金魚姫ノート

金魚のひとりごと。金魚のあぶく。金魚の涙。金魚の吐息。

パソコンと私

2010-06-30 | ひとりごと



長居公園の植物園は、駅から少し遠いのが難点ですが、
都会の真ん中で、樹木も花も池も川も噴水も・・・
大満足の空間です。

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プリンターを新しく買って、接続を試みたところ、
インターネットの接続まで、切れてしまい、
ルーターの会社、印刷機の会社などに電話して、接続の方法を聞きながら、ようやく復旧した。
セキュリティ、シリアルナンバー、ネットワークキー、プライバシーセパレーター、

一生のうちで、カタカナを一度にたくさん聞いたのは今回が断トツ一番だと思う。

相手は気長に、画面の指示をしてくれるが、こちらは中高年丸出しで、
「あんた、わけわからん相手に電話で指導するって、もどかしいでしょ」とか、
「あんたの思うように、こちらが動けんでごめんね」とか、
大阪のおばちゃんですって名乗りを上げてるようなものだと自分でも可笑しくなる。
「再度、設定を外してください」といわれたときには、
「今やっと、ネットが繋がったとこやから、もう一回外すのは気持ちの負担が大きいから、
ネット外さずに、先に進める方法はないですか?」
まるで、医者に、手術しないで直す方法はないですか?」と聞いている気分。

以前の私なら、早々にお手上げ。個人的に非常事態宣言を出して、
「助けて~!!」と夫に丸投げする。
でも、自己改革を意識している私だから、まあできるところまで、やってやろうじゃないか。。。

非常事態宣言は、早めに出したほうが、危険率は少ないとも思うが、
これで死ぬのは本望だわ!!と大層な覚悟で、五十路の手習いは大変である。

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優柔不断矯正法

2010-06-29 | ひとりごと



浜寺公園のバラ図鑑です。

赤の上着に、ピンクのスカートなんて、絶対考えられないけど、
花は、どの色が組み合わさっても、許せる。。。

けれど、自宅に庭の花は、どうしても白が多くなります。

*************

私の血液型はA型。
星座は蟹座。
「優柔不断。母性本能が強く、保守的で、家庭を守り、母親として開花する」
高校の文化祭の時に「占いの館」があり、そこで言われたことを最近になって思い出した。

あら、母親役は下の息子が大学を卒業したときの卒業証書を、私の子育て卒業証書として受け取り、母親役はすでにすでに数年前に終了!!

私の開花時期も満開も過ぎてたんや・・・

残ったのは、優柔不断。

特に、食事に行ったときに迷う。
基本、好き嫌いはないし、常に食欲旺盛やし、
まずは、相手が何を食べたいかが、異常に気になる。
私の「何でもいいよ!」は何だって食べたい・・・の意味だが、
相手の「何でもいいよ!」は、何でも合わすよ・・・の意味であることが多い。
だから余計に「何だっていいよ!」を連呼する。

でも、私って多分、迷う人のイメージより、決める人って思われてるだろうな・・・と思う。
しかも、私自身、決断力のある人に憧れるし、そうなりたいと思っている。

何かの本に、「優柔不断の人は、日常に練習しなさい。まずは、Aランチ、Bランチがあって、どちらかに決めかねた場合、直感でひらめいたほうを口に出して言いなさい。
所詮、AもBもどちらでもいいから迷うのだから、自分の直感で前に進みなさい」
なかなか説得力のある言葉である。
その日以来、迷う前に直感を口に出して言うことを心掛けている。

最近、なんだか異常に、自己主張が強くなった気がする。
どうでもいいことでも、「私はこれっ!!」って口に出している。

優柔不断矯正の練習の成果か、はたまた、加齢による我がままか・・・
なりたい自分になるのは、なかなか難しい。

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ユッケ ビビンバ

2010-06-28 | ひとりごと



アレンジメントフラワーには、ワインカバーなどがあり、
とってもオシャレ~です。

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「母さん、家族イベントの食事会、いつもの焼肉屋に予約しておいてな」

 東京で就職した息子が連休で帰ってくる。
 帰阪途中の新幹線の中から電話してきたのだ。

 正月、お盆、GW、会社の連休があるたびに大阪に帰ってきて、サッカーの試合に出たり、学生時代の友人と飲み会をしたり、超過密スケジュールをこなす。

その中で、いつも一日は家族イベントと称して予定を空けている。
 行く店は彼が小学校まで暮らした町の焼肉屋である。

 小さい時に可愛がってくれたおばちゃんがいることも大きな理由だが、彼にとって、毎回注文する「ユッケビビンパ」には大きな思い出があるのだ。

 実は息子が小学校6年の時に、その当時住んでいた堺市で食中毒事件が発生した。
 学校給食の現場で起こった中毒事件は、死亡事故も発生した。

 ちょうど、全日本の読売小学生サッカーの予選が行われており、息子のチームは大阪府の代表をかけて毎週試合に明け暮れていた。
 偶然と、運で当時300チーム近くの中で勝ち進んでいた息子のチーム。
 けして順調にではなく、同点でPK勝ちの繰り返しで、毎回応援している親の心臓が壊れるかと思うほどの辛勝であった。
 食中毒の堺のチームということで、相手チームも神経質になっているのが応援席の親が見ていても感じられた。

 
 結果、読売ランドに行く権利は、その一歩手前で逃し、大阪準優勝に終わった。

 
 予選中の予期しなかった事件は、子供達の士気に微妙に影響したのではないか。検便の結果を常に持参していく試合。できることなら試合に集中させてあげたかった。

 
代表チームに選ばれなかったけど、その残念会として、近所の焼肉屋に家族で行った。

 息子は「ユッケビビンパ!」と注文したものの、生肉、生卵は子供には食べさせたくないと思い、彼の前で、ユッケと生卵を取り上げた。
「食中毒事件あったから、生のものは子供にはアカンねん」と言う親の言葉は、彼のサッカーの試合に対する残念さをも呼び起こし、焼肉屋で、号泣!
 
 それ以来、家族で食事するときには必ず彼の生まれ育った堺の焼肉屋の「ユッケビビンパ」を食べに行くのが家族のイベントになった。

 「読売ランドに行けなくて残念だったね」と言っていたのが、あれから十数年たつと「大阪の二位になって、すごかったね」という言葉にかわってきた。
 
 意識はかわっても、でも、息子の注文は毎回、ユッケビビンパ。

 ユッケビビンパこそ、彼のサッカーの思い出そのものなのだろう。

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宣告

2010-06-27 | ひとりごと



母は今年90歳。
「年齢という名前の不治の病にかかっているようなもんやで」と言う。

日頃から、俳句もするし、文学的思考能力に秀でているので、言葉の選び方にインパクトがある。
だから、説得力もある。

「いつ何時、人生の幕が降りても、後悔はない」
もう随分前からの口癖なので、これは今の幸せを感謝している言葉だと思うようにしている。

子育てが、成長を見守るものなら、
親が年を重ねて行く事実を受け止めながら、その毎日を見ることが、見まもり。

毎年、バラ園に行く。
キリリとしたツボミ。
はんなりと、ほころびかけた花。
これ見よがしに咲き誇る満開の花。
しどけなく咲く花。

私はどの花の世代??なんて言いながらバラ園を巡るのも恒例だが・・・

母がいとも簡単に言う、
年齢という名前の不治の病宣告を受け止めかねている私である。


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タラマド レンピッカ展

2010-06-26 | ひとりごと





タラマドレンピッカ

なにやら呪文のような響き。
1898年に生まれた女性の画家である。
自分の娘をモデルにした絵が多く、
自らがモデルのような美貌を持ち、車を乗り回し、
社交界にデビューして、華やかに、激しく生きた女性。

上目遣いの、したたかな、それでいて官能的な女性の絵が印象深い。

大雨の中、兵庫県立美術館に行った。
この美術館は、建物がアートになっている。

ミュージアムストアの品揃えも多く、楽しめる美術館である。

レンピッカの作品を眺めていると、まるで自叙伝の本を読んでいるかのようで、
彼女の人と成りが伝わってくる。
大雨の中で見るのにふさわしい、タラマド レンピッカ展であった。

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