今日みたいに蒸し暑い日にぴったりな 背筋がひんやりする 話。
学生時代、「幽霊が見える」だとか「オーラが見える」だとか、心霊現象を体験した人、もしくはそれに近いことに遭遇した人は何故か ちやほやされた。
残念ながら、私にはそんな現象まるで無かったのだが、そんな話を聞くのは好きだった。
(いわゆる [怖いもの見たさ] というヤツで。)
そんなある日。
霊感の強い友人が、ハワイを旅行中に体験した出来事。
ハワイの空港に着くと、昼間だというのに幽霊に出くわした。
「あそこのベンチ、人が座ってるなぁ~」 と思っていたら、その上に別の人が座る。
そう・・・・・。
先に座っていた人はまぎれもない 霊の人 。
「うわ~、よくアノ席に座れるなぁ~」 と彼女は ただ見る事しか出来なかったらしい。
そしてホテルに到着。
泊まった部屋にも先客、つまり 霊の人 がいた。
出て行って貰おうと、聖書を手にすると 霊の人は怒ったらしい。
・・・数分後、霊の人は出て行ってくれたので、ぐったりした彼女はやっと眠りに着く事が出来たのだそうだ。 (どうやって対処したのかは、昔のことなので忘れました。すみません~。)
「うわ~、怖いねぇ~。」 「無事に帰れて良かったねぇ・・・」 などと言う周りの友人達をよそに、 私には ずぅ~っと気になっていたことがあった 。
私 : 「ねぇ、ねぇ。ハワイの幽霊ってやっぱ アロハ着てるの? 」
どうやら、私は昔から 『とんちんかん』 だったようだ・・・。
あ。
ちなみに友人の答えは 「着てたよ。」 でした。