昨日、外を歩いていたらトンボが沢山空を泳いでました。陽射しは強く暑かったのですが確実に秋の気配を感じた1日でした。
暑さ寒さも彼岸まで。
今年の秋の彼岸は9月20~26日。秋分の日はその真ん中、9月23日。
そもそも彼岸って、、なんですけどね。
サンスクリット語に「パーラミター」という語があります。「完成する、成就する」というような意味です。般若心経に「般若波羅蜜多」というくだりがありますが、ここでの「波羅蜜多」がまさに「パーラミター」を音写したものです。
大雑把に言っちゃうと、欲や煩悩、苦しみに塗れた輪廻の世界を脱し、迷いのない悟りの境地に至ることが大乗仏教における「パーラミター」ってやつです。
これがやがて日本古来の自然観や先祖崇拝と結び付き、私たちの生きる世界をこちら側の岸を「此岸(しがん)」と呼び、迷いを脱した境地、対岸=あの世、を「彼岸」と呼ぶようになったんです。
で、何を挟んだ両岸かと言えば、誰もが知ってる『三途の川』です。
話戻すと、暦上ではもう秋です。立秋は8月7日でしたから秋分の日までの暑さは、残暑、と言うようになりました。何だかんだ早いですね。。

あの世での楽しみもありますが、やっぱり、この世での人生を存分に楽しみたいと思うのです。

人生とは。。
思い描いた予定を生きる事では無く、予想外、予定外を逞しく生き抜く事。
では。
Paikaji