「♪春にゃ~必ず 親父(おどぉ)は帰る みやげ~いっぱいぶらさぁ~げ~てよォ~」
そう、僕らは青森に行くのではない。「帰る」のだ。
さぁ、♪「津軽平野」で始まりました、いよいよあけぼのツアー出発の日、当然朝から仕事どころではありません。あやうく他部署さんのミスで面倒な仕事が舞い込みそうになりましたが無事に回避(^^;金曜日ということで社内もバタバタとハイプレッシャーな雰囲気ですが、ドサクサ紛れに半休を取って事務所を脱出します・・エレベーターを降りエントランスまであと10m・・5m・・あぁ、太陽の光が見える・・アパートから命からがら脱出するレオンとか、メタルギアな気分です(笑) 途中で社長にでも遭遇したらマジでCQCで倒し、トイレに隠します。
なんとか無事に脱出、一旦帰宅し、最終準備を整えていざ上野駅へ!!
19時過ぎに上野駅に到着。国電を降り、出発前に慌しさと昂ぶる気持ちを整えるため一旦改札を出る。駅舎の写真なんかを撮りつつ、一服「♪ふぅ~~ 至福の時間とはまさにこのことだぁね。」
やっぱり駅舎も東京より上野がいい。土地や駅自体が持つイメージでそうなってしまうのだろうが、なんというか、上野はやはり暖かい。たとえ冬の吹きさらしの場所でも暖かく見える。時代は大きく遷り変わり、多くの長距離列車も消え、饐えた匂いの埃っぽい通路や地下の食堂も消えたけど、そこだけは変わらない。こんなに愛される駅なんてそうそうあるもんじゃない。
妄想トランス状態に入ったところで同郷の仲間(笑)の待つ地平ホームへ・・・
改札を抜けると15番線の頭端あたりで打ち合わせ中の幹事グループSEKKIさん、mattunさん、かずさんを発見。13番線を見るや仲さんも・・(^^;ほどなくみなさん揃いました。やっぱり席はあっても早く上野駅に行きたくなる・・これも昔から変わっていないようですね。
と、挨拶もそこそこに、ここで早くもサプライズ!SEKKIさん、mattunさんが取り出したるは・・・
上からSEKKIさん手製の「旅のしおり」と「記念ステッカー」そしてmattunさん手製の「チケットケース」!!そして、写真にはありませんが見事に台風をブロックし、秋晴れをもたらしてくれたSEKKIさんの「てるてる坊主」まで・・始まって早々、こんなに素晴らしい記念グッズをいただけるとは(TT)もう感謝感激でございます。旅のスケジュール、各イベントの案内、スタンプ帳!、停車駅時刻表などなど、旅の間、実際にとても役立ち、大切な思い出の品となりました。。メンバー全員が無事に揃い、あとはあけぼの入線を待つだけ・・・おっと、忘れちゃいけねぇ、車内のお楽しみ!酒と食料の調達です。ecuteでビールと鶏肉揚げ物のお惣菜、焼きサバ寿司、ネギトロ巻きなんかを購入。う~ん・・彩りも華やかだ。駅ナカ文化の発達で列車内の「食」もだいぶ様変わりしましたね。お酒好きには堪りませんが、欲を言えば、それを楽しめる長距離列車がもう少しあれば良いのですが・・
これで乗車準備は完了。13番線の集合場所に戻ると今回、諸事情により不参加となってしまったMr.Sさんが秋田の銘酒「高清水」とメンチカツなど差し入れを持ってわざわざ見送りに来てくれていました。Mr.Sさん、ありがとうございました。そのまま一緒に乗ってくれるものと思っておりましたが本当に残念です。。
さぁ、間もなく入線の時刻、同じ列車を迎えるにしても、これから「乗る」となると胸も高鳴り、いろいろとやってみたくなるのが人情ってもの・・・
って、かずさ~んっ!(笑)
ハマり過ぎの浜離宮です!SEKKIさんがわざわざこの旅のために用意した唐草模様の風呂敷とドカジャン(東京喜多鉄道管理局仕様)で出稼ぎ帰りの親父(おどぉ)に・・・
・・・おやぁ?
おわわ、行っちゃったー!(爆)
と、かずさんが見事に80'sにタイムスリップしたところで尾久方から青い客車が現れます!それにしてもさすがかずさん、当時の上野界隈をリアルに体験されているだけあって全く違和感なく溶け込んでますね(微笑)
機回しのできない頭端式ホームの上野駅では、今でも客車列車を尾久から推進回送で持ってくることが必要なワケですが、これはもう北への旅情を盛り上げてくれる一つの儀式のようなもの。この景色が見れなくなったら本当に寂しいですね。経営側として採算性のないものを合理化するのは至極当然の話ですが、コストや手間がかかっても敢えて伝統的なものを残していくという粋で江戸っ子的な考えが是非ここにも働いて欲しいものです。
しんがりの1号車は金帯のオハネフ25でした。やっぱり上野口のブルトレは白帯でないとどうもしっくりこないんですよね。延命のためでしょうか、青森車は割と頻繁に車両の入れ替えがあるらしく、たまにオール金帯のこともあるようです。もっとも、もう白帯車自体が少ないので仕方ないでしょう。
牽引機はEF64ラストナンバーの1053号機。まさに国鉄が最後に製造した直流機で、長岡までのエスコートです。編成調査にあたっていたSEKKIさんによると、数日前、牽引機の故障により急遽、田端のEF81が充当されたそうですが、今回は大穴は来ませんでした。ところで写真をみて今気付きましたが、以前、PFが牽引していた頃はヘッドマークの陽の光のところがもっと赤味を帯びていたと思いますが、EF81や64の時代になってからでしょうか、殆ど前面警戒色と同じクリーム色のような落ち着いた色になってますね。以前のマークの方が象徴的で個人的には好きですねぇ。
こんな白地の幕をみると、なんだかホッとしますね。いくらエコでも、目がチカチカするのは勘弁です。。もっとも、あけぼのについては今からコストをかけてアップデートする必要性もないのでしょう。
今夜のお宿は三つ星ホテル オハネ25-38 当初より2段寝台で設計された25形0番台のB寝台車で落成時は銀帯でしたが後に白帯となっています。ようやく小さい頃から憧れていた折り戸の寝台客車に乗ることができます(泣)入線から発車まで25分ありますが、バタバタと荷物詰めこんだり写真撮ったりであっという間に発車時間が迫ります。。さぁ、皆さんいよいよですよ!ビールの缶を持ちましたか!?
遠くで「ピィーーーツ!!」と長めの汽笛が聴こえ・・・たと思う(興奮状態で覚えてません)
数秒置いて・・・「ガキョッ!・ククク ススゥーー・・タ・タンッ・・ギギギィ・・」
「とりあえず無事に出発ということで、乾杯~っ いや~お疲れした~!! カシュッ!グビッ・・グビビ・・ぷふぁ~~旨ぁーーい!!」と流れ行く上野駅の灯りを横目に、それはもう最高の乾杯でした。。
地平から左大カーブをゆっくりと登り、鶯谷のネオンを抜けると列車は加速-心ときめく瞬間!京浜東北線と一旦別れ、視界が開けてくると、左手に尾久の車庫が広がります。列車の中でハイケンスのセレナーデを聴けるのも恐らくこれが最後、車掌の停車駅と到着時刻の案内もいい酒の肴です。馴染みの景色もビールを呑みながら夜行列車の窓から見るとまた格別です。当時、同郷の仲間たちとコップ酒を酌み交わしながら親父(おどぉ)はどんな思いでこの音を聴き、この景色をみたのでしょうか。。
さて、無事に上野を発ったところで、ツアーのお楽しみ企画「牽引機予想ゲーム」! その名の通り、事前に各区間(青森での車庫引揚げ・入線時のDLまで!)の牽引機関車の番号を予想し、区間ごとに勝者を決定するゲームです。一発目は上野~長岡間のELですが、なんと正解者でジャンケン決勝の結果、畏れ多くも勝たせていただいちゃいましたっ。。賞品までいただけるとのことで、特製包装紙に包まれたこのカタチと重さ・・どこかで・・!?
マジですかーーーッ!?
TOMIX製EF64-1000!しかもこれは北陸セットに入っていた長岡のカマでは!こんな貴重なものをいただいてしまっていいんでしょうか・・暫くカマ導入を見送っていたこともあり、もう嬉しくて涙が出そうです(TT)幹事のかずさんから提供プレゼントとのことで、かずさん本当にありがとうございましたm(_ _)m大事に使わせていただきますね
さて、幸先良い出来ごとにひとりで相当浮かれておりますが、しかし、この後は地獄の「・・・・・」が待っている?
to be continued
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そう、僕らは青森に行くのではない。「帰る」のだ。
さぁ、♪「津軽平野」で始まりました、いよいよあけぼのツアー出発の日、当然朝から仕事どころではありません。あやうく他部署さんのミスで面倒な仕事が舞い込みそうになりましたが無事に回避(^^;金曜日ということで社内もバタバタとハイプレッシャーな雰囲気ですが、ドサクサ紛れに半休を取って事務所を脱出します・・エレベーターを降りエントランスまであと10m・・5m・・あぁ、太陽の光が見える・・アパートから命からがら脱出するレオンとか、メタルギアな気分です(笑) 途中で社長にでも遭遇したらマジでCQCで倒し、トイレに隠します。
なんとか無事に脱出、一旦帰宅し、最終準備を整えていざ上野駅へ!!
19時過ぎに上野駅に到着。国電を降り、出発前に慌しさと昂ぶる気持ちを整えるため一旦改札を出る。駅舎の写真なんかを撮りつつ、一服「♪ふぅ~~ 至福の時間とはまさにこのことだぁね。」
やっぱり駅舎も東京より上野がいい。土地や駅自体が持つイメージでそうなってしまうのだろうが、なんというか、上野はやはり暖かい。たとえ冬の吹きさらしの場所でも暖かく見える。時代は大きく遷り変わり、多くの長距離列車も消え、饐えた匂いの埃っぽい通路や地下の食堂も消えたけど、そこだけは変わらない。こんなに愛される駅なんてそうそうあるもんじゃない。
妄想トランス状態に入ったところで同郷の仲間(笑)の待つ地平ホームへ・・・
改札を抜けると15番線の頭端あたりで打ち合わせ中の幹事グループSEKKIさん、mattunさん、かずさんを発見。13番線を見るや仲さんも・・(^^;ほどなくみなさん揃いました。やっぱり席はあっても早く上野駅に行きたくなる・・これも昔から変わっていないようですね。
と、挨拶もそこそこに、ここで早くもサプライズ!SEKKIさん、mattunさんが取り出したるは・・・
上からSEKKIさん手製の「旅のしおり」と「記念ステッカー」そしてmattunさん手製の「チケットケース」!!そして、写真にはありませんが見事に台風をブロックし、秋晴れをもたらしてくれたSEKKIさんの「てるてる坊主」まで・・始まって早々、こんなに素晴らしい記念グッズをいただけるとは(TT)もう感謝感激でございます。旅のスケジュール、各イベントの案内、スタンプ帳!、停車駅時刻表などなど、旅の間、実際にとても役立ち、大切な思い出の品となりました。。メンバー全員が無事に揃い、あとはあけぼの入線を待つだけ・・・おっと、忘れちゃいけねぇ、車内のお楽しみ!酒と食料の調達です。ecuteでビールと鶏肉揚げ物のお惣菜、焼きサバ寿司、ネギトロ巻きなんかを購入。う~ん・・彩りも華やかだ。駅ナカ文化の発達で列車内の「食」もだいぶ様変わりしましたね。お酒好きには堪りませんが、欲を言えば、それを楽しめる長距離列車がもう少しあれば良いのですが・・
これで乗車準備は完了。13番線の集合場所に戻ると今回、諸事情により不参加となってしまったMr.Sさんが秋田の銘酒「高清水」とメンチカツなど差し入れを持ってわざわざ見送りに来てくれていました。Mr.Sさん、ありがとうございました。そのまま一緒に乗ってくれるものと思っておりましたが本当に残念です。。
さぁ、間もなく入線の時刻、同じ列車を迎えるにしても、これから「乗る」となると胸も高鳴り、いろいろとやってみたくなるのが人情ってもの・・・
って、かずさ~んっ!(笑)
ハマり過ぎの浜離宮です!SEKKIさんがわざわざこの旅のために用意した唐草模様の風呂敷とドカジャン(東京喜多鉄道管理局仕様)で出稼ぎ帰りの親父(おどぉ)に・・・
・・・おやぁ?
おわわ、行っちゃったー!(爆)
と、かずさんが見事に80'sにタイムスリップしたところで尾久方から青い客車が現れます!それにしてもさすがかずさん、当時の上野界隈をリアルに体験されているだけあって全く違和感なく溶け込んでますね(微笑)
機回しのできない頭端式ホームの上野駅では、今でも客車列車を尾久から推進回送で持ってくることが必要なワケですが、これはもう北への旅情を盛り上げてくれる一つの儀式のようなもの。この景色が見れなくなったら本当に寂しいですね。経営側として採算性のないものを合理化するのは至極当然の話ですが、コストや手間がかかっても敢えて伝統的なものを残していくという粋で江戸っ子的な考えが是非ここにも働いて欲しいものです。
しんがりの1号車は金帯のオハネフ25でした。やっぱり上野口のブルトレは白帯でないとどうもしっくりこないんですよね。延命のためでしょうか、青森車は割と頻繁に車両の入れ替えがあるらしく、たまにオール金帯のこともあるようです。もっとも、もう白帯車自体が少ないので仕方ないでしょう。
牽引機はEF64ラストナンバーの1053号機。まさに国鉄が最後に製造した直流機で、長岡までのエスコートです。編成調査にあたっていたSEKKIさんによると、数日前、牽引機の故障により急遽、田端のEF81が充当されたそうですが、今回は大穴は来ませんでした。ところで写真をみて今気付きましたが、以前、PFが牽引していた頃はヘッドマークの陽の光のところがもっと赤味を帯びていたと思いますが、EF81や64の時代になってからでしょうか、殆ど前面警戒色と同じクリーム色のような落ち着いた色になってますね。以前のマークの方が象徴的で個人的には好きですねぇ。
こんな白地の幕をみると、なんだかホッとしますね。いくらエコでも、目がチカチカするのは勘弁です。。もっとも、あけぼのについては今からコストをかけてアップデートする必要性もないのでしょう。
今夜のお宿は三つ星ホテル オハネ25-38 当初より2段寝台で設計された25形0番台のB寝台車で落成時は銀帯でしたが後に白帯となっています。ようやく小さい頃から憧れていた折り戸の寝台客車に乗ることができます(泣)入線から発車まで25分ありますが、バタバタと荷物詰めこんだり写真撮ったりであっという間に発車時間が迫ります。。さぁ、皆さんいよいよですよ!ビールの缶を持ちましたか!?
遠くで「ピィーーーツ!!」と長めの汽笛が聴こえ・・・たと思う(興奮状態で覚えてません)
数秒置いて・・・「ガキョッ!・ククク ススゥーー・・タ・タンッ・・ギギギィ・・」
「とりあえず無事に出発ということで、乾杯~っ いや~お疲れした~!! カシュッ!グビッ・・グビビ・・ぷふぁ~~旨ぁーーい!!」と流れ行く上野駅の灯りを横目に、それはもう最高の乾杯でした。。
地平から左大カーブをゆっくりと登り、鶯谷のネオンを抜けると列車は加速-心ときめく瞬間!京浜東北線と一旦別れ、視界が開けてくると、左手に尾久の車庫が広がります。列車の中でハイケンスのセレナーデを聴けるのも恐らくこれが最後、車掌の停車駅と到着時刻の案内もいい酒の肴です。馴染みの景色もビールを呑みながら夜行列車の窓から見るとまた格別です。当時、同郷の仲間たちとコップ酒を酌み交わしながら親父(おどぉ)はどんな思いでこの音を聴き、この景色をみたのでしょうか。。
さて、無事に上野を発ったところで、ツアーのお楽しみ企画「牽引機予想ゲーム」! その名の通り、事前に各区間(青森での車庫引揚げ・入線時のDLまで!)の牽引機関車の番号を予想し、区間ごとに勝者を決定するゲームです。一発目は上野~長岡間のELですが、なんと正解者でジャンケン決勝の結果、畏れ多くも勝たせていただいちゃいましたっ。。賞品までいただけるとのことで、特製包装紙に包まれたこのカタチと重さ・・どこかで・・!?
マジですかーーーッ!?
TOMIX製EF64-1000!しかもこれは北陸セットに入っていた長岡のカマでは!こんな貴重なものをいただいてしまっていいんでしょうか・・暫くカマ導入を見送っていたこともあり、もう嬉しくて涙が出そうです(TT)幹事のかずさんから提供プレゼントとのことで、かずさん本当にありがとうございましたm(_ _)m大事に使わせていただきますね
さて、幸先良い出来ごとにひとりで相当浮かれておりますが、しかし、この後は地獄の「・・・・・」が待っている?
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素晴らしいイベントの様ですね。記念グッズやら企画ゲームやらで皆さん大いに盛り上がったと思います。文章がリアルにその雰囲気を伝えてくれています。各人のリポートをまとめて“本”にされたらいいかも。その位“素晴らしい企画”です。続きを楽しみにしていますね!
ありがとうございます。記事を書いていても軽い興奮状態で、なんだか擬音が煩いですよね(笑)この続きでも紹介させていただきますが、とにかく息つく暇もないくらいイベントやハプニングがあり、当初、青森滞在時間も、ちょっと時間が余ってしまうかな・・と思っておりましたが、とんでもない誤算でありました(汗)夜行列車の朝の気だるさもなかなかないいモノだなと楽しんで参りました。ミズさんもこれから是非!ですネ~