九運久運の筑波山彷徨録

筑波山や近くの公園を気息奄々の足取りで歩いた備忘帳

尾花ちる道・筑波山を歩く

2013年12月12日 | 2013・筑波山
昨日、12月11日(水)筑波山を歩いて来ました。

行程は、

林道鬼ケ作線起点・駐車スペース(8:35)- 男の川コース登山口 - 男の川コースを歩く - 延命水 -

薬王院コース出会 - 自然研究路を歩く - 自然研究路・富士見岩(9:35)- 男体山・頂上(9:45)-

御幸ケ原・道標 - カタクリの里 - 女体山・頂上(10:15)- 白雲橋コースを歩く - 弁慶茶屋跡(10:50)-

おたつ石コースを歩く - つつじケ丘(11:15)- 東筑波コースを歩く - 仙郷林道を歩く -

筑波高原キャンプ場(12:10~12:30)- 男の川コース登山口 - 駐車スペース(12:50)の道程でした。

朝7時15分過ぎに家を出て、混雑もなくスムーズに走れた学園西大通りを抜け、
国道125号線・田中十字路の角にあるコンビニで昼飯とホットコーヒー(L)を買い、
定番の裏筑波側の登山口に走りました、時間も早いせいか1台の車も停まっていませんでした。


 
駐車スペースから歩き出し、珍しく1台の車も無いガランとした男の川コース登山口から入り、
大瀧不動尊に挨拶をして上り始めました。スタート時に寒く感じたので、厚手のジャンパーを着て
歩きましたが、20分くらい歩いた時にリュックサックに押し込んでしまいました。
男の川コースは羽鳥道と呼ばれている男体山頂上に続く道で、古くは修験者らの山岳修行の道でしたが、
江戸時代中期ころから一般人にも広がり、神社参詣の信仰道として栄えた道と云います。





自然研究路を歩きます。
写真を撮っている後ろ側には緑や黄色のペイントで大きくイタズラ書きした大岩が見えます、
よく街中の地下通路や歩道橋などで目にするイタズラペイントと同じ様な物でした、
最近は山名板や標記板を持ち去ったり、延命水の竹筒を盗んだり、イタズラ書きをしたりと、
悪質なイタズラが続きます。




  
自然研究路・富士見岩。
誰もいない展望岩に立ち、カメラレンズを最大55㎜まで伸ばし、
日光連山から皇海山・袈裟丸山の展望写真を撮りました、
中央に聳える真っ白な日光白根山が印象的でした。





 
男体山頂上からは赤城山(写真右)から浅間山(写真左)を眺める事ができました。




 
御幸ケ原からは那須連山(写真右)から高原山(写真左)を眺めながら休憩をとりました。





 

 
女体山・頂上と頂上からの展望。
頂上には若い男性が1人上ってきました。





定番の屏風岩。
後方は筑波山神社・摂社の一つで素盞鳴尊を祀る安産常神社です。





白雲橋コースを歩く。




 
高天ヶ原。
ここにも筑波山神社・摂社の一つ、天照大御神を祀る稲村神社があります、
稲村神社・岩場からボンヤリと都心のビル群やスカイツリーを眺めました。




 
おたつ石コースを歩く。
白雲橋コースを歩き、弁慶茶屋跡で休憩をしている時に常連のYさんと逢い
少しお話しをしました、Yさんは夏シーズンは北アルプスや南アルプスを
歩いている方ですが、冬の時期は近くの山々を歩いているそうです。
この時の白雲橋コースからおたつ石コースでは多くの高齢者ハイカーのグループと
すれ違いました。(私も高齢者ハイカーですが)




  
東筑波ハイキングコースを歩きます。
単独で走るトレイルランの方、3人とすれ違いました、
3人の方とも元気よく気持ちの良い挨拶をしてくれました。





  
筑波高原キャンプ場に着き、ここで日光連山を眺めながら昼飯にしました。
ここに座ると右側の高原山から始まり左に袈裟丸山とグルリ一望できる場所ですが、
陽射しが無く寒い休憩ベンチでしたので、早目に切り上げ、仙郷林道を歩き
駐車スペースに戻りました。途中、男の川コース登山口には3台の車と1台の
オートバイが停まっていました。
キャンプ場の駐車場にはこの次の日曜日(12月15日)にトレイルラン大会が有るとの
「お知らせ」が立っていました。


「草枕 旅の憂へを 慰もる 事もあるかと 筑波嶺に 登りて見れば 尾花ちる
 師付の田居に 雁がねも 寒く来鳴きぬ 新治の 鳥羽の淡海も 秋風に 
 白波たちぬ 筑波嶺の よけくを見れば 長きけに 思ひ積み来し 憂へは息みむ」
 筑波山に登る 万葉集・巻第九・一七五七


 




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