『八甲田山死の彷徨』
新田次郎
新潮社
★★★
近年(笑)、あまりこのようなしっかりした「小説」を読むことが少ない。
手をつける前は、一瞬躊躇するのだが、読み出すと、ほんと止まらない。
ストーリーテリングといおうか、綿密でアナログな(現代から見れば、おそらく)取材を組み立てる道筋に
パワーに圧倒され、読み進めてしまう。
なんだか意味不明な感想になってしまったが。
なぜ演習で死んでいかなければならなかったか
現代の論理では計り知れないのが歴史なのだろう。
wikipediaによると…
『八甲田山死の彷徨』(はっこうださんしのほうこう)は、世界山岳史上最大とも言われる犠牲者が発生した、青森県八甲田山における山岳遭難事故を題材として新田次郎が執筆した山岳小説である。

『悼む人』
天童荒太
文藝春秋
★★★
とても力のあるストーリーを書く人だが、実をいうと、脇役や状況の類型的な描写があまりしっくり来ず
今まであまり熱心なフォロアーではなかった。
そういうわけで、この本は、元同僚が貸してくれて、読んだら面白いのはわかっていたけど
しばらく置いてあったりもした。
改めて今日、一気に読んで、
メインキャラクターの書き込みの深さに、やはり涙して読んだ。
過去の「永遠の仔」について、救いのない話という知人もいたし、
これを辛い話だと思う人もいるのかもしれないが、私は希望を書き続けている人だと思う。
新田次郎
新潮社
★★★
近年(笑)、あまりこのようなしっかりした「小説」を読むことが少ない。
手をつける前は、一瞬躊躇するのだが、読み出すと、ほんと止まらない。
ストーリーテリングといおうか、綿密でアナログな(現代から見れば、おそらく)取材を組み立てる道筋に
パワーに圧倒され、読み進めてしまう。
なんだか意味不明な感想になってしまったが。
なぜ演習で死んでいかなければならなかったか
現代の論理では計り知れないのが歴史なのだろう。
wikipediaによると…
『八甲田山死の彷徨』(はっこうださんしのほうこう)は、世界山岳史上最大とも言われる犠牲者が発生した、青森県八甲田山における山岳遭難事故を題材として新田次郎が執筆した山岳小説である。

『悼む人』
天童荒太
文藝春秋
★★★
とても力のあるストーリーを書く人だが、実をいうと、脇役や状況の類型的な描写があまりしっくり来ず
今まであまり熱心なフォロアーではなかった。
そういうわけで、この本は、元同僚が貸してくれて、読んだら面白いのはわかっていたけど
しばらく置いてあったりもした。
改めて今日、一気に読んで、
メインキャラクターの書き込みの深さに、やはり涙して読んだ。
過去の「永遠の仔」について、救いのない話という知人もいたし、
これを辛い話だと思う人もいるのかもしれないが、私は希望を書き続けている人だと思う。
