毎朝3時頃から仕込みを始めて、朝6時には開店。そんな時間と手塩を惜しまなかったお餅屋さんが閉店してました。
時折前を通っては昔ながらのお店が続いているのを拝見させてもらい何だか妙にホッコリしたもんです。
ビル街の交差点にあるお店でして、ここだけが時間が止まったような場所でした。
通行人の方が仕切りと中を覗き込んでいたので、、私も覗き込んでみました。
何時もお爺ちゃんがせっせと仕込んでいた作業場、、
完成したお餅を冷ます部屋。。
創業80年の節目の今年、1月31日をもって閉店していました。
80年ですから、3代目には引き継げなかったのかも知れません。時代の移り変わりや祝い事の変化に翻弄されながらも、創業から変えずに守り抜いた美味しさは時代に関わらず多くのお客さんを虜にしていたはずです。
朝方付近を歩くと蒸した餅米の薫りが辺りに漂い、何とも幸せな印象を持ったものです。
先日も紹介した手打ちうどん専門店がメニューから手打ちうどんを無くす、と言う荒業も、事業縮小では無く、生き残りを掛けたオーナーの英断なのです。
今では飲食店はセントラルキッチン方式で店舗では二次調理だけで提供可能なスタイルが確立しています。
手作り、や自家製に拘るお店の目に見えない猛烈な努力は店頭で食べるだけの私達には見える事はありません。
自家製手打ちうどん専門店のあのオーナーが手打ち風の冷凍うどんや製麺会社のうどんを仕入れてメニューに出し続ける選択肢を選らばなかった、これが、オーナーの英断なんです。
創業80年、背中も曲がりいつもニコニコしていたお爺ちゃんは、蒸した餅米を仕入れる事無く、自分の体力と気力の限界まで自分自身の手塩でやり続ける事を選んだんだと思います。
79年では無く、80年と区切りを目指したんだと思うのです。
私はそこまで覚悟を決めて生きてるだろか?
いや、それくらい覚悟をしないと駄目だろな。
さ、朝からこだわり抜いた原石から削り出した石達が届き始めました。
スリランカのアメジスト。。綺麗な子供達です。
同じくスリランカのアクアマリン。ボリューム満点。オーダーでネックレスになりますよん。
30種類の石が段ボールで満載で届きましたから、これから検品です。ちょっと忙しくなります。
依頼品を郵便局に出しに行きながら、、
昨日雨に打たれていた垂れ桜を今日も見に行ってみました。
今日は時折、太陽も覗く日です。風にも揺られ、昨日よりは気持ち良さそうです。
さささ、やること沢山、
それでは、皆様。
paikaji