パラおのブログ

Fighters観戦記など

「残したい」「見たくない」

2012-07-11 22:34:34 | ニュース

先ほどのニュースで、被災地のいわゆる「震災遺構」を残すべきか、撤去するべきかという議論についてやっていました。
「震災を風化させずに後世に伝えるために残すべき」、「思い出して辛いから撤去してほしい」。どちらの意見ももっともだと思います。でも、私は「残す」道を選んでほしいと思います。何もなければ、人は簡単に忘れてしまいます。
今年の4月12日、新聞で「昨日は震災から13ヶ月目」というニュースを見て、「あぁ、そうだった」と初めて気が付いた私。3月11日は、1年という節目で、さすがに忘れはしなかったけど、それからわずか1ヶ月でこのありさま。これが現実。今日だって、震災から1年4ヶ月という節目だというのに、被災地岩手県出身の議員でさえ、被災地を思うどころか、新党なんかにうつつをぬかしている。これが現実なんです。
撤去してしまえば二度と取り戻せません。酷な言い方かもしれませんが、「見るのが辛い」という人には「見ない自由」があるはず。でも、撤去してしまったら「残したい」「自分の大切な人の死を無駄にしたくない」「二度と同じ悲劇を繰り返してほしくない」という思いは叶えられないのではないでしょうか。被災者じゃない私の勝手な言い分でしょうか。


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