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中 村 キ ク 展 -frozen teardrop-  7月8日(月)~7月15日(月・祝)<会期中無休> 13日(土)16時パーティ

2013-06-05 16:35:30 | 鉛筆画
中 村 キ ク 展 -frozen teardrop-  7月8日(月)~7月15日(月・祝)<会期中無休> 13日(土)16時パーティ

Michirutukis
「満ちる月」297×210mm 紙に鉛筆

孤高の黒鉛画家。関西では2回目の個展。
スターダストあるいは綺羅星。少女はやがて彗星になる。
そこには幼い頃に夢見た憧れの様な世界がある。
そこに羨望の眼差しを向け追い求める。それが喩え哀しく切なく儚いものであっても。

Tokeiusagitositenokares
「時計兎としての彼」120×120mm 紙に鉛筆
Kiku Nakamura:
閉じた小部屋の中で流れるささやかな物語をテーマに鉛筆画を制作している。鮮烈な印象でなくても心に染み入るような絵を描きたいと現在精進中。
2010年個展「甘い小部屋」(ART HOUSE), 同年個展「仲のいい姉妹」(ヴァニラ画廊),他、グル-プ展に参加。
HP:http://muttnik.nikita.jp/






中 村 鱗 -F A C E- 展 6月28日(金)~7月6日(土) 日曜定休 29日(土)16時パーティ!

2013-06-05 12:43:30 | 洋画
中 村 鱗 -F A C E- 展 6月28日(金)~7月6日(土) 日曜定休
    29日(土)16時パーティ!


メンフラな犬、猫もそろそろ正気を取り戻す頃であろうか。
彼女も又、覚醒の時が来た様だ。
待望の初個展は「FACE」。女性の顔が数十点。
笑ったり泣いたり喜怒哀楽には決して富んでいない面持ち。
ソムリエ的にたとえるならば、微発泡、低血圧、やや重厚。
油彩、アクリル、木炭で表現。是非、お出で頂きたい。
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「恋患い…」パネルに綿布・アクリル F4

『一瞬、立ち眩みがする。
その時、左目が不揃いな前髪を、右目が私を笑う11人の顔をしっかりと捉えた。 
歪み、溶ける……。見ていたんだ。
「私、美人に生まれたかったの」
「美人てどんなよ」
「ちょっと隠したいところがあるような、秘密めいた三白眼を持つ顔よ」
きりっとした瞳とふっくらとした唇を持つ少女は、高すぎる鼻を嫌いました。
隣町までその横顔の美しさが噂される彼女は、
それを自負し、肖像画を描かれるときは何時も横顔で煙草をふかすのでした。
ある母親は、躁鬱病に悩みつつも我が子を彼女なりに愛し、
あと数日すると鬱期に入ることを恐れるあまり、
泣けば流れ落ちるような眼になってしまいました。
でもいいのです。隠してしまえば……。
もしくは見せつければ……。
他人はそれほど自分のことを気にしちゃいません。
跳ねる表情に、堕ちる色彩を。 中村鱗 』

Uroko-Nakamura
1975年岐阜県生まれ。1999年愛知県立芸術大学美術学部油画科卒業

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「私はひとりで生きていく」木炭紙に木炭 650×500mm