神々の恋愛事情～嫉妬と憎しみ

ヤガミ姫を奪われたヤソガミ達は、苦しみ怒りオオクニヌシを殺害するため、山のふもとに連れだし、これから赤イノシシを山の上から追いだすから、下で待ち受けて捕まえろ、と、命令しました。
そして、イノシシではなく真っ赤に焼いた大岩を転がして、オオクニヌシを焼き殺してしまいました。
これを知った母神（オオクニヌシの母？）は悲しみ、高天の原（たかまのはら）の神に願いでて、オオクニヌシを生き返らせてもらいました。
しかし、これを知ったヤソガミ達はますます怒り、今度はオオクニヌシを山の大木割れ目に挟んで殺してしまいます。

母神は、木を引き裂いて取り出し、生き返らせましたが、このままではいけないと、木の国に逃げさせましたが、しつこく兄弟神が追ってくるので、スサノウがいる根の堅州（かたす）の国（地上の世界）に、逃げることになったそうです。

しかし、女一人のために兄弟までも殺してしまう。

嫉妬は怖いですね～。