来週の株式展望 （２０１５／１１／６）

　　来週の株式展望　（２０１５／１１／６）

熊さんレポート

　■□　日経平均株価の動向と予想　□■

　本日の日経平均株価終値は＋149円の19,265円と続伸し19,200円台に乗せてきました。TOPIXも＋8.49の1,563.59ポイントと続伸となりました。
　日経平均株価の中期基調は上向き継続。短期基調も上向き継続となっております。
　日経平均株価のサイコロは○●○○●○○○●○○○「9勝3敗」。
　日足は窓空け陽線を形成、3日連続で窓を空けたので、本日で売りの急所とされる『三空』となりました。

　市場では「業績予想を下方修正した銘柄の下げが目立っているが、日経平均は直近高値を上回ったこともあり、全体の地合いとしては悪くない」「ドル／円相場が強含んだことで外需系が買われているほか、後場からは補正予算などの政策期待も強くなっているようだ」などと指摘されております。

　マエストロでは昨日に『本日の上昇で終値ベースで戻り高値を更新してきました。明日以降、10月30日のザラ場高値19,202円を上抜いてくれば、19,350円ほどまでの上昇も期待されます』と書かせていただきましたが、＋149円
の19,265円と続伸し、ザラ場ベースの戻り高値である19,202円を上抜いてきました。
　来週前半は、このまま19,350円前後への上昇が期待されます。しかし、過熱感は更に高まっております。19,350円前後まで上げてくると日経平均株価の上昇もいったんのピークとなり、調整入りの動きとなる可能性が高まります。注意してみていきましょう。

 

つとむ君レポート

◇相場を読む～来週の見通し（郵政効果と師走高アノマリーで）

今週の日経平均は182円高、3週続伸。 「28年ぶりの大型上場」だった郵政3社のIPOを無事成功させて、市場に安堵感、証券業界に達成感が広がった。個人の関心も物色もほぼ郵政3社に人気集中、短期売買の向きを含めて大幅に買い越す久方ぶりのフィーバー。フレッシュな大型ルーキーの登場で物色意欲も大改善、折からの決算発表で改めて見直す動きも出始め、先高感も戻り始めた様子。 折角のニューマネー・新口座を迎えての年末相場、次の焦点は補正予算や1億総活躍・緊急対策となりそう。足元の景況はマンションも高級車もストップ気味、停滞感が強まりかねない折だけに「郵政の含み益」で息を継げるのはかなり有り難いこと。 これで一山越えて、１カ月内には配当やボーナスも環流してくるタイミング、「11.19ボジョレーヌーボー」、「11.27ブラックフライデー」からクリスマス商戦☆☆、好業績下での忘年会、季節アノマリーからは弱気になる処ではなく。 来週は決算発表の終盤戦、中国の経済統計が連発し、週末がオプションSQ。今晩の雇用統計を超えて円安基調が維持されるなら、戻りを試す展開も可能か。 東証指数ウィークリーインデックスレポート 騰落率カレンダー（日経平均プロフィル）

執筆者： 山田 勉