チャーリーの青空トーク

60を過ぎた頑固ジジイが、ライフワークの「姓名判断」と「幸福に生きるには」を勝手に語るブログ。

大川小学校のツナミ被害 と 放射能汚染地域に住む人たちは同じぢゃないの?

2015-12-12 19:57:29 | 地震・ツナミ・自然災害
先日宮城県石巻市で東日本大震災で行方不明になった方々の捜索活動
が行われたそうです。年が明ければ5年の歳月が過ぎる事になり時の流れ
は速いものだと感じます。

石巻市でのツナミの被害と言えば児童74人 教師10人が津波の犠牲にな
った大川小学校の被災が思い出されます。大川小学校のケースをみると
何故こんなにも多くの児童教師が同じ学校で被災し命を落としたのか?

大川小の裏手にには山があり児童たちはその裏山に慣れ親しんでいたよ
うです。理科の観察などで野外の活動に利用していたことが容易に想像
できます。

この74人のい児童達は地震のあと校庭で待機させられたようです。その間
大津波警報が発令され市の広報車や消防車などが避難をするようスピーカ
ーを通して避難を呼びかけていたそうです。これは、ネット上にアップさ
れている動画サイトで東日本大震災のツナミの動画を見るとそのような音
声や実際に消防車が避難を促しているシーンを見ることが出来ます。そし
て津波が大川小学校を襲ったのが3時37分。午後2時46分の地震発生から約
50分。裏山までは子供の足でも遅くても十数分でこの時の大川小学校のツ
ナミの到達の高さ8Mを超える安全な高いところまで行けただろう。と容易
に考えらえます。

教師たちはなぜ裏山に逃げるという判断が出来なかったのか?

ここからは想像域を出ませんが、おそらく学校に残っている74名の児童た
ちを校庭に集めた後地震等の災害対応避難マニュアルなるモノがあってそ
こには児童を直接父兄又は保護者に引き渡す。と会ったのではないでしょ
うか? 

ところが未曾有の地震です。 父兄や保護者も被災しています。子供たち
を学校に迎えに行けない状況だったと・・・ですが教師側はマニュアル通
りに引き渡さない事には後々問題になるのではないか?と言うような空
気が支配したのだと思います。

そんな状況がベースに在り、さらには教師たちにツナミという物が何なの
か?どういうモノなのか知らなかったのではないでしょうか?

東日本大震災で発生したツナミは想像を超える大きなモノでした。2011年
の震災以前我々が知っているツナミ被害と言えば比較的記憶に新しいのは1
983年の日本海中部地震と1993年の北海道南西沖地震の奥尻島のツナミ被害
です。教師たちの中でこれらの比較的近年に起きた地震による津波被害を
知識として知っている者がいれば、「先ずは高い場所、裏山に逃げるのが安全」
という選択が出来たかもしれません。また、教師全員が知識として知らなかっ
たとしても未体験の巨大な地震が襲った直後で、しかも市の広報や消防が避難
を促していいるまさにその時に、なぜ?目の前にある裏山に逃げなかったのか?
 
たぶん、10人いた教師の全員がマニュアル通り対応しなくてはいけないという
原則がありその上で他の教師はどう考えているのか?という「顔色や、空気を
読む」事に終始してしまったのかと思います。単に「??どうしたものか??」
という空気ですね。

横並びが大好きな日本人集団の悪弊です。

起点となるリーダーとなる者が手を挙げない。誰かがリーダーシップをとるだ
ろう。と言う空気の中で貴重な時間は刻々と失われていきました。手を挙げる
教師はいなかったのかナ? 無理でしょう。 教育現場の公務員教職員は管理
されて動いています。指示が無ければ動きません。 命が係わる状況になって
も、指示やマニュアルが無ければ動けないのです。 またマニュアル通りにし
か動けないのです。最悪の結果となりました。 

理解に苦しむのは、「自分はここに居て安全か?」と教師たちが感じなかった
のか?考えなかったのかナ?という事です。 児童たちを守ることは職務です
がそれ以前に、自分の命の危うさを感じなかったのか?という事です。職務上
の責任とか、教師として取るべき行動とか以前の話で「自分の命」の危うさを
感じなかったのか?ということです。 

ここに居たらヤバイかも・・・と感じることが出来れば、当然自分ばかりでな
く、児童たちも安全な場所へ・・・と躊躇なく行動に移ることができ失わずに
済む命を守れたのではないのかと思うんですが、どうですかね。


さらに言わせてもらえば、福島県内やその周辺に居る人たちです。この今現在放
射能汚染してしまっている場所に生活している人たちも、大川小学校の10人の教
師たちと同じでは無いでしょか? 危ないのに動かない。守るべき74人の児童達
この場合は家族が居るにも関わらず・・・。 

実際に危ないと感じて放射能汚染の地域から疎開して逃げている人が周りにいる
のです。それでも動かない。 周りを見ないで、空気なんか読まないで、自分の
命と家族の命が放射性物質の発する放射線で危ない状況なんだと・・・放射線の
被曝は痛くも痒くもないけれど確実に人体を蝕んでいくものなんだ、と早く気が
付いてそして理解して、行動を起こしてほしいです。 


74名の大川小学校の児童たちは校庭で死なずに済んだんです。 


チャーリーが云いたいのは、大川小学校でツナミの被害に遭った10人の教師は守
るべき74人の児童を守れなかったのです。今現在汚染のひどい地域で住まわれて
いる子供たちのいる家庭の親たちは子の大川小学校の10人の教師と同じです。 

逃げなくてはいけない状況なのに結果として逃げずに子供たちもそして自らの命
も落としてしまった。 全く同じ結果になることは明白です。 

お子さんがいる家庭は早くそこに気が付かないと取り返しのつかない事になりま
す。 それは、1年先か10年先か・・・しかし、体への影響がハッキリ出てきて
しまった時にはもう手遅れなのです。

いいですか、子供たちの命は、父親・母親のモノではありません。 子供たちの
命です。 親の都合でエゴで子供たちを危険に晒すのは親としての責任を放棄し
ているのと同じです。 早くそこに気が付いて下さい。





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