九運久運の筑波山彷徨録

筑波山や近くの公園を気息奄々の足取りで歩いた備忘帳

筑波山・野分の後に

2013年09月19日 | 2013・筑波山
一昨日、9月17日(火曜日)筑波山を歩いて来ました。

9月16日(月)台風18号の暴風雨が通り過ぎた後の夕方は、夕焼け空が広がり、
明日(17日)の晴天は確約されたような素晴らしい夕暮れ風景を見る事が出来ました。
「今日は暫くぶりに好展望を楽しめる山歩きになるかも」と逸る気持ちを抑えながら
定番の林道・駐車スペースに車を走らせましたが、途中、林道は散乱した飛散物が多く、
車の走行にも難儀しました。所々に倒木もあり、場所によっては大木が電線に
寄り掛かる様に倒れている場所もありました。


行程は、

林道鬼ケ作線起点・駐車スペース(9:50)- 仙郷林道 - 筑波高原キャンプ場(10:20)-

女体山・キャンプ場コースを歩く - 女体山・頂上(11:15)- カタクリの里 - 御幸ケ原・道標 -

男体山・頂上(12:00)- 自然研究路・四阿(12:10~12:40)- 自然研究路を歩く - 御幸ケ原 -

ユース跡コースを歩く - 裏筑波観光林道を歩く - 林道鬼ケ作線起点・駐車スペース(14:00)の道程でした。



 

 
鬼ケ作林道の駐車スペースに着いた時は結城市から来るYさんの車が西側に停まっていました、
私は東側に停め準備をしました。着替えをしている間に、いつも良く見掛けるご夫婦の車が1台
真ん中に入ってきました、挨拶を交わし歩き始めましたが、ご夫婦は男の川コースに入り、
私は林道を通り筑波高原キャンプ場に歩きました。
キャンプ場では事務所がある広場のベンチに腰かけ、日光連山の展望を楽しみました、
上り始めてすぐの展望地からも同じ様に、栃木の山々や加波山方面を眺めながら休憩しました。





 
女体山・キャンプ場コースを歩きました。
暴風雨のイタズラで枝や葉が敷き詰めるように重なっていました。





  
女体山・頂上。
気持ちの良い景色が広がり、富士山の姿は見る事ができましたが、
都心の高層ビル群やスカイツリーはかすんで見えませんでした。
女体山頂上近くの電波塔では、ヘリコプターによる工事資材搬入の真っ最中で、
ボバリングの音がバタバタバタと山一面に響き渡っていました。





 
カタクリの里。
この時は大勢の「花の会」グループが歩いていました、カタクリの里周辺では
私と同年代の高齢者が20数人で輪になりながら花の鑑賞をしていました。






御幸ケ原。





 

 
男体山・頂上。
御幸ケ原で遭った筑波の達人Iさんと一緒に歩き、男体山頂上に立ちました、
並んで頂上神社にお参りをした後に「アサマヒゴタイが咲いている」と
教えて戴き、写真に収めました、男体山頂上からも富士山や浅間山・赤城山など
の展望を楽しみました。





男体山頂上から自然研究路・四阿に立ち寄り昼飯休憩です。
居合わせたOJさんや筑西市のTさんや女性2人を含め、皆さんの話を聞きながら
長い休憩になりました。私は「一足先に」と腰を上げ、自然研究路を坊主山方面に
歩き出しましたが、数分歩くと前方で三脚を担いだカメラマン・ぼてりん様とバッタリと遭いました。
ここからは、ぼてりん様とご一緒して、色々な話を聞きたいと思い、少しの間同行させて頂きました、
先程、休憩していた四阿に戻り休憩をしながらの会話も非常に楽しいひと時でした。
(青いタオルを被り、筑波の達人の方々とお話をしている姿のぼてりん様を撮りました)




 
ユース跡コースを歩きました。
自然研究路から男体山頂上・御幸ケ原まで、ぼてりん様に同行し歩きました。
終点の駐車スペースまでお喋りをしながらご一緒したいと思いましたが、
まとわりついて写真撮影の邪魔になってはダメだと思い直し、御幸ケ原で別れ、
ユース跡コースを選び駐車スペースに歩きました。久し振りのユース跡コースは
工事用の重機などが走るためか、ゴロゴロとした歩き難い道に変わっていました。






朝は満車状態でした男の川コース登山口まで戻りました。

晴天に恵まれ気持ちの良い山歩きが出来ました。また、ぼてりん様と
お逢いでき、少しでもお話出来た事で良い一日になりました。


筑波山の帰り道、本屋さんで「山と渓谷10月号」を買いました。
特集は「秋の日本アルプスを歩く」で、北アルプスや中央アルプス・南アルプスの
ルポや紅葉おすすめスポットがページ数満載で掲載してありました、
雑誌後半まで進むと「特別寄稿・筑波劇場・畠山幸男」と云う紀行文が掲載してありました、
「読者紀行 オブ・ザ・イヤー2012」でグランプリを受賞した
畠山幸男さんによる書き下しの紀行文です。
利根川の土手下の県道沿いに生家を持ち、少年時代は季節ごとに変わる筑波山を眺めながら
成長した著者は、64歳の時、奥様と二人筑波山を歩き、少年の頃に見ていた筑波山や
家族の回想を含め、書き綴った紀行文は、時間を忘れるほどに読んでしまいました、
文面後半には
「男体山の自然研究路を一周する頃になると、僕の体調はすこぶる順調。昨日の
 雨で湿気を含んだ木々は時間とともに身を軽くし、葉ずれの音が僕たちを包む。風が匂う。
 鳥の声が聞こえる、姿は見えない。悩みのある人にもない人にも、偉い人にも偉くない人にも
 自然は平等にやさしい。心のリセットがオンになる。女体山頂上から、今は取り壊されて
 雑草が生い茂るだけの僕の生家の方角を見る。向こうの土手から見る筑波山は、
 半世紀前と同じように霞んでいるはずだ。生家跡のはるか先には、いま僕が生活する東京がある。
 大自然の中、自分が小さく感じる。」と書き綴り、後半の文章に続いていました。





2 コメント

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Unknown (ぼてりん)
2013-09-20 20:39:47
倒木で登れないかと思ったんですがよかったです。
おつかれさまでした。
ユースコースは人気なくなりましたね。
山ツツジとニリンソウのころなら歩きたいです。
青い頭、赤い車もばっちり押さえられちゃって。
転がしたカメラは大丈夫でしたか?
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久し振りの展望を楽しみました。 (九運久運)
2013-09-21 16:41:25
ぼてりん様、コメント有難う御座います。

男の川登山口は赤い車が判るように意識して撮りました(笑)。
ご一緒に歩いてカメラの事、レンズフイルターの事、夜景撮影の事など
色々な話しを伺いたかったのですが、次の機会にでも同行しながら教えて戴きます。
またお会いした時にはどうか宜しくお願いします。
お疲れ様でした。

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