NORTHBOUND EXPRESS

鉄道好きサラリーマンの◆不定期運転臨時急行◆(全自由席)  

れっつ!ノース!キタ━ミーティングwith「EF55奥利根号」後編

2008年12月21日 | イベントレポート
こんばんは

さて、れっつ!ノース!キタ━ミーティングwith「EF55奥利根号」後編です。
上野を発って4時間 いよいよ終点水上駅に到着です。
頬にあたる風の冷たさがハンパではありません。実は私、大宮以北の高崎線は初めての乗車であり、もちろん水上駅へも初上陸な訳です。山に囲まれた静かな駅ですね。今朝、出発前の上野駅でまじめに「そう言えば、EF55って上り列車はどうするんですかね?あぁ、64が先頭になればいいんですよね・・」構内に転車台があることも当日初めて知りました(汗)


             数年前では日常的な情景・・ 今では感動モノです


             やっぱり「上野行」の方がしっくりきますね

             到着直後、EF55と64は解結作業を行います。

         

               「回ってくるからちょっと待っててネ!」



      グレーのHゴムは○ですが、やはり貫通扉にもラインが欲しいです。。
 
 さて、我々は人のいなくなった水上駅で暫く12系や115系との並びを撮影した後、転車台へと移動します。もう「EL・SL~」は水上の町でも結構な名物列車となっているようで、歓迎ムードがいっぱいといった感じでした。

            

                  うひょ~ また人だかりが・・
 
 上り列車の出発に備えてEF55は方向転換をします。なにやら鉄道博物館のような状況です!ファンサービスでいつもより多く回っているみたいです。


                    転車台に入るEF55
 
             おめでとーございます!いつもより多く回って・・
 
 こんな状況なんで、私は後の方でレポート用の写真撮影に徹します。前の方ではなにやらトラブルが・・「ナラァ~ッ」「ゴルァァ━ッ」目の据わったいい歳したオジサンが怒鳴り声を上げて喧嘩してました。おかげでせっかくの楽しいイベントも台無しですね。。同じ趣味を持つ者同士、もっと譲り合って気持ち良くできないものでしょうかねー ったく。
 方向転換作業を終えたEF55は再びEF64と連結。パンタも下ろされ出発まで休憩に入りました。我々も再び駅へ・・
 ここで奥方から購入命令が出ているとのことで、SEKKI郎さんは湯乃花饅頭さんへ・・私も女房子供置いて男3人の「ナイスミディパス」みたいな状態になってしまってますんでお土産に買わせていただきました。「こしあん」試食したら美味しかった!おすすめです。。
 
 さぁ、旅もいよいよ折り返し、水上駅からは高崎行きの740Mに乗車です。今回、115系原色に乗車することも当初からの大きな目的の一つでして、再びあの「ンア゛ァァ━━ッ」と唸るMT54のモーター音をセミクロスシートで味わおうという魂胆です。上野口から姿を消してはや4年・・ これが非日常になってしまうとは・・
「奥利根」で水上へ来た乗客がみんな乗り込んでくるかと思いきや、空き席もちらほら・・ 土曜日ということもあり、水上温泉に1泊して帰るという方もいたのでしょう。井堀倶楽部でもいつか1泊くらいで乗り鉄オフ会を企画したいですな。車内もマッタリムードでまた楽しい話をしながらあっという間に高崎に到着です。。
 
 SEKKI郎さんも仰ってましたが、あまりにも12系の印象が強すぎたのでしょうか、至ってフツーに乗ってしまいました。まぁ、これが正しい115系の使い方でなのしょう。地元の皆さんは「なんかいつもより乗客が多いな・・」って感じだったのでしょうが。。 シートピッチもやはり12系より狭く、向かいの方とヒザが当たります。。あらためて「急行型」と「近郊型」の違いを感じた次第でございます。。


             115系で高崎に到着~ まだまだ現役!
 
 もうお気づきの方もいらっしゃるでしょうが・・ 明らかに写真の数が減ってきてますねー(汗)えぇ、そうです。この時点でかなーり眠くてですね・・ハイ。
 高崎駅では次の列車934Mの発車まで30分ほど構内を散策、mattunさんと煙草休憩です。「煙草止めないとなぁ」と思っているんですが、ホームで吸う煙草は私の趣味ですので無理です(爆) 東日本さん、どうか再検討を・・・
 
 行きに見えた旧型客車を見に行こうとホーム端まで歩きましたが、留置している211系とE231の影になって見れませんでした・・残念。高崎の旧型客車もEF55とEF5861が引退となりますので、そろそろ青色に戻して欲しいのですが・・
 
 そうこうしている内に934Mが入線~ これもまた今回の目的の1つである「平屋のグリーン車」!「良かった!ちゃんと平屋がついてるぅ!」やはり我々の中ではグリーン車は2階建てではなく、平屋なのであります。このサロ211は国鉄最後の平屋グリーン車だそうで。。
    ささっ、車内に入ってみましょう!

 

 1席に1つの窓配置、特急普通車と同等のシート、そして天井長手方向にまっすぐと伸びた照明・・高級感はありませんが、車内は特急型サロを思わせる造りで非常に好感が持てますね。モケットが柄物に変わってしまっていますね・・ 薄緑の無地の方が「らしく」て良かったんですが。。
 乗客は我々の他に2組程度でしたので座席を対面にして流れる景色を見ながら歓談タイムです。なんというか、興奮の連続であった12系で疲れた身体を癒すように時間もゆ~っくりと流れていった感じです。律儀にグリーンアテンダントさんが我々のところまで回ってきてくれますが、「一体何の集まりなんや?」と思っていたでしょう(笑)「あちこち採寸などしていますが、決して怪しいものではありません(笑)ただただ鉄道が好きなのです。。」
 
 冬の午後の高崎線はとても気持ちの良いものですね。。 気が付くと誰かさんは口を開けて寝てしまったようです(爆)
 車内ではmattunさんが仕掛かっている20系で鉄博での帯の採寸の話や、サロ車内仕切壁の広告差しの採寸(オイオイ・・一体何のためだ!?)などなど・・ 
 上野まで1時間40分あまり・・ いまや通勤以外で1時間以上も各駅停車に乗って出かけるということは異質?となってきている時代ですが、そこを各停グリーン車でまったりと過ごすというのは、ある意味、とても贅沢なものなのかも知れませんね。。最近は若いカップルがグリーン車に乗っている姿も見かける機会が多くなっているような気がします。まさにこれが「プチ贅沢」というものなのでしょうか。。
 
 そうこうしているうちに列車は今回の旅の終着地、上野駅に近づいてまいりましたーっ 「酒だ!もうすぐ酒が呑めるぞぉーっ」この後もお楽しみは続きます。。
 上野駅5番線に到着 おっと、窓の外にはどこかで見た方が!本日、「奥利根」に乗車予定だったMr.Sさんが所用を終えられ、グリーン車停車位置でお出迎え。。 お会いするのは1年振りですがお元気そうで何よりです。。Mr.Sさん、わざわざホームまでありがとうございま~す。。
 

                 Mr.Sさん、お疲れ様で~す。。
 ようやく本来のメンバーが揃ったところで、打上げ開始時刻まで上野駅の散策です。
  

 夕刻、帰宅客が多い高架ホーム上では「この上屋がどーのこーの」とか大連絡橋を見上げて「この屋根の上側ってどうなってる?」とか、「あの博物館入ったらいい感じで見えるかも・・」「この荷物エレベーターを作るのはそう難しくはないですね・・」って一般の方には?なぶっ飛んだ話をしながら、おそらく普通の御方であればはカメラを向けないような方向に4人の男がカメラを向けている訳ですから、思いっきり目立っているのであります(笑)
 mattunさんも無事に目的のお土産を買うことができ、地平へと降ります。
 もちろんここでも4人の奇行ぶりは炸裂です。コンコースでは誰かが持参した「鉄道ファン77年8月号 特集上野駅」に載るコンコースの画像と現在のコンコースを見比べて「この柱がこれでぇ・・ あの梁は・・」とか、かつて20番線のエンドがあった場所に立ち、「ここから12番線にとまる列車は見えたんですかねぇ?」などなど、mattunさんはレイアウト製作にあたっての検証をされていたようです。。 
 
 この後、上野駅前の居酒屋「ときわ亭」での懇親会は18時からとしておりましたが、もう「ビールはよ呑みたいっ!」「上野駅の見える席を確保せなっ」ということで予定を30分繰り上げ、一旦、上野駅を出ます。。
 2分後、上野駅前の「ときわ亭」に到着。。エレベーターを降り、店内へ入ると「!!」 窓側の上野駅寄りの席が1つだけ空いているではないですかっ(汗) ギリギリセーフでした。。まさに我らのためにリザーブされていたかのようなタイミングです。この4人にはやはり上野の神がついている!?

              窓下のニッチには「あゝ上野駅」のレリーフが・・
 予想以上に良い眺めですっ。SEKKI郎さんも窓から見える上野駅に興奮してます(笑)お店側も「この眺めはウチの財産だ」と意識されているのでしょうか、窓下のニッチには「あゝ上野駅」のレリーフが誇らしげに置いてありました。。
 飲み物頼んだらここでサプラーーイズッ! なんとSEKKI郎さんからmattunさんと私の家族にと「とでんもなか」をいただきましたっ!相変わらず粋な心遣いで本当に恐縮です。。

           カミさんも娘も大喜びでした!SEKKI郎さん、ご馳走様です!
 
      更にSEKKI郎さんからは「記念品」としてスバラシイものが2人に・・・

  このフェンスを透かして自分のお気に入りの車両を眺めてみたい!いつか撮影用に上野駅ジオラマでも作って是非使わせていただきたい逸品でございます。。
 SEKKI郎さんもどうやら、それが狙いの様子。。 SEKKI郎さんありがとうございます!そして、私が製作を目指している日暮里界隈の前面映像集、画像集・・ どれもSEKKI郎さんが日々、上野駅に足しげく通い収集した貴重な記録です。これは早くレイアウト作らないとSEKKI郎さんからツッコミ入りそうです(笑)

 そして!なんとMr.Sさんからもmattunさんと私にプレゼントが!!

               これだぁ━━━ッ!!もう言葉はいらない

                   男は黙って上野駅タオル!
               わざとベランダから外に向けて干してみる!の図
                 上野駅好きで何が悪いんじゃぁ━!
 
 Mr.Sさん、ありがとうございますm(_ _)m 大事に(主張しながら)使わせていただきます。勿論旅行の際は必ず持って行ってさりげなく風呂なんかで使ってみたいと思います(笑)早く人前で使ってみたい・・・
 
 なんと楽しい呑み会なのでしょうか・・ 上野駅を眺めつつ、上野駅を語りつつ、酒を酌み交わす(ジョッキですが・・)これは一度味わったら病み付きになりそうな酒です。ネタは途絶えず、mattunさんが持参したブログでも話題のナハ21やキハ35を3人で手に取り、「おぉ━すげ━っ」 はたまた、今後の井堀倶楽部ツアーの企画で「フェアウエイ」でEF57を見に行こう!東北特急妄想ツアー」だとか、「積立3,000円/月で北陸に乗らないといけない!ツアー」やら・・ もう酔っ払ってますんで殆ど何を言っているのか解りませんが、また楽しみが増えました(爆) Mr.Sさんの「メーテノレ(メーテ乗れ?)!?ホームライナー古河3号に・・」も爆笑ネタでしたね 今日はMr.Sさんの願いを託されたSEKKI郎さんが水上で国鉄の体をタダで貰って帰ってきましたが・・(笑)

 また、東京喜多局れっつ局の今後の上野駅レイアウトの展望について・・ お話を聞くとそれは根性と執念がないとコンプリート出来なさそうなので、やはり当局は日暮里あたりを専門に取り掛かり、繋げてもらうか!? 
 盛り上がった場をちょっと離れ、ファインダー越しにこの場を眺め、冷静に考えてみると、「上野駅が好き」という共通の接点こそもっているが、年齢も出身も違う4人が、どういう訳かここに集まり、上野駅をバックに一緒に杯を交わしている・・う~ん、「心のふるさと 上野駅」とはよく言ったものよ・・
 かつて盆や年末の上野駅ではこんな人間模様が当たり前にいくつも見られたのでしょう。我々も今ここで上野駅の名シーンを一つ、1/1スケールで再現したということでしょうか・・・ 
 ときわ亭、なかなか良いお店でした。また利用したいですね~ お店の方々、他のお客さん、大騒ぎしてスミマセンでした。。だって、我々は今日、子供ですから!

 さて、出会いがあれば別れもある、いよいよ舞台も終焉「フィナーレ」です。
 東京発22:00の「サンライズ瀬戸」に乗るmattunさんを見送ります。みんな揃って一旦上野駅へ・・

 13番線には「あけぼの」が発車待ち・・ ホームには泥酔して地べたで寝ている若者の姿が・・ これも上野駅の伝統シーンの一つか!? SEKKI郎さん、採寸採寸!
 
 そして東京駅9番線- 今日1日の楽しい時間を惜しむように、握手で最後の挨拶を。。「mattunさん、ありがとうございました!またいつかご一緒しましょう」
 あらためて夢の列車のチケットをプレゼントしてくれたmattunさんに感謝です。
 

  今度は走行会も一緒にやりたいですね~ 早く東京に戻れることを祈ってます!


              さようならmattunさん また逢う日まで~
            mattunさん乗車のサンライズ車中の様子はこちらへ
 
 mattunさんを見送った3人は東京駅ナカの喫茶でコーヒーを飲みながら反省会・・
 あらためて、こんな楽しい企画を催す機会と場を与えてくださったSEKKI郎さん、そして、チケットをとっていただいたmattunさん、一緒に「奥利根」には乗れませんでしたが、お土産までいただき、楽しいお話と幸せな時間を提供してくれたMr.Sさん、本当にありがとうございます。いまも感謝の気持ちで一杯です!!
 
 きょうび、移動時間を浪費して旅をすることがナンセンスとなりつつある中で、この旅は、我々から子へ、そして子から孫へと語り継がねばならない「昭和の鉄道旅」なのであります。気温の変化と土の匂いを窓から飛び込む風で感じ、映り行く景色の変化を目と心で感じ取り、時間の経過とともに自分が着々と目的地に近づいていることを実感する・・これが、「旅」の真髄ではないでしょうか。モノが溢れ、便利になった反面、絶えず時間に追われて生活することになってしまった我々が見失ってしまった何かを「鉄道の旅」は気付かせてくれるはずです。
 時代の移り変わりとともに「旅」の概念というものが再び見直される日が来るまで、大切にこれを受け継いでいく義務を我々は負っているのかも知れません。
 ここまでお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございましたm(_ _)m                 

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3 コメント

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Unknown (まさる)
2008-12-24 23:54:46
kitkatさん
コメントありがとうございます!
kitkatさんも、Mr.Sさんも何故一緒に乗れなかったんだぁ━━っ!と私は今でも悔やんでいます。
大丈夫!まだ乗れる機会はありますよ!いつか絶対リベンジしましょう。ほら、SEKKIさんも「いくら払えば貸し切れるんだ?」とか真剣に考えていらっしゃるようですし・・(爆)
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Unknown (まさる)
2008-12-22 12:34:05
SEKKIさん
コメントありがとうございますm(_ _)m
後編アップが遅くなってご迷惑をおかけしました。。
「グッと熱いものが・・」嬉しいお言葉です。それくらいこの旅は実りが大きく、ドラマチックなものとなりましたね!
また上野から「汽車」に乗って出かけましょう。。
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Unknown (SEKKI)
2008-12-21 22:34:07
レポUPお疲れ様です!
いやー、最後はキッチリ締めてくれた感じですね。
思わず、グッと熱いものが込み上げてきてしまいました。(微笑)
大きくなったら、また旅をしましょう・・・。
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