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Paraiso Bookshelf

友だちに、こんな本がよかったよとお知らせできるようにブログを始めましたが、途中で普通の日常報告&旅メモと化しています。

置いておく本

2014年02月15日 | 本棚(ミステリ)


『高慢と偏見、そして殺人』
P.D.ジェイムズ/羽田詩津子
早川ポケットミステリ
☆☆☆

オースティンの中でもやっぱり、『高慢と偏見』は良いなー、と思う私にとって、キャラクターを楽しむお楽しみ本。

作者は有名なミステリ作家だし、たぶん他の作品も読んだことあるし、内容もきちんとしたもんなんでしょうけど、
読みごたえ云々というよりは、ダーシーとエリザベスのその後、というのが楽しみで買った。

その意味では、ダーシーくんとエリザベスさんの活躍は少ないのが残念。
身分の高い貴族だからあまりドタバタできないんだろうな。
ダーシーくんもそんな性格だし。

最近、読み返さない本は捨てるよう心がけているけど、この本はお楽しみとしてとっておくことに。
表紙もなかなかオシャレです。

年末恒例の

2011年02月06日 | 本棚(ミステリ)
スカーペッタシリーズ『核心』
パトリシア・コーンウェル/池田真紀子訳
講談社文庫
★★★

年末年始尾恒例として、やはり買ってしまったし、なんだかんだ言って楽しみに読んだ
スカーペッタシリーズである。
大人になって、エラくなって、賢くても
人間はずっと葛藤にさらされる生き物なのだなあ…
今日、思い切りぐうたらしていた私には、そこが身にしみる。
ルーシーも、もうすっかり大人なのに(ひょっとして30歳ぐらいか?)
そしてお金持ちなのに、相変わらずストレスフルだ。
そこが魅力でもあるけど。




シリーズ16作目!

2010年01月17日 | 本棚(ミステリ)
『スカーペッタ』
パトリシア・コーンウェル/池田真紀子訳
講談社文庫
★★★

年末年始の帰省新幹線の定番、検死官シリーズもなんと16作目。
スカーペッタは、久しぶりに局長の地位に戻り、以前の部下と仕事をしている。
だが、あまり検視局での仕事が書かれることはなく
外部の仲間たちと事件を追っていく、スケールの広い展開。
ストーリーそのものは、はじめの「嫌疑がかかった青年」とのやりとりにジリジリさせられて
一気読みとはいかなかったのだが
マリーノの登場にドキドキしつつ、ルーシーの成長を楽しみに読んだ。
シリーズのファンだからこその楽しみだなあ、と思うのだが
単体で読んだ場合はどうなのだろう。


12番目のカード

2009年12月06日 | 本棚(ミステリ)
『12番目のカード』
J.ディーヴァー/池田真紀子訳
文春文庫
★★★

ジェフリー・ディーヴァーのライムシリーズは、読み続けているミステリのシリーズの1つ。
やっぱり面白かった。
ジェットコースター・ミステリと言われているけど
細かい描写もよくて、ちょっときかん気な高校生の女の子とか
大人たちの立場になって、真剣にイライラさせられたりする。
次のが単行本でもう出ていて、読みたいな~、と思う。
けど、文庫になるのが楽しみな本があるのも嬉しいことだ。


『あたしの手元は10000ボルト』

2009年03月22日 | 本棚(ミステリ)
『あたしの手元は10000ボルト』
ジャネット・イヴァノヴィッチ
集英社文庫

原書が、巻数に合わせたシャレのタイトルだからしょうがないんだけど
もう少し、モダンなタイトルでもいいかなあ…
ヒット曲のタイトルをもじってるのは楽しいんだけども…
さて、中身は珍しく(いよいよ?)レンジャーにフィーチャーした巻で
私は断然モレリファンだったが、さすがに格段にレンジャーの魅力もUPしたなあ。



ジウ終了

2009年03月01日 | 本棚(ミステリ)
『ジウ』
『ジウ』
誉田哲也
中公文庫
★★★★

おもしろかった。
最後は「ええー、結局!?」という感想はあるものの、読んでいる間、続きを待っている間が
純粋に楽しかった。文学とかミステリの深さとかではなくて、続き物の物語の楽しさと
警察小説の楽しさ、だろうか。



ワーキングガール・ウォーズ

2009年01月11日 | 本棚(ミステリ)
『ワーキングガール・ウォーズ』
柴田よしき
新潮文庫
★★★

ミステリ…でもないのかもしれないけど。各章に謎はある。
解説には「負け犬小説」ということで三十七歳、独身、仕事はできる、という主人公には共感を持ちつつ
しかし、こういう職場の女性どうしの対立とか「無能な上司」って
今どき本当にあるのかねー、と思ったりする。
こうやって、舞台立てを書くとクライのだが、
中身は主題のわりに、カラリとドライな空気なのがよい。



『チャイルド44』

2009年01月03日 | 本棚(ミステリ)
『チャイルド44』
トム・ロブ スミス/田口 俊樹 訳
新潮文庫
★★★★

今年の「このミス」の海外部門第一位。
新幹線でだーっと読んで、さすがに止まらなかった。
ミステリというと、「途中で犯人がわかる」という人が多いのだが
私は、ほとんどわからない。そういう読み方をせず、ただ流されるままに読んでしまう。
しかし、この話は途中で「あ、この人があの人なんだ」と考えながら読んだ。

ミステリの筋もいいけど、読む側にストレスをもたらすような、
息詰まるような共産国の国家統制に翻弄される登場人物の描写が、この小説を面白くしている。




『ストロベリーナイト』
誉田哲也
光文社文庫
★★★

このタイトル、思い出したくないなー、というほど気分が悪い(残虐)&印象的なキーワード。
「新鋭作家応援プロジェクト」として、新人作家を書店と協力して売ろうという光文社のキャンペーンで
売り出された本(のうちのひとつ?)だそうで、書店員さんの解説と帯の文句つき。

確かに勢いがある。面白い。でもコワい。
主人公が良心的なのが救いなのだろう。


シーセッド・ヒーセッド

2008年12月30日 | 本棚(ミステリ)
『フォー・ユア・プレジャー』
『シーセッド・ヒーセッド』
柴田よしき
講談社文庫
★★★★

園長シリーズ、第二弾&第三弾。
新宿二丁目で保育園を営む主人公が、副業として私立探偵で駆け回っている、というお話。
ともかくキャラがいいので楽しい。
仕事を回してくる城島さんなんて、俳優の顔が浮かんできますね~。

星つけてみました。

『ジウ1』
誉田哲也
中公文庫
★★★

警察小説というジャンルが好きだ。で、ヒロインがいいですね。
これとは別に、女が主人公の警察小説シリーズもあるらしいし、女性を書くのが得意なのかな?
続きも気になる。



『魔術師』

2008年12月21日 | 本棚(ミステリ)
『魔術師 イリュージョニスト』
ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子訳
文春文庫

ライムシリーズはいつも楽しみに読んでいるのだが、今回は文庫本(の上巻)を風呂に落としてずぶ濡れに・・・買いなおそうかと思ったけど、とりあえず一週間ぐらいかけて乾かして読んだ。
本当のイリュージョニストが犯罪やろうと思ったら、「ミッションインポッシブル」のパート2の早代わりみたいなことも簡単にできちゃって(ああゆうマスクではないらしい)、ミステリの禁じ手、という気がする。
しかし、面白かったのでよし・・・。
乾かした本は膨らみきって、本棚に入れられないよー