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鉄道好きサラリーマンの◆不定期運転臨時急行◆(全自由席)  

2015忘年会 両毛線・鉄博ツアー

2015年12月31日 | イベントレポート
今年もいよいよ残すところあとわずかとなりました。世間ではいろいろな出来事があった落ち着かない1年でしたが、弊局も無事に年を越すことができそうです。相変わらずなかなか更新もおぼつかない状況ではありますが、いつも訪問してくださる皆様方には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
さて、本題ですが、先日、リンクでもお世話になっている他局の局長様方と年末のイベントということで忘年会と久々の乗り鉄、鉄道博物館見学ツアーを行いました。久々のイベント参加でちょっと空回りしてしまい、あまりいい写真も撮れず、なんだかなな記事ですが、ご笑覧いただければ幸いです。
今回、ツアーでスタートの上野駅からご参加のメンバーは・・・
東京喜多鉄道管理局」のSEKKIさん
上野駅撮影の想い出」のなるさん
小山駅から合流の
まも」のまもさん
そして忘年会からご参加の
能登屋備忘録」のとやさん

ということで、早朝の生田局を出発です・・

さて、今回、両毛線の115系に乗りにいくことになった経緯について少し触れておきますと・・宇都宮・高崎線の顔であった115系が上野口から姿を消して早10年、高崎周辺ではまだまだ主力として活躍してはいますが、置き換えもそろそろ近いのではないかと噂されています。先般、北陸の475系も廃止、中央東線の115系も運用から離脱し、純国鉄製の・・私達が一番馴染みとしていた「あの顔」の営業列車がいよいよ首都圏、いや、あと数年もすれば日本から消え去ろうという時期に差し掛かっています。個人的なお話で恐縮ですが、東海道の165系急行東海、113系、はたまた伊豆急線の100系など、時期的に少しこの趣味から離れていたこともありましたが、「もう一度乗りたかったけど、気付いたらもうなくなっていた・・」という後悔がありました。そんな思いもあり、以前から各局の皆様との集いの際に「いつかみんなで両毛線どうでしょう・・」というお話はしておりましたが、言い出した本人の腰も重く(汗)タイミングも掴めずにいたところ、今回、ある局長から「忘年会の前に115系乗るというのもアリですね・・」というキッカケの一言をいただき、乗るなら今しかないと叫ばせていただいたわけです。まぁ、そんなに乗りたかったなら独りでも乗りにいけばいいじゃん・・と言われそうですが、そこはやはりいろいろな思い出を持つ方々と乗る面白さがあります。私自身、上野口の列車は大好きですが実際は115系には殆ど縁がなかったというのもありますし・・ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、そんなこんなで本編スタートです。。      

上野駅到着です。このペデストリアンデッキに立つのも「あけぼのツアー」以来です。駅舎のど真ん中に朝日が差し込んでなんだか神々しい雰囲気ですね。さて、今日我々のところに鉄神様は降臨するのでしょうか


 SEKKI局長から朝飯のおにぎりを差し入れていただきました。味がしみこんでいて本当に美味しかったですね。

そして地平ホームへ・・しかしなんて寒いんだろう。北から冷たい空気を運んでくる列車ももうないのに・・逆に列車の出入りがないから寒いのか?無事にSEKKIさん、なるさんと合流。まずは地平14番から出る531Mでまもさんの待つ小山を目指します。今回、当ツアーの企画にあたって久々に時刻表を眺めたのですが、上野発の列車が殆どない、高崎線なんてほぼ全滅に近い状態・・上野~東京が繋がってからもう上野はターミナルではなく、本当に途中駅となってしまったようです。 

発車時刻の7時48分になってもなかなか発車せず・・おかしいなと思っていたら、他線での人身事故の影響で暫く発車見合わせとのアナウンスが。。その後10分ちょっとして安全が確認され発車しました。嘗ては上野発車後の一番最初の見所であった田端機関区も81がちらほら、尾久客車区も寝台列車や特急車両もなく寒々しい状況・・この先、この敷地がどうなるかちょっと心配です。師走とはいえ、日曜朝の上野発宇都宮線はこんな閑散とした感じ・・まぁ、まったりと会話を楽しみながら旅をするには好都合です。。

会話も盛り上がってきたところですが、あっという間に小山に到着~ 長い長いコンテナ貨物が発車して行きました。これという夜行列車もない最近は夜に駅を通過していくコンテナ貨物列車なんぞに旅情を感じてしまいます。ここで小山駅、両毛線オブザーバーのまもさんと合流、小山駅の見所をいろいろと案内していただきました。



友部方面、保線車両が置かれていますが、この三角地はかつての小山機関区跡ですね。事前に1992年頃の運転席展望映像で予習して臨んだのですが、当時はこのあたりにまだEF65-0番台とかが置かれていたり、宇都宮方東側にもたくさんの線路とベージュ色のホキ2200やワムなんかが沢山並んでいるのが映っており、まだ貨物駅的な機能を十分に有しているような雰囲気でした。まもさんによると機関区あたりにはゴハチなんかもいた記憶があるそうで、30年の時の流れ、栄枯を感じながら暫し眺めておりました。いろいろ調べてみると面白いもので、80年代後半くらいまでは架線の張られた転車台もあり、1986年にはEF58-61、89号機、EF81 81号機などが入区してのイベントなんかもあったそうです。また、今年8月に閉館した京都の梅小路蒸気機関車館ですが、このSLの動態保存博物館を作る計画段階では、都心から近いということで、この小山機関区が有力候補地となっていたそうです。かつては短絡線や専用線(現存)もあり、その歴史を調べてみると興味の尽きない駅ですね。今でもたまに国鉄の神様が降臨することがあるそうです。

水戸線にもE531が進出しているんですね。1500番台はまだ残っていますが白い415系はだいぶ昔に消えてしまいました。

ツアーの目玉、115系高崎行444Mはもうホームで待っているということですので両毛線ホームへ移動します。

懐かしいなぁ。やっぱりこの色大好きです。内装や一部外装も更新されている部分はあるようですが、塗装も綺麗でほぼ原型なのがいいですね。さすが国鉄ファンの味方、高崎!・・といいますか、大人の事情で仕方なくほぼ原型に保たれているみたいです。幕もそのまんま。

パンタもシングルアームではなく菱形のまんまです。

この444Mを選んだのは3連+3連の6連と全盛期の長大編成には遠く及びませんが少しでも長い編成に乗りたかったのと、途中、新前橋で3連解結作業がある点から。こんなお顔合わせ連結部分も今後、なかなか見れるものではありませんので。

車内からも魅惑の連結部分。お顔が貫通式の近郊型車両はこの先JR-Eで新造されることはあるのでしょうか・・

コックピットです。白いマスコンと計器類が鉄男心を擽ります。

一通り写真を撮って落ち着いたら隣のホームへ。霜取りパンタがついた211系が停まっていました。211系も国鉄末期の車両ですがもう上野口でも見られなくなりました。

SEKKIさんから本格鶏飯おにぎりの差し入れ!ほんとありがたいです。「ん?なんか貼ってあるで・・」「ぶはっww」本当になにやってもタダで終わらせない、必ず一捻り入れる粋な漢(おとこ)ですね。。

車窓を眺めるSEKKIさんとまもさん さすがオブザーバーのまもさん、「もうすぐ左側に車庫が見えてきます・・」という感じにいろいろ車窓の見所を案内してくれました。交換する列車も殆ど115系で素晴らしい。手付かずの国鉄ワールドに来たみたいです。よくGWに車で行った足利フラワーパークなんかも車窓から見えて楽しかったですね。そういえばフラワーパークの藤祭りのシーズンに上野から出る直通臨時列車も以前は183系で、パーク内から走っていくのを見かけましたが、昨年あたりから185系に変わってしまったようです。

連結部から岩船駅での交換、発車映像です。この音、やっぱりいいですね



窓を全開にしてビデオを撮りたく、集音マイクにも風切音防止のスポンジを付けて臨んだのですが、結構な乗車率で外も寒いため自粛しましたw 高崎まで逆光状態でしたのでちょっと見辛い車窓写真になってしまいましたがお許しください。

両毛線は初めて乗りましたが、関東平野の北端を走ることから、北側は男体山をはじめとする日光連山や切り立つ岩船山、南側は思川、渡良瀬の流れと田園風景が広がり、天気も最高に良かったので車窓をマッタリと堪能できました。

MT54の唸りと連結部分から聞こえるきしみ音が懐かしい。目を閉じると幼い頃によく乗った東海道線や伊東線の113系の思い出が蘇りました。いまE231で東海道線を走っても殆どロングレールでジョイント音も聞こえてきませんのでなかなかそんな思いに浸ることはできません。





新前橋に到着 解結作業を見学します。どうしてわざわざ新前橋で解結するのか?理由を知りたい方はまもさんのブログを見てください。。

なんか平塚とか国府津駅の解結思い出すなぁ・・いや、あんまり東北・高崎線は馴染みがなかったもんで・・すいません(汗)

新前橋から3連になり、立ち席になりましたが程なく終点の高崎に到着。両側とも115系が並んでいる・・高崎では当たり前の光景かもしれませんが、ちょっと感動です。この高崎では昼食タイムということで、弁当か立ち食いそばかと皆で協議した結果、暖かいそばがいいということになりました。寒かったからでしょうか、結構ひっきりなしお客さんが・・橋上駅舎内にもこれといって飲食店がないというのもあるのでしょうが、ホーム上のそばやさんは盛況の様相でした。。

我々の乗ってきた115系3連、新前橋で解結した理由ですが・・この写真にもヒントがあります。。この黄色い連結器カバーも模型で再現してみたいアイテムですね。

この107系のコンプレッサー音聞いたら165系思い出してしまいました。音はそのまんまですね。

当日は高崎の旧客もSLの運転で運用されていたらしく、お留守でした。特にめぼしい列車もなさそうであったため、とりあえず次の目的である大宮の鉄道博物館を目指すことに・・休日で料金も安いので快適な普通グリーン車で戻ることになりました。「忘年会まで待てるワケねー!」といわんばかりに呑兵衛のお二人は売店でビールとつまみを・・実は車内でお言葉に甘えて私もご馳走になってしまいました。。ありがとうございました!澄み渡った青空の元、上州路を上る快速列車の車内はポカポカで心地もよく・・いつかの奥利根号ツアーでの帰りも丁度こんなだったねぇとSEKKIさんと話しながら・・やっぱりグリーンは快適でいいねぇ・・w

で、気持ちよくなってきてしまったので途中の写真もなく・・鉄道博物館に到着です。子供の頃からみんなお世話になっている167系モックくんですが、置き場所が移動されたみたいですね。一応屋根はありますが、なんとか建物の中に入れてあげてほしいのですが・・

屋外の183・9系も以前より塗装が劣化してきていますね。そろそろ塗り替えるのでしょうか。ヘッドマークもたまに変わるみたいで、今は中央線特急になっています。さすが、ヘッドマークハンターなるさん、ここでも一所懸命写真を撮っていらっしゃいました。

年末ということもあり、この博物館で一番大好きなクハ455にもこんなリースが飾られていました。。それにしても美しい車両・・よくこの車両を置いてくれたものです。

SEKKIさん、前日の鶏飯おにぎりの仕込みや車両のメンテも大変だったのでしょうか、
SEKKIさん「まさるさん、ちょっと休みませんか?」ということでしたので・・
私「休むなら新幹線の座席が広くて一番快適そうですね」
と無粋なこと言ってしまいました。当然こっちの車両がいいそうです。夢で仙台までいってらっしゃ~い・・まもさんもご同伴、そして私も30分ほど昭和の時代に飛んでしまいました。なんだか車内の空調の音がですねぇ、本物の国鉄音なんですわw まさに抑止食らって駅でバカ停してる特急列車みたいな雰囲気なんです(笑) 

今まであまりよく見てこなかった部分を・・レムフの車内いいなぁ。「とびうお・ぎんりん」ですか、EF66に牽かれノンストップでかっ飛んでたみたいです。小さい頃は貨物の車掌も憧れましたね。ヨの乗り心地はどうだったんだろうなんて・・

EF58のランボード・・木製なんですね。Nゲージサイズではさすがにありませんが、HOサイズの模型になるとちゃんと木目入ってました。そろそろ閉館時間になりましたので鉄博を出て蕨鉄道さんへ向かいますが、その前にまもさんのご提案でちょっとだけ大宮駅近くのトミックスワールドテックステーション大宮に寄り、気になる16番製品なんかを見て・・「んー13連揃えるのは至難の業だ・・(^^;」

蕨鉄道さんの前で忘年会からご参加ののとやさんと合流し、忘年会のスタートです。まもさん、なるさんともお知り合いのTさまも見え、他にお客さまもいなかったことから和やかムードになりました。かの有名な第6利根川橋梁モジュールを走る列車を眺めながら呑むお酒は最高!今回はじめてお邪魔しましたが、マスターも気さくな方で雰囲気もよいお店でした。是非また利用したいお店ですね。今回、マスターにお願いしリンクも貼らせていただきました。。ありがとうございました!

千石工場の皆さんです・・今回、軍曹ご一行も生田工場の面々も連れてこなかったということで徳さんが大変ご立腹だったそうで・・次回はちゃんと連れて行きますのでお許しを・・(^^;

いい気分になってしまって肝心の走行写真が・・喜多局の181系「とき」、まもさんの高崎115系、EF81あけぼの編成の競演・・まさにこの鉄橋の情景にドンピシャでした。のとやさんのKATO新583系もいい!欲しい!なるさんのDE10も・・いや、たぶん私のカメラではブレブレでほぼ撮影は無理だったかと・・喜多鉄道管理局さんの実写レポートに痺れるような素晴らしい走行写真がありますので是非そちらでチェックしてみてください!流し撮りはマジで感動モノです。。
ということで、最後もちょっと他局様に頼ってしまった空回りレポートでしたがいかがでしたでしょうか。
今年最後の記事になりましたが、いつも訪問してくださる皆様、リンクでお世話になっている皆様方、今年1年本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願い申し上げます
                       2015年12月31日 まさる






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