
ちょっとは夏らしいことをしたいと思って、ザックの中に野点セットやナイフを忍ばせて源流へ。
半日だって楽しいことはできるのだ。
明け方、駐車スペースに到着すると、登山者の車は数台だけだった。
コロナの影響なのだろう。例年に比べるととても少ない。

たまたま出会ったトレイルランナーの紳士と入渓点近くまで一緒に歩いた。
私のどんくさい歩きに付き合っていただき、申し訳ない気持ちでいっぱいである。
ランナー氏は、この山域に来るのは初めてのようだった。
天気はあいにくのどんより模様。
時折、雨も落ちてくる。
蒸し暑さは耐えがたいほどだ。
入渓点に到着した時は、滝のような汗をかいていた。

水量はほどよく、釣れる雰囲気がぷんぷんしてくる。
まずは、プリプリ泳ぐあなさんミノーで探ってみた。

開始10分で、小ぶりなイワナが挨拶にきた。
こんちは!

ここのイワナはニッコウ系だが、白斑が大きくはっきりとしている。
このイワナもそうだ。

次のイワナは8寸程度だが、まだ白斑は大きく目立つ。
アメマス系のようにも見えるが、アメマスと違い鮮やかな朱斑がある。
そして、水の色を映したかのようなグリーンバックが大変美しい。

体全体のグラデーション、白と朱のスポット、そしてたくましくピンと張ったヒレ。
自然が分泌した完全な美。

もちろん、いうまでもなくこの谷のイワナはネイティブである。
釣りに夢中になっていたら、顔の周りをぶんぶん飛び回る、あの嫌なヤツがまとわりついてきた。
そう、アブである。
1匹や2匹ではない。
気がつくと数十匹が全身にまとわりついてきた。

あわてて、虫よけスプレーを全身に吹き付け、ついでにハッカスプレーを顔や首にこれでもかというくらいシュッシュしたが、アブは全くひるまない。
呼吸で排出される二酸化炭素と滝のような汗と中年オヤジのフェロモンは、アブの大好物に違いない。
おまけに昨日の晩酌の高級スコッチもこれに加わっていると来た日には、そりゃアブにとっては千載一遇の大チャンスなのだろう。
体をゆすり手で振り払いながら小走りで釣りをしたんじゃ、まったく話にもならない。
集中力ゼロの時間が続く。
小1時間格闘していたところ、ある地点からピタリとアブの猛攻が無くなった。
立ち止まってじっとしていても、全く寄り付かないどころか、一匹もいなくなってしまったのだ。

まわりをきょろきょろすると、アブに代わって現れたのは赤トンボの大群だ。
ギンヤンマやシオカラトンボがアブを餌にしているとは聞いたことがあるが、赤トンボもアブを捕食するのだろうか。
とにかく、アブの脅威は過ぎ去った。やれやれ。
この後、尺クラスを足元でばらしたのは悔やまれたが、9寸のイワナはキャッチできた。
BLINK45HERAは、今日もいい仕事をしてくれた。

なかなかのイケメン。
口がでかくてとがっている。
ヒレも張っていて、いいイワナだ。
グリーンバックがたまらん。
満足な一尾。

退渓点も近いし、これで今日は納竿だ。
一匹だけキープしておいたので、さばいて刺身を味わうことにした。
たまには、キャッチ・アンド・イートも悪くないだろう。


うまい!
清冽な水に磨かれた身は、なんとも甘く、味わい深い。
これが本当の贅沢というものである。
お楽しみのラストは、谷の水を沸かして茶を点てる。
本日のお菓子は、コンビニの小倉羊羹。


作法もへったくれもないが、心地良い谷の涼風を感じながらの一服は格別だ。
源流茶房は、かくありけり。
半日だって楽しいことはできるのだ。
明け方、駐車スペースに到着すると、登山者の車は数台だけだった。
コロナの影響なのだろう。例年に比べるととても少ない。

たまたま出会ったトレイルランナーの紳士と入渓点近くまで一緒に歩いた。
私のどんくさい歩きに付き合っていただき、申し訳ない気持ちでいっぱいである。
ランナー氏は、この山域に来るのは初めてのようだった。
天気はあいにくのどんより模様。
時折、雨も落ちてくる。
蒸し暑さは耐えがたいほどだ。
入渓点に到着した時は、滝のような汗をかいていた。

水量はほどよく、釣れる雰囲気がぷんぷんしてくる。
まずは、プリプリ泳ぐあなさんミノーで探ってみた。

開始10分で、小ぶりなイワナが挨拶にきた。
こんちは!

ここのイワナはニッコウ系だが、白斑が大きくはっきりとしている。
このイワナもそうだ。

次のイワナは8寸程度だが、まだ白斑は大きく目立つ。
アメマス系のようにも見えるが、アメマスと違い鮮やかな朱斑がある。
そして、水の色を映したかのようなグリーンバックが大変美しい。

体全体のグラデーション、白と朱のスポット、そしてたくましくピンと張ったヒレ。
自然が分泌した完全な美。

もちろん、いうまでもなくこの谷のイワナはネイティブである。
釣りに夢中になっていたら、顔の周りをぶんぶん飛び回る、あの嫌なヤツがまとわりついてきた。
そう、アブである。
1匹や2匹ではない。
気がつくと数十匹が全身にまとわりついてきた。

あわてて、虫よけスプレーを全身に吹き付け、ついでにハッカスプレーを顔や首にこれでもかというくらいシュッシュしたが、アブは全くひるまない。
呼吸で排出される二酸化炭素と滝のような汗と中年オヤジのフェロモンは、アブの大好物に違いない。
おまけに昨日の晩酌の高級スコッチもこれに加わっていると来た日には、そりゃアブにとっては千載一遇の大チャンスなのだろう。
体をゆすり手で振り払いながら小走りで釣りをしたんじゃ、まったく話にもならない。
集中力ゼロの時間が続く。
小1時間格闘していたところ、ある地点からピタリとアブの猛攻が無くなった。
立ち止まってじっとしていても、全く寄り付かないどころか、一匹もいなくなってしまったのだ。

まわりをきょろきょろすると、アブに代わって現れたのは赤トンボの大群だ。
ギンヤンマやシオカラトンボがアブを餌にしているとは聞いたことがあるが、赤トンボもアブを捕食するのだろうか。
とにかく、アブの脅威は過ぎ去った。やれやれ。
この後、尺クラスを足元でばらしたのは悔やまれたが、9寸のイワナはキャッチできた。
BLINK45HERAは、今日もいい仕事をしてくれた。

なかなかのイケメン。
口がでかくてとがっている。
ヒレも張っていて、いいイワナだ。
グリーンバックがたまらん。
満足な一尾。

退渓点も近いし、これで今日は納竿だ。
一匹だけキープしておいたので、さばいて刺身を味わうことにした。
たまには、キャッチ・アンド・イートも悪くないだろう。


うまい!
清冽な水に磨かれた身は、なんとも甘く、味わい深い。
これが本当の贅沢というものである。
お楽しみのラストは、谷の水を沸かして茶を点てる。
本日のお菓子は、コンビニの小倉羊羹。


作法もへったくれもないが、心地良い谷の涼風を感じながらの一服は格別だ。
源流茶房は、かくありけり。
捌いた刺身も美しい!
僕も切れ味のいいナイフが欲しいな~
こんにちは!
美形イワナに歓迎してもらって、よい釣行になりました。
愛用しているナイフは、スウェーデン製のモーラナイフです。
ブレードの厚いものはバトニングナイフ、薄いものは調理用にしています。
安価な割に切れ味が良いので、がんがん使い倒すにはもってこいのナイフですよ。
特に刺身www
コレにビール🍺が有れば言うこと無しですがww
お茶もまた良し👍ですね
やはりアブの天敵はトンボなんですねwwww
こんにちは!
普段はリリースですが、年に1~2回は食べることも楽しんでいます。
水が綺麗なところなら、安心して刺身にできますしね。
テン泊ならアルコールもいきたいところですが、日帰り釣行なので、そこは自粛ということで。。。
トンボの威力には脱帽です。
自然界のヒエラルキーは、厳格ですね。