父が亡くなって1年ちょっと経ちますが、亡くなった直後は父の夢を見ることはほとんどありませんでした。
しばらく経つと、もやもやっとした形で父が夢に出てくるようになりました。
どんな夢だったのか思い出せないけれど、目覚めた時、なんとなく父に会っていたような懐かしい感情が残っていたのです。
またしばらく経つと、今度は目覚めてから「父が夢の中でこんなことを言ってた」というように、はっきりわかる形に変化してきました。
そんな夢を時々みているうちに、今度は夢の中で「あれ?父は死んだはずなのに、なんでここにいるんだ?」みたいな、半分現実思考で、半分モヤモヤしてる、そんな思考状態で夢をみるようになってきました。
このパターンが何度か続くうち、夢の中で、これは夢なのか現実なのかわからなくなり、自分の頬を叩いたりしてみました。
すると頬に手が当たった衝撃も感じられ、「ああ、これは現実かあ!」と思って目覚めると、やっぱりそれは現実ではなく夢だったのです。
このパターンも何度か続きました。
1/13日の朝方、父はまた夢に出てきました。
父が生前寝ていた布団の所にいて、すごく元気そうにしていました。
この日私はすぐに、「あ。これは夢だな」と判断できました。
でも、夢なのにすごくリアルな父の姿に、感激しました。
私と普通に、いつもの調子で会話もしてくれました。
夢でも、こんなにリアルに父と会うことができるなら、全然寂しいことなんてないじゃないか!って、心の底から思いました。
時間にすれば、ほんの短い時間だったのかもしれませんが、言いようのない幸せな時間でした。
脳科学的に言えば、これは私の脳内で起こした現象(単なる夢のひとつ)になるかもしれませんが、私は霊界で父と会ってきたのだと思いたいです。
眠りは、一時的な霊界への里帰り、という話を、信じているからです。
もしかしたら、こんなに幸せな夢体験は、これっきりになるかもしれませんが、あの時の幸福感は忘れません。