東京-札幌間は値上げ？

JR東日本が、12月4日の東北新幹線・新青森開業時における運賃の認可申請をしたとの発表がありました。それによると、東京-新青森間は現行よりも520円安くなるそうです。じゃあ、東京-札幌間はどうなるんだろう？と思い、発表された情報を基に計算してみました。
まず、現在は、はやて、白鳥、北斗と乗り継ぐと、運賃が14,070円、通常期指定席特急料金がそれぞれ6,000円、2,400円（乗り継ぎ割引で1,200円）、3,030円（乗り継ぎ割引で1,510円）で、合計22,780円。
では、新青森開業後はどうなるかというと、東京-五稜郭-札幌の運賃計算キロが1215.9kmから1205.6kmに短くなるものの、運賃は変わらず14,070円。はやてが新青森までで500円アップの6,500円。白鳥が2,190円（新青森でも乗り継ぎ割引が同様に適用されると仮定して1,090円）。北斗は変わらないので3,030円（乗り継ぎ割引で1,510円）。合計23,170円。ということは、390円の値上げとなってしまいます。えーっ、ちょっとがっかりです。
結局、東京-新青森だと特急の乗り継ぎが無くなるのと、営業キロが18.1kmも短くなるから効果があるけど、北海道に渡るには乗り継ぎ回数は変わらないし、いったん青森に寄り道する形になり、キロ数も10.3kmしか短くならないから、新幹線のプラス500円分を相殺できないってわけか。もちろん、区間によっては、この10.3kmマイナスが上手く働いて、運賃安くなる場合もあるんでしょうけど…。やっぱり、北海道新幹線の新函館(仮称)開業まで、恩恵は得られないのか…。