神々の恋愛事情～愛の戦い

強く、美味しい酒を作るため味見を繰り返していたテナヅチ(おばぁちゃん)は　すっかりよっぱらってしまいました。～～
そんなわけないか。

いよいよ、イナタ姫を手に入れるスサノウとオロチの愛の戦いです。

目の前に置かれた酒だるにオロチは、なんの疑いも持たず、酒を一気に飲んでしまいます。


しばらくすると、オロチは腹からは火が起こり、悪酔いし、もだえ苦しみます。

しかし、オロチの力はすさまじく、スサノウもいくどとなく、食べられてしまいそうになります。

ここで、スサノウが負けてしまっては❓。がんばれー。


しかし、さすがスサノウです。
オロチの頭を見事に切ってしまいます。その体から流れた血で、川の流れが真っ赤に染まるほどでした。



オロチの正体は巨大な蛇で、その中ほどを切っていると、スサノウの剣の刃が何かに触れ、体内からでてきたのは、見事な太刀だったので、スサノウはこれをアマテラスに献上しだそうです。
写真ではスサノウが、左手に持っている剣です。

この剣が、いわゆる三種の神器の一つで、草薙(くさなぎ)の剣と呼ばれ、伊勢神宮に納めるられているようです。
他の新器は、勾玉(玉湯町の特産品？)で、これは皇居の吹上御所に、もう一つの鏡は、伊勢神宮に納められているそうです。

以上がヤマタノオロチ伝説と呼ばれる出雲神話で、神楽のハイライトなっています。
掲載した写真は神楽演目の中の一部から紹介させていただきました。
さて、イナダ姫は無事命を救われました。
このまま、スサノウの嫁になるのでしょうか？。

愛は必ず勝てることを信じ、次回に続けます。