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にゃおん's blog Ⅱ

いらっしゃいまし~♪

八平の食堂 (千葉県長生郡長柄町)

2020年05月15日 | ラーメン!(千葉)

アリラン・ラーの本店、初訪。

千葉の誇るご当地ラーといえば、
外房の勝タンと内房の竹岡式であることは、誰に訊いても異存のないところだが、
それに続く第3のラーには諸説ある。候補は色々あるのだ。

そン中で、出してる店の数は2店のみながら、このアリランを挙げる人が多い。
ラー自体の方向性と完成度に加えて、
電車ではとても行けない"秘境系"であることが 「夢」 を与えるのでござろう。

7年前に、山中にある "支店" の方を攻めて 動画 にしたことがあるが、
まさに桃源郷のイメージで、明るい青空と相俟って夢のよーな記憶にござる。

そして、"本店" を攻めてないことが、永らくの課題にござった。

支店と比べて、やや拓けた道路沿いに在る。
世のコロナ騒ぎがまるで嘘のよーな、おだやかに晴れた13時過ぎ、到着。

車は勿論、バイクが並ぶ。
房総ツーリング・ポイントとしてもってこいなのでござろう。さもありなむ。
風通し良い、広くてウッディな店内。さて。

■ 『アリランチャーシュー』 を、麺固めで。

支店と比べ、黒々と醤油を押し出し且つスッキリとしたビジュアルだ。初口!

強い醤油の当たりの中に、これぞアリラン!の強いニンニクが綺麗に溶け込み、
煮込まれたタマネギの甘み、ラー油の丸辛と相俟って御見事。

加水中程度のウェーブ中太丸麺。パツンパツンとする食感で実に愉しい。
単に固めにしたからではない、この麺のコンセプトだろう。

ズラリと並ぶ、まぁるいバラチャーへ。
本店のは深く煮染めたスタイルだ。サーッととろけて余韻を口中一杯に残す。

精緻でフレッシュ、極少にして眼の醒めるよな白ネギ。
全体の視覚と味を見事なまでに引き締めて、これも絶対に必要な要素にござる。

明るい印象の支店と比して、黒々と根底から湧き上がるよーな、深遠な "照り"。
本店と支店、同じぢゃないンだねー。どちらもサイコー!

☆☆☆

アリランって、外房と内房の間の山中で、
勝タンと竹岡のちょうど "あいのこ" ゆー図式を考えるのが愉しいが、
千葉人の好みが最もバランスよく結実しているのが実はこの形なのではないか。

内房では、その醤油面が異常に肥大化した、あの醤油の海となり、(⇒ 竹岡式)
外房では、その丸辛面が異常に肥大化した、あのラー油の海となった。(⇒ 勝タン)

この説は如何にござろう?

      

    

    

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