 | 映画 は行
みなさん、こんばんわ~♪

なんとなくお久しぶりでございます、お変わりありませんか?
大きな納品が終わりましたよ、いやはや、ホッとしましたよ~のパレアナ姉でございます^^

もうコメント一覧を作る力も残っとらん状態で……なんだか、ごめん。
コメント一覧、ちょっと休みます。
いや~ホント、申し訳ない。でも、その時間をコメント返信と記事更新にあてていきますね。

ま、このコメントの大海、ゆらゆらと泳いでみるのも、また一興では?……な~んて言ったらヒンシュクかしら(笑)





今日は少し前に観た台湾映画「花様 たゆたう思い」の感想をお届けします。







監督  製作 脚本 ゼロ・チョウ
出演 チェン・イーハン  ジェリー・イェン ミシェル・チェン ジョセフ・チェン  サイモン・ヤム

解説 あらすじ
「Tatoo 刺青」などで知られる台湾の女性監督ゼロ・チョウが、300年前の中国の孤島で繰り広げられる男女4人の切ない恋を描いたラブストーリー。
流刑の地として知られる中国外洋の小さな島に漂着した小雪(シャオシュエ)と小霜(シャオシュアン)の幼い双子の姉妹は、「花漾楼(かようろう)」という妓楼の女主人・月娘に拾われ、芸妓として成長する。月日は流れ、看板芸妓に育った小雪に海賊のタイパーや管弦楽器の若き師匠・文秀(ウェンシウ)ら男たちは心を奪われるが、小雪と小霜はある秘密を抱えていた。



以下、ネタばれ全開の感想です。未見の方はご注意ください。




キャプチャーは公式の予告動画から作りました。



ジョセフの映画初出演作ですよ!
そしてジェリーの海賊姿ですって!

「うわぁ~~観たい観たい」と思っていたのですが、ウチみたいな田舎にこの映画が来るわけもなく(T_T)

…DVDになるのを心待ちにして、レンタル開始と同時にいそいそと借りてきて、わくわくと観ました。











綺麗な映画でした~。









監督 脚本 製作のゼロ・チョウは、前作の監督作品「Tatoo 刺青」でレイニー・ヤンが同性愛者を演じて話題になりました。
独特の感性ですよね。


風景、情景がとても綺麗で幻想的でした。






















300年前の中国、かつて流刑地だった孤島にある楼閣に美しい双子の姉妹がいました。






人を信じ、愛を信じる心優しき姉、小雪。





愛を利用しようとする妹 小霜。






この安定の白と黒のヒロインの対比、しかも双子設定。 いいですねぇ~~~(^.^)





で、あれでしょ?
実は妹はとっても優しくて、誰よりも姉を愛して信じてるとかいう展開でしょ?











妹の彼氏…というか彼の片想いっぽいけど、ジェリーさんです。
 






そして姉が愛する音楽の師匠にジョセフ。





この姉妹、昔、筏(いかだ)に乗せられて流れ着いたところを楼閣のおかみさんに拾われて育ってるんですね。
いわゆる芸者さんですから、好きな男とは一緒にはなれないわけですよ。
おまけに二人は皆が恐れる伝染病に罹っているらしい。




姉が師匠と仲よくなるのが面白くない妹。





「彼を愛してるの」という姉。






予想を裏切らないお約束、ニヤニヤが止まりません。







で、妹はお金のために(姉のために)身受けされるわけですが~


 実はジェリーのことが大好きなんですよね。





ちょっと感情が決壊しそうになりますが。










自分が伝染病なので、彼のために思いとどまります。
……って、身受けされた旦那の立場は??(^^ゞ

ジェリーには伝染しちゃダメで、旦那にはいいのかい?
鬼だね、小霜(笑)。
…病気が分かって、ジェリーに拒まれるのが怖かったのかもね。






結局、ジョセフと逃げた姉ちゃんは病気が原因で別れちゃうし。

 こんなこと、言ってたのにね(^^ゞ





妹も海に流されて…ラストは夢なのか、現実なのか分からない不思議な終り方でした。











双子って心が通じ合ってるんですってね。
つまり小雪が腕に怪我をすれば、小霜の腕にも痣が出来る。
小霜が伝染病に罹ると、小雪にも(罹ってないのに)その症状が現れる……最初、伝染病に罹っているのは小雪だと思っていたのですが…実は小霜だったんですね。

楼閣のおかみさんに「小雪は病気だ」と思わせて、楼閣から追い出されるように仕組む。
小雪も自分は病気だと信じてて、それがジョセフに知られるのが怖いわけで。
で、結局、ジョセフは病気に怖気づいて逃げてしまうんですよね。






ジョセフ、初映画でこの役は無いだろう…(T_T)

いや~~~これは選択ミスですね。
愛に殉じきれなかった情けない男なんですが~情けない男でも「あ~そうだよね、仕方ないよね」と同感出来たり、なんか憎めなかったりするのですが……なんとも……キャラの仕上がりが薄っぺらくなってしまった感じがします(私感です)

どうせやるなら、とことん汚れ役に徹したらいいのに~~~って、事務所的にそれはNGなのかしらね(^^ゞ

ジョセフ・チェンというブランドが、それを邪魔してる感じがする…。






同じく情なくて「ホントにもう、仕方ない男だね」と思うものの、すご~~く魅力的だったのが、海賊の親分。
 美人にハマって騙されちゃってるし。

親分についてきた子分たちが憐れだわぁ(T_T)




楼閣の女主人もイイ味出てましたね。


このくらいの年代の役者さんが醸し出す情ない感じ、切ない感じ、とてもいいですね。





さて、小霜に振り回されるジェリー、良かったですよ。
子犬のようで、彼に耳と尻尾が見える気がしました。








この話で、一番良かったのが~妹の小霜かな。
アイビー・チェン。「ブラック&ホワイト」「スキップ・ビート!」など台湾ドラマで活躍してましたが~上手になりましたねぇ。

 切ない顔がいいです。





病気が発覚して、筏に縛られ海に流される小霜。

それを見つけるジェリー…なんだけどね、きっと夢なんだよね。





小霜とジェリー。小雪とジョセフ。
親分と奥さま。小霜と旦那。旦那と奥さま。そして親分とおかみさん…いろんな形の愛がありました。



一番ブラックだと思われた小霜が、献身的に姉とジェリーを愛してました。



姉の小雪とずっと寄り添って生きてきたのよね。
小雪の悲しみは自分の悲しみで。
小雪の喜びが自分の喜びで。
……きっと、小雪が居れば、彼女は何も要らなかったんじゃないかな。


でも、小霜が姉を愛してるほどは、小雪は妹を必要としてなかったみたいですね。


「まだ懲りないの?」と言われてる様子から、きっと何度も男を信じて騙されてるんだろうね。


そして、小霜は伝染病を発症する。
姉はまた男を信じようとする…苛立ちと焦りになり、姉を傷つけてしまう。
病気はどんどん進行していく…姉は自分が病気だと思っているなら、このまま一芝居うって、彼氏と一緒に楼閣から出してやろう……。






純愛だ…(T_T)

やっぱ、「Tatoo 刺青」のゼロ・チョウだわね~~~~。





風景が美しく、情景は幻想的で、とても綺麗でした。

ただ、小霜以外のキャラが分かりにくかったかなぁ。
ジョセフは残念でした~そしてジェリーは見てるだけでもう満足…というか、台詞が少なかったね。
こんなにオッサンになっても、やっぱり魅力的だわ、ジェリー・イェン!

意外に親分とおかみさんの熟年カップル(?)が情感たっぷりで良かったですよ~~~。
この二人で、若い人たちのエピに奥行きが出来た感じがします。
でも、親分と美人の奥さまのエピは必要だったのかしら~~~。




ストーリー的には…
「???」なところもありますが、幻想的なファンタジーと思えば、とても楽しめます。




では、今日はここまで~。
みなさん、明日もいい日をね!

4 コメント

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おお~! (蘭乱)
2014-06-26 23:58:14
パレアナ姉さん、こんばんは。
そして、お仕事に記事更新にお疲れ様です。

この映画、少し前によく話題になっていたので興味あったのですが、DVDレンタル開始されたんですね。
2000年のトニー・レオン版の花様年華は録画したままHDに放置されたままになってます。

ジョセフ、いまいちだったんですね。
以前、同年代の俳優さん達が次々映画デビューする中で、彼だけ出遅れているとか書かれていたのを何かでみかけました。
映画に出演すると格が上がるとかなんとか。
私の中ではジョセフは入江君。
あまりにもイメージピッタリな入江君ぶりに、他の誰がやっても物足りなさを感じてしまいます。
イメージといえば、ミシェル・チェン。
この方の出演作は観たことないのですが、新しい「神ちょう~」の小龍女役で、最近少し画像が出回ってますが、前作のイメージが強すぎるのか、ボロクソに書かれてましたよ。
暁明とイーフェイちゃん以上のコンビはないやろうと。非難する気はないですが、私もそう思います。
本当に美しいカップルでしたからね~。
蘭陵王も視聴するまでは、暁明がえーんちゃうん!?と勝手にキャスティングしてましたから。
最終的にはあれは暁明ではなく、フォンさんの役やなと思いましたけど。あの美貌にドハマリしましたし。
ちなみに新しい楊過は陳暁という若手の人気俳優ですが、私には高良健吾にしか見えません。
残念ながら、私のイケメンセンサーは働きませんでした。

姉さんもhisahisaさんもキラキラした台湾明星が好きなんですね。私には眩しすぎます。(笑)
壁ドン映像は楽しませていただきました。
ハートに命中もありましたね。
あのシーン、切なくてドキドキしながら観てました。
懐かしい~。登場人物誰にも共感できんかったのに、なぜかドハマリしたドラマです。

アイビー・チェンといえば、こんな動画がありましたよ。CMを元に作られたショートムービーみたいな感じらしいです。お相手はそう、我らが殿下。

遇U+89C1茉莉,浪漫一世-康U+5E08傅茉莉清茶
http://molispace.iqiyi.com/mobile_index.html?albumId=0001

うまく貼り付いたりつかんかったりなので、観れるかしら?

実際のCMは30秒ぐらいのものですが、古装じゃなくてもフォンさんはやっぱり素敵です。

それでは、本日も長々とお邪魔しました。
やっと週末ですね。
姉さん、ゆっくり休んで下さいね。
では。
返信する
蘭乱さん (パレアナ姉)
2014-06-27 11:35:27
蘭乱さん、いつも嬉しいコメントありがとうございます。
さっそく貼ってくださった動画を記事にしちゃいました~~~フォんさん、やっぱ素敵ですよねぇ……これはやはり…恋かしら?(まだ言ってる)
このCM、他にもいろんなカップルの組み合わせがあるようで、しばらく楽しめそうです~ありがとうございます^^

さて、「花様 たゆたう思い」ですが。
やっとレンタル開始になりましたよ~そして2000年のトニー・レオン版?…そんなのあったんですか?知らなかった~~~いやん、さっそく動画を探しに行かなければ!きゃぁきゃぁ。教えてくださってありがとう~♪

ジョセフ…はい、残念でした。
もう少し役を検討して欲しかったなぁ…と思います。入江くんのイメージがついて回りますもんね、それを破る役が来て欲しいものです。

そしてミシェル・チェン!
え~~~そうなんdねすか、新しい「神ちょう~」の小龍女役。
それはまた…大胆ですねぇ。あの役は蘭乱さん同様、暁明とイーフェイちゃん以上のコンビは考えられませんねぇ。
ミシェル、顔が丸すぎるわぁ、庶民的すぎる感じがします。でも、やってみようという、その心意気はあっぱれですね。

蘭陵王…暁明!!いいですね!
フォンさんがハマり役でしたけど、暁明の殿下…うわぁ、どうしよう~~~あ、どうもしなくていいですか(汗)
蘭陵王のおかげでフォんさんを知りましたから~良かったんですけどね。暁明の殿下……考えただけで血圧が……ああ、イカン。

で、新しい楊過は陳暁…なるほど。
さっそくググってみました。…ホントだ、高良健吾ですね。
さぁ~どう化けるんでしょうか、違う意味で楽しみですね。

ふふふ、キラキラした台湾明星、いいでしょう~。
オッサンも好きだけどね、このお兄ちゃんたちもいいでしょ。
ハートに命中…あのシーン、はい、もう「く~~~~!」ってなりましたね。
私、シンディの母目線で見てました、このドラマ(笑)

いや~今日も楽しいおしゃべりをありがとうございました^^
引き続き良い日をね!
返信する
朝が来る前に…。 (みう)
2014-06-28 00:13:52
この作品は観てないのですが~、ジョセフちょっと残念な役どころだったんですね…入江君超えな役と出会って欲しいですね(もう出会ってたりして?私が知らないだけかもしれません)。
ジェリー、「君には絶対恋してない」だったかな?良かったです~♪何か可愛かった☆

姉さん、週末はゆっくりできそうですか?しっかり疲れを癒して下さいね。
私は土曜も仕事です~ユウウツ。
なので、寝る前に逃避を兼ねてサイトへGo!
忘れずに陛下MVも観なくては。フフフ。不適な笑みが止まらない。
以前、乱読様が彼を表情イケメンと仰ってましたが、同感です。
放送時に見落としていた表情の数々に、二度墜ち三度墜ち何度墜ち?
エンドレス、です。
あと、後ろ姿にもシビレてしまう。背中は語るってやつですかねぇ。ええわ~。
某動画サイト万歳。

映画のお話から、だいぶ逸れてしまいました、すみませぬ~。

ではでは♪
姉上、良い週末を☆
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見ましたよ! (エムエム)
2014-06-29 10:54:41
おはようございます。
私は、映画が公開されてからすぐ、いそいそと映画館にみにいきました。
なんたってジェリーとジョセフじゃ絶対見ないとね!
映画を見始めると、小雪も小霜もテレビでみたことあるじゃん。へぇ~こんな演技もするんだなと思いました。
幻想的で綺麗ですよね。
やっぱり、ジェリーは格好いいなぁと再認識した映画です。
この映画のお話ができて嬉しいなぁ。
私の回りには、こんな会話できる人いないもの。
先週、台北に行って来ました。娘が台北に住んでるんで。五月天のアルバムが五位だったかな。入陣曲が、入ってました。なんか、うれしかっです。
それと安徳王のジョージが、台湾でメガネのコマーシャルをやってるそうです。わが娘もこの人格好いいねと言ってました。さすが私の娘ですね。
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