プーチン氏「風船爆弾」恐れる? 厳しい取材制限―ロシア戦勝記念日
総じて、ロシア側の一方的な妄想の産物と、妄想への対処が、周囲に思いつきもしなかった攻勢を、にわかに晒し始めて、びっくりしちゃうってことが、今回のウクライナ侵攻では何度もありましたね。
世界では、誰もナチスなんているなんて思っていなかったし、それに対抗するために他国へ侵攻する口実にできるなんて言うことも思いつきもしませんでしたが、ロシアと言う国だけはそれが思いつけたし、本当にミサイルをウクライナに打ち込む国でした。
ウクライナ侵攻の、そのごく初期からプーチンは、核ミサイルがこちらにはあるぞと言う脅しを持って自国への手出しを無用と言い続けておりました。一般教養があれば、核ミサイルを打ち込むことによって生じるデメリットの方が、はるかに大きく、あくまで脅しの道具でしかない事は、ディファクト・スタンダードであるにもかかわらず、プーチンはそれを連呼し続けましたし、世界も実際にそれを実践で言い放つ国として、ロシアを野蛮な国にイメージさせることにも成功しました。
そうしたロシアの挙動から計り知ることができるのは、基本的に怯え、防御に腐心すだす臆病者の姿勢でした。
その臆病さを覆い隠さんがために、先に手出しをし、優位性を確保しようというさもしさ、矮小さがひときわ目立つ、そんな侵攻だと思います。