オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

シークレット・ミッション

2018-06-17 17:06:46 | 介護日記
自分のことを棚に上げまくるが、
アニキの動揺っぷりが半端ねぇ。

ちょ、マジ、落ち着けってば!
まだ血管に点滴できてるから危篤じゃねーってば!

と言いたくなるくらい。


夜 家に居る間も、オカンの携帯がテーブルの上に置いてないと
「携帯は?」
とやたらしつこい。
万が一の時は、オカンの携帯に第一報が入るようになっている。

あのね、おにーちゃん
人間いつかは死ぬんだよ。
順番だから仕方ないでしょ。
この年まで親が生きてることに感謝しなさいよ。
(高校生の時に父親を亡くしている知人がいる)

訥々と言ってやりたいけど
そんな聞き耳持つようなヤツじゃないし、
そこまで仲良くないw

だから、こんな状態のアニキの前で葬儀関連の話しをしようものなら
怒り狂うか泣き狂うかどちらかだと思うので、

前日買ったそういう系の本も隠してあるし、
葬儀屋に事前相談に行ったことも、
遺影の写真選びと棺に入れる物をオカンとこそこそしていることも内緒だ。

アニキと比べて私の方がオトンの介護に携わっていた時間が長いので、
正直やりきった感というか、いよいよここまで来たか感がある。
こうなったら、後は滞りなく送り出してあげることに専念したい
きちんとやりとげたい使命が今の私の中にある。
多分、今の私を支えてるのはそれにつきる。



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