鬼平犯科帳

鬼平犯科帳ＤＶＤ

羽咋にいる頃に石川テレビで朝はいっていたのを録画、コツコツ貯めて大事なお宝になってます。
しかし全作にはまだまだ足りない。
買うと早いんだけどかなりするんだよな～金額。



どれもこれも平蔵の強くて人情味溢た、華も実もある裁きに惚れ惚れするよ。
人と言う生き物の強さ、脆さ、はかなさ、理屈通りにはいかない矛盾した生き方、全てを受け入れながら１番大事な事は決して外さず流されない鬼平の精神面の強さに憧れる。

本当の強さを持っている者ほど優しく、そして本当の優しさを知っているからこそ強くなれるのだろう。

鬼平は実在の人物
人足寄場を設けた事がよく知られてる（確か教科書にも載ってたような？）火付盗賊改役の四百石旗本の長谷川平蔵宣以の事
人足寄場とは罪人が更正し社会復帰出来るようにする為に考えられた所で今の刑務所みたいな感じ。

物語の多くはもちろん作家が作ったもので、大いに池波先生の考え方も折り込まれている。
史上の人物はいろいろな人が書いたりするけど、平蔵だけは池波先生じゃなきゃありえない。
初めて文庫本を手にして２０年、今だ読み返し何度も感動するよ。

物語の中には季節を感じる情景や風情のある美味しそうな食べ物がいっぱい出てくる、五鉄の軍鶏鍋とかとても美味しそう！熱くなった鍋をふぅふぅ言いながら突き酒を飲む場面などたまりません！
粂や伊三次、彦十のとっつぁんと、一緒に飲み食いできたらどんなに楽しいだろうか…（妄想）

江戸の町を食いしん坊な忠吾と一緒に見回りに出てるような気分になれたり、食べ物につられて読み進めるうちにどんどん引き込まれていく（笑）

この事は原作を読むのが１番なのだけど、テレビドラマの方もキレのいい台詞まわしや温かみのある吉右衞門さんの演じる鬼平もこれまた良いのでそれはそれで楽しめる。

という訳で
昨夜は鬼平上映会であった。

「火付盗賊改方、長谷川平蔵であーるっ！神妙に縛につけぇいっ！」

そしてエンディングのインスピレーションが流れ

やっぱいいっ！
もっかい見よ…


この繰り返し、寝たのは三時だった。。。

そして今夜も見るんだろな、見出すと止まらないんだよ（苦笑）