猫の日の奇跡

2020-03-01 17:38:45 | しあわせの日々


2月も終わり、今日から3月。
先月はもっちゃんの四十九日が終わり、本当なら17日には我が家に来た記念日があったのですが
今年は地上とお空の別々でお祝いでした。


少しづつ戻りつつある日常。
ひとり寝の師匠は、フカフカ毛布に寝るとなんだかおかしな気分になるようで(笑)、真面目な顔でフミフミ。

落ち着いたら、また、どこかで里親さんを探している猫を迎えよう。
もっちゃんがきっと、ご縁を結んでくれるような気がする。

・・・・なんて思いながら過ごしていたんですけどね。



まさかの早さでご縁結びとなりまして。

ある日母が仕事から帰ってみると、家の真ん前にまだ幼い顔のねこちゃんがおりまして、にゃあにゃあ鳴いて懐いてくるわけです。
この子、以前ちょっとだけ近所(ゴミ捨て場)で見かけたことのある子猫で、その時は確か親猫も一緒でした。
人馴れしていてゴロゴロスリスリぷるるんぷるるんなので、どっかで飼われているのかしらと思っていましたが、どうやら野良猫だったようです。
ひとしきり遊んでから家に入りましたが、それからずーっと家の前で待機している・・・💧
すぐにでも家に入ってきそうな雰囲気でしたが、うちには師匠がいるし、素性の知れぬ野良ちゃんといきなり一緒にするわけにもいきません。
まずは明日、また家の前に現れたら保護しよう!と決めました。
・・・が、翌日の朝見ると姿はなく、帰宅しても姿は見えず。
「ああ、やはり気まぐれに家に寄ったのかな〜」と、ちょっとガッカリしながら、試しに家の前にカリカリを置いてそこらを見に行って見たら、
いた。いつの間にか来てて、ご飯もりもり食べてた。
そこであっさり保護できまして、翌日獣医さんのところで血液検査とノミダニ駆除をして、結果も問題なし。
晴れてわが王国の住人となったわけでございます。



まだ生後8ヶ月くらいの女の子。王国初の女の子です!!
名前は「プランセス・ピエノワール・駒子」。駒子ちゃん、左の手のひらが真っ黒なのですよ^^
フワフワの麦わら猫ちゃん。お目目もキレイで宝石のような可愛い姫。
人にもかなり慣れているし、手がかからなさそうだから、あとは師匠との相性がどうかな・・・と思っていたら・・・



ミャーーーーーーーーーーー!!!!!!!!



こやつ、ちょっとしたもののけ姫でした(笑)
とにかく食い意地が張っている!
野良猫出身の子は、いつ食べられるかわからないから、食べられるときには吐くまで食べる・・・とか、よく聞いてはいましたが、それにしても食べる食べる。
ライオンのような雄叫びを上げてご飯をねだり、師匠を押しのけてご飯を取ろうとし、師匠のお水を勝手に飲み、食べる時は皿をガッタガタ言わせ、食卓に飛び乗り人間のご飯すら奪っていこうとします。

夜中は夜中で、カーテンによじ登り全部留め具を外し、鉢植えを掘っくり返し台所を土まみれにし、空き缶を漁って涼しい顔。
昼間は起きている間はとにかくごはんの催促で鳴き、私にかまえ撫でろと鳴きまくります。
そのくせトイレのしつけは教えなくともバッチリ失敗なし。しかも師匠のトイレを躊躇なく使用。



さすがの王も、ドン引きです。

いやー、師匠ももっちゃんも、穏やかで静かなる猫だったものであまりの違いにびっくりです。
とはいえ、まだ家猫修行は始まったばかり。マイフェアレディのごとく、おうちの生活に慣れてもらえるようにと願っています。
肝心の師匠くん、当然最初はシャーシャー言って威嚇しておりましたが、最近はこの遠慮のないギャルに諦めたのか、慣れてきたのか怒らなくなってきました(笑)女の子相手だしねえ・・・。
今のところ、師匠は1階、駒子ちゃんは2階とそれぞれ寛ぎ場所が分かれておりますが、そのうち同じ部屋で仲良くできればいいな・・・と思っています。先は長そうだけどな・・・。


「あたちはすきなようにするのよ!」


「う、うん・・・」

それにしても、不思議なご縁で我が家に来た駒子ちゃん。
奇しくも、我が家の前に来たのはしまじろう君の月命日。
我が家の一員と決まったその日は、にゃんにゃんにゃんの猫の日、2月22日でした。

きっと、もっちゃんとしまじろう君が、うちを里親さんに推薦してくれたんでしょうね。
駒子ちゃんが、これからずっとしあわせに暮らせるように頑張らないと。



お二方の無邪気な寝顔を見ると、そう思うのです。

皆様、どうぞ新しいわが王国の姫をよろしくお願いします。


おっとりと駒子はきょうもしあわせ。

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