オヤジっちの週末超スローライフ

王滝

今年の王滝は調整ミス。7月までは順調に走っていたいのですが、8月下旬から9月上旬にかけて会合などが多く飲み会ばかり。オジサン社会で生活している以上は避けられないのだが今年は特に多い。そんなこんなで厳しい王滝とりました。

9月13日(土)レース前日
6月は一人での参戦となった王滝だが、秋の大会は三連敗メンバーも毎年参戦する。会社で待ち合わせ広葉樹さんと保父さんの3人で王滝を目指す。ザリガニは仕事なので深夜に宿で合流予定だ。

いつものように「源氏」でそばを食べた後、今年こそ訪れてみたかったのが中善酒造。「中乗さん」の製造蔵元だ。木曽福島の外れに佇む蔵元はひっそりとしていた。あまり愛想のよくないおばさんが店を仕切っていたが試飲をさせてくれ9月限定醸造品を購入した。「相変わらず限定品に弱いな~」と思いながらも明日の晩の反省会が楽しみだ。


木曽の酒といえば「中乗さん」。初めて製造元の中善酒造を訪れてみました。

松原公園でエントリーを済ませ、そそくさと常宿「さわや」へ。マシン調整をしたあと夕食を済ませ午後9時には就寝。寝苦しくしているとザリガニが11頃こっそり部屋に入ってきた。あまり眠ることができず体もダルイ。明日は苦戦しそうな予感がする。

9月14日(土)レース当日
天気は快晴とまでいかないまでもマズマスの天候。日中はかなり暑くなりそうだ。いつもより5分遅れの6時5分に王滝100Kmがスタートした。


今年参加したのは、保父さん、ザリガニ、ゴブリンンの4名。初の全員完走を目指す。

スター直後、予想通りザリガニが強引に抜きながらまくり始める。ヒンシュクをかわない程度についていくことに。林道に入る頃になると集団も少しバラけて来たが、ザリガニは見失うし広葉樹さんと保父さんとも逸れてしまう。今年もここから一人旅?と思いきや、CP1手前の砂防ダムでザリガニと遭遇。ザリガニの言うことには、どうやら広葉樹さんが先行しているらしい。記念撮影を済ませ追いかけることにするが、相変わらず強引に抜いていくザリガニに付いていけず暫くすると見失ってしまった。

パンクでもしない限りもう合わないかな?と思っていたら、ザリガニがいた。やっぱりパンクだ。再び一緒に走ることにしたが、とにかく体調が悪い。なんだかムカムカして、いくら水分を補給しても胸ヤケが治まらない。今年は途中で諦めようかと思っていたが、ザリガニに「諦めるな、必ず完走しろよ!」と言われ「よし!」と気合を入れるが、「ゴールで待っていてくれ!」と告げ先に行ってもらうことにした。ザリガニは走り込んでいるだけあって調子がよさそうだ。「ゴールまで二度と会うことはないだろう」と思いつつ「ゲロ吐きて~」と心の中で呟いた。


砂防ダムでザリガニに写真を撮ってもらう。今年はなにやらよからぬ予感がするのだが...。

気を取り直してタラタラ走っているとCP1に到着。3時間以内に通過する予定だったが時計を見ると3時間25分が経過していた。広葉樹さんは先に行っているのか姿は見当たらない。保父さんは大丈夫だろうか? CP1では出来るだけ休憩時間を短くして、とにかくCP2を目指すことにした。CP2の足切りタイムはスタートしてから7時間とまだまだ余裕があるが、CP2からCP3までは1時間しかない。この区間で少しでも稼がないとこのペースでは確実にCP3でタイムアウトだ。

貯水湖までは一人旅となったが、湖畔でちょうどいいペースの人と遭遇し、おもいっきり引っ張ってもらう。通称「無限坂」の手前まで引いてもらい後はは気合と根性の世界。でも、その前に休憩!休憩!。初参加だいう推定20代の青年とおしゃべりしながら休んでいると、信じられない光景が目に飛び込んできた。な、なんと、「ゴールで待っているゾ」と先行したザリガニが走ってくるでなないか? とりあえず並走しながら「無限坂」をダラダラ進む。ピークまでもう少しのところで再びザリガニが元気になり先行した。よくわからん奴た...。

CP2にはザリガニより10分ほど遅れて到着。写真だけ撮ってもらい先に行かせることにした。今度こそ「成仏しろ?」と送り出し、後は自分の完走だけに集中する。アンセムがコナのタイムに負けるわけにはいかないので、とにかく9時間20分代を目指すことにした。それにしても広葉樹さんはどこを走っているのだろうか?。保父さんはCP1を通過しただろうか?


CP2を無事?通過。残り時間はCP3まで1時間45分。何とかなるのかな~。ハァ~...。

一人旅の時間が多くなってきたような気がしてきた。前にも後ろにも離れた所にポツン、ポツンと走っているのだか追いつきもぜず、追っても来ずの状態が続く。この区間はとにかく御岳山が奇麗に見えたこと以外、何も覚えていない。4回目の余裕なのだろうか、なんとかやりくりしながらCP3に到着。タイムアウトまで残り30分だった。


今年も無事に完走の権利を得ることができました。

タイムはもう期待できないので、ここで暫く広葉樹さんと保父さんを待つことにした。残り時間10分まで待ったが二人の姿は見当たらず気を取り直して完走を目指すことにした。ゴール後で判ったことだがCP3で広葉樹さんに抜かれてしまったようだった。

プレハブ小屋を過ぎ最後のピークに差し掛かったころになると、ようやく調子が出てきたようなきがした。足は軽しムカつきもなくなってきた。「いったい何だったんだろう」と思いつつゴールに向かって下り始めた。

腕時計から9時間を知らせるラップがなり暫くすると橋が見えてきた。今年の王滝が終わりました。

残念ながら全員完走の夢はかなわなかったものの、初参加の広葉樹さんが無事に完走。そして何より最後まで諦めずに完走した自分自身に満足できました。

今年は6月逆走、9月順走のダブルエントリーに挑戦し完走でき楽しい王滝でした。後、何年走れるのでしょうか? 
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