多動っぽい子、アスペっぽい子、学校行けない子  ~精神科から診た子ども、ときどき大人~

地方の精神科勤務医です。発達障害や子どもの話を中心に書いてます。(診断治療は、直接専門の先生の方を受診して下さいね。)

究極の選択

2010-07-02 00:21:31 | 不登校
 とある中学2年の女の子

 今まで、勉強やら、部活やら、頑張ってきましたが、人間関係のゴタゴタとかもありまして、ついに、ダウンしちゃいました。
 最初の頃は、それでも、時々教室に入ったり、相談室に通ったり、でも、この状態で頑張っても無理なものは無理

 しばらくは、自宅でのんびり不登校ですね。

 で、学校の方から、ありがたい方針がでまして(勝手に、方針を決めるなと、いつも思うのですが)、
 次のうちから、どれかを選びなさいと言われました。

 1番、教室に頑張って入って勉強する。
 2番、相談室に頑張って通う。
 3番、教育センターに通う。
   の、究極の「3者択一」です。

 本人からも、「そんなことを言われても、それができるなら、とっくにしています」と、まぁ、当たり前のお話が。

 で、「何番って、答えましょうか」とお母さんも尋ねられるので、

 「そりゃ、決まっているじゃん、4番、休憩」

 お母さん、「そうですよね、4番ですよね」

   ・・・・と言うことで、本日の面接は終わりです。