放射線の中での運動会？ 体を鍛えて放射線に強くなろう！ってか？ 恐ろしいー。

福島県田村市で非難が解除され運動会が4年ぶりに再開

このニュースとても信じられないヨ。　田村市は福島第一原発の立地
大熊町と隣接しているようだけど、こんなことしていいと思っている
のかな？

田村市の教育委員会・現場の先生方・保護者はどんな気持ちで運動会
を開いたのかな？　

脱力感に負けそうだヨ。子供たちがかわいそうだヨ。

事故から3年以上経つというのに国際原子力事象評価尺度でのレベル7が
未だに進行中。そりゃそうだよ、３基の格納容器がメルトアウトしてそ
の他11,421本の使用積み核燃料が危険な状態で、その移設がやっと始ま
った所。人類始まって以来の酷く凄まじい事故ですから。

その事故の最中に運動会？

福島の方たちの気持ちはわかります。早く元の生活に戻りたい、原発の
過酷事故は無かった事にしたい。放射線による健康被害は無い。と・・・

でもそれは違う。双葉町・大熊町は人が住めない状態ですよ。それをしっ
かり検証して事故を受け止め、今目の前で起こっている事を性格に受け止
めなきゃ、福島の将来は無いよ。（もっとも、チャーリーはフクイチの半
径100kmには既に将来が無いと思っているけれど）

事故現場にも足を踏み入れられないほどの高線量が何の遮蔽物もない状態
で我々の生活空間と共に存在しているのです。そんな中行われる運動会は
どう捕らえたら言いのでしょうか？　理解不可能です。

この先世界中の原発立地自治体で同じような事故が起こる可能性がある。
とりわけ日本は東日本大震災のようなプレートテクトニクスによる巨大地
震が絶対に起こるんです。そのために事故の実態を明らかにして伝えてい
かなければ、放射線・放射能のために被災する人が後を絶たなくなります。

国は国策優先の為ならば、国民をいとも簡単に犠牲にして見殺しにします。
それが国というものです。お国のために自分を含めて、家族の健康・幸せが
失われても良いと思うならそれもいいでしょう。しかし、自分・家族の幸せ
健康を守れなくて生きていく意味があるのでしょうか？

子供たちから、「お父さんお母さん、なんで僕たちは被曝したの？なんで逃
げてくれなかったの？」と聞かれてしっかり答えられますか？