九運久運の筑波山彷徨録

筑波山や近くの公園を気息奄々の足取りで歩いた備忘帳

初秋風景・苗場山を歩く(一)

2012年09月19日 | 新潟県の山
9月13日(木)14日(金)信越国境の山・苗場山を歩いて来ました。

13日(木)8時頃に歩き始め、山頂ヒュッテに一泊し14日(金)13時頃に下山の計画でした。

家を3時丁度頃に出発、途中、栃木市の国道50号沿いにあるコンビニで買物をしながら一般道を走り、
佐野藤岡ICから東北道に乗ったのが4時15分でした。その後、北関東道~関越道と高速道を走り
谷川岳PAでトイレ&休憩を済ませ、湯沢ICを降りたのが5時55分でした。
国道17号(三国街道)の芝原トンネルを抜けてすぐ右折し、舗装された林道を走り、
登山口である湯沢町営駐車場に着いたときの時計が6時20分でした。
走り出し0Kmの走行距離は245Kmを示していました。
予定時間より早かった為、車のシートを倒して少し仮眠をしてから、着替えとスタートの準備をしました。

13日(木)の行程は、

登山口・湯沢町営無料駐車場(7:55)- 和田小屋登山口(8:30)- 祓川コースを歩く -

六合目 - 下之芝(9:45)- 中之芝 - 上之芝 - 顕彰碑 - 小松原湿原分岐点 -

神楽ケ峰(11:25)- 雷清水 - 雲尾坂 - 苗場山・頂上 - 

苗場山頂上自然交流センター(12:50)の道程でした。



 
広い駐車場と綺麗なトイレが完備されている登山口からスタートです。
同じ時間に7人位の方がスタートしましたが、大半は日帰りで往復する人達でした。





 
ここから本格的に歩き始めます。
駐車場・登山口から山道と車道を歩きながら和田小屋のある登山口に着きます。
和田小屋の前には宿泊者だけが停められる駐車場がありました。
ここでスキー場周辺を散策するという新潟市からきたご夫婦に声を掛けられ長話になり、
歩き出しが遅くなってしまいました。
同じ頃、湯沢駅からタクシーで来た男性は此処の場所で下車し、歩く準備をしていました。
(タクシー代は湯沢駅から和田小屋登山口までは5,500円だそうです)






全般に樹林帯は岩がゴロゴロとした歩き難い道が続きます。






下之芝。
ここまで良く晴れた天気でしたが、下之芝に着いた頃から雲が出てきました。






道沿いには大正四年奉納の石碑がありました。






中之芝。 休憩に最適な場所でした、ここでお菓子などを食べ長い休憩をしました。






上之芝。




 
小松原湿原分岐近くになると顕彰碑が見えてきます。
昭和三年、始めてスキーで苗場山・登頂を成し遂げた越後長岡の人、松井・酒井両氏を称えた顕彰碑です。






股すり岩。股をすりながら歩きます。






神楽ケ峰・頂上。





 
雷清水。
ガイドブックに水場マークのある場所ですが、余りの水の細さに此処で水を補給する事は困難です、
ペットボトル500mlを満タンにするのも約3分位かかるので、大勢の人がいたら大変です。
(一番の渇水期だと思い、私は全行程の水を登山口から担いで上りました)

雷清水からヤット苗場山の全容を望む事ができましたが、頂上周辺はガスがかかっていました。






神楽ケ峰から苗場山との鞍部にはお花畑があります。
ここから目の前に聳える雲尾坂をゼイゼイ云いながら頂上を目指しました。






ヤットコサ頂上湿原の端に着きました。ここからは木道歩きです。


 



苗場山・頂上。
山頂標識や三角点のあるこの場所からすぐ脇にあった山小屋「遊仙閣」はすでに解体工事が終わり、
跡地はキレイな筵が敷かれた平地になっていました。



頂上自然交流センター(旧・山頂ヒュッテ)の前で昼飯にしました。



昼飯のあと頂上湿原を2時間位歩く予定でしたが、ガスが濃く、周りの風景も隠れており、
少し歩くのを見合せていました。一瞬ガスが晴れたように見え、歩く準備をしましたが、
すぐに濃いガスで隠れてしまいました。




  
暫くガスの晴れるのを待ちましたが、晴れの期待が薄く、歩くのを諦め時間の都合、ヒュッテで宿泊の受付をしました。
ヒュッテ玄関の温度計は14°を指していました。
靴を脱ぎ受付で宿泊名簿に記帳し、8,500円を支払い、客室に入りましたが
「今日は11名の宿泊だけなのでお好きな場所をどうぞ」と云われ、
一番北側奥のスペースにリュックを解きました。
18時が夕食時間と聞き、布団と毛布を敷き少しの間、昼寝をしました。





  

 
夕暮れの頂上湿原を歩きました。
夕陽が沈む17時20分頃には急ぎ足で湿原を歩き、素晴らしい頂上の風景を楽しみました。
頂上湿原に夕陽を映す風景と木道からの眺望が最高でした。






ヒュッテから約1分位の場所にある「見晴台」から夕陽の落ちる風景を眺めました。





夕食後は同室の方々とお喋りをしながら過ごしました、同じ目的の人達ですので話題は、山・山・山の話ばかりでした。
自宅にメールと思い、携帯電話を開きましたら圏外でした、山の便利帳・2012(山と渓谷社の付録)では
「利用可能の携帯電話はdocomo」と書かれておりましたが、他の方も「繋がらないですね」と話すことを聞き、
自宅に連絡が出来ませんでした。(ヒュッテに着いたらメールする約束しちゃったが・・・)

消灯が21時と聞き、20時頃に屋外に出て満天の星空を眺めるつもりでしたが、
布団の上で横になってウトウトと過ごしてる後、眠ってしまいました。





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