裏銀座縦走 （１）

今年の夏山計画は　雨の為ことごとく中止
それが9月になり　数日間安定した天気が続き　山小屋3泊4日毎日
静かな裏銀座を歩く事が出来ました。

　　＝9月11日（木）＝
前日の夜着いた信濃大町駅からタクシーで高瀬ダムまで行きます。
この時期は　ゲートが開くのは6時半。。。連休くらい夏時間ならいいのにと思います。

6時50分登山開始
　
登山口の看板には１２～１番まで看板が有り　目指す烏帽子小屋が1番です。
標高差1200m　3大急登の一つだそうです。　ガンバろ！

　　　

表示されてる番号が凄く元気をくれて　思ったより登りやすかったけど
3番を見落とし長いねぇ～ってブツブツ言いながら登ってたらいきなりの2番　嬉しい誤算でした。
5時間で小屋に付いたので、半日どうしましょう。。。。　
小屋の宿泊をキャンセルして、野口五郎小屋へ
5分も歩かないのに　この登山路を見て　
　　　　「やっぱりや～めた」　軟弱な私達　今日は登りはもうイイよね
小屋のスタッフに　登山路が見えたら　登る気がなえました
これです～　谷からガスが上がってきて　不安感満杯です

　　　　　　

宿泊客も少なく静かな烏帽子小屋は快適でした。

　　　＝9月12日（金）＝

4時50分ヘッデンを点けて　今日は水晶小屋まで行きます。

雲がドラマチックな朝
　　　

滝雲も

　　　

烏帽子岳カッコイイです♪

　　　


先ほど休憩した、野口五郎小屋が下に見えます。
風が強くて　テント場がない山小屋です。
昨日泊まった烏帽子小屋　野口五郎小屋　そして今夜泊まる水晶小屋は立地的に水がない小屋で
何処の山小屋か忘れたけど、ミネラルウォーターが500mmで　600円位だったかな
　
　　　

野口五郎岳山頂　（2924m）　
槍ヶ岳を見ながら歩く登山路は何か嬉しい気分です。
　
　　　

左が薬師岳　山肌が少し黒い山が黒岳　（別名水晶岳）です。
　　　

赤い地肌の山は、赤牛岳　北アルプスのヘソ　真中にあるって事です。

　　　



写真だとたおやかな　稜線歩きに見えますが、中々足元は岩がごろごろ登りが続きます。　
イワヒバリ　と　ホシガラス　が道案内をしてくれたけど、写真は写せませんでした。

　　　

右上にやっと山小屋が見えてきました。
何時も山歩きをしていて、目的地が見えると元気が出るけど　この時ばかりはガックリ
ひぇ～～まだあそこ　

　　　

やっとの思いでたどり着いた小屋　少し休んで　山頂に登ると
先客さんが1人　私達の写真を写して下さる為に待っていて下さいました♪
3人占めの山頂は風がなくて　頑張って登った甲斐があったとしみじみ思う至福の時でした。
　　記念写真　黒岳山頂（水晶岳）2986m

　　　　　　　　　　

昨年黒部五郎と薬師岳に登った時　目の前に見えて　登りたい～と思った　その山頂にいます。
360度　何処を見ても　山・山　奥深いです。

　　　


下に見えるのが水晶小屋

　　　

ウラシマツツジも紅葉が始まり山はすっかり秋
今日は稜線歩きで風が強く　昨夜の寝不足がたたり　食欲もなくて絶不調　
山小屋で寝れないのに山に行きたい　困った体質これが悩みの種です。
この日の小屋の夕食が大きなお鍋いっぱいのカレー野菜がごろごろ入っていて美味しかったです
夕食を食べれたお蔭で元気快復　げんきんなものです。

＜続きます＞